大分市・府内五番街ジャズストリートに初出演。旧友達の応援が心を熱くする。

ちょうど半世紀前、東京から九州へ家族の大移動・・・東京都足立区で生まれて、立川の先の昭島や、横浜の山の手、川崎の平間、東京の新宿区と父の任地を家族ごと回った後、ポーンと遠く、九州の大分へ移動しました。
高校二年生の春。多感な時期で、高校卒業までの大分での2年間は、その後の人生の核になりました。
卒業後、進学で東京へ。それ以後は東京のほぼ西部に住み続けていますが、たった2年間しか居なかった大分に、今頃になってこんなにも関わることになろうとは・・・。

ちょうど10年前(2008年)の8月。35年ぶりに大分を訪れました。高校の60周年記念に混声4部合唱として作曲された素晴らしい校歌を、大分のサッカー場(当時の名前は九石ドーム)で卒業生と現役3万人で歌おうという地元OBの呼びかけに応じて、在京の同窓生たちと行ったのでした。
2008年は、30年間演劇音楽活動を共にした連れ合いが重度アルコール依存症で前年末に急逝した翌年で、何かが私の中で動き始める年でもありました。

出迎えた地元の同期生たち、特に懇意にしていた音楽部(合唱部)メンバー、を中心に「今村がまだ音楽活動をしているぞ、応援しよう」と立ち上がってくれ、その後毎年、演奏の場を作ってくれ人を集めてくれました。
転校生の私には故郷が無いので、彼らの温かさは身に沁みました。

あれから10年・・・大分市内の街の様子は大きく変わりました(駅も町並みも)。
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町並みの変化に私たちの世代は戸惑いつつも、いつの間にか新しい風景を受け入れて落ち着き、反対に新しいムーブメントの中にも大分のアイデンティティーを大切に残し組み入れる風情が感じられるようになりました。
時代の変化というのはこういう道筋を辿るのか、と感慨深かったのが(前説が長くなったけど)、今年の「府内五番街ジャズストリート2018」に出演参加した手応えです。
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このストリートは、まるで西欧の街角のよう。黄昏時の空の色は九州ならではの南国の夏の夜の色。旧大分銀行の赤煉瓦の色は、ここが鎖国時代もポルトガル人が街中を闊歩していた道の上なのだという事を彷彿とさせる。

忘れていた訳ではないけれど、長らくそのキリスト教精神に包まれた自由と敬虔で質素なしかし魅力ある異国風な空気感が、きっとあの戦争の空襲のせいかもしれないが、戦後は今ひとつだった気がする。復興に必死だったのだろう。昭和は進駐してきたアメリカの文化に押され西欧風は二番手、私達の世代はそういう中で育って来た。

今回、新しい世代の無垢でシンプルな気風と大分の歴史が、このジャズフェスティバルで姿を現した様な気がした。次の世代が熟成して来たのだろう。そして各グループの演奏はレベルも高くてしかも馴染み深く、私の知らない音楽の世界が大分にあったのだと知った。
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地元に大分に帰って来た同期のトランペッター渡辺俊治君・ドラムは山口県から駆けつけたジーン高橋氏

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客席は同期生たちで一杯。

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終演後、次のグループのセッティングの間、スタッフの方からインタビューを受けた。上手なので反対に「普段は何をしてるんですか?」と聞いたら客席の奥から同期生が「NHKのアナウンサーだよ!」と。ウワォ!鈴木遥さんというNHK支局のアナウンサーだそうだ。爽やか!


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渡辺俊治(Tp)・今村直子(Pf&Vo)・ジーン高橋(Dr)

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旧大分銀行の中は今、お洒落なカフェになっていた。同期生女子軍に囲まれる渡辺君。
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我々の演奏後、50年の歴史を誇る地元アマチュアビッグバンド「スウィング・エコー・ジャズオーケストラ」でも演奏した渡辺君。みんなで駆けつけた。素晴らしい演奏だった。
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数日間の大分滞在中、同期生達が入れ替わり立ち替わり、あちこちに車で連れて行ってくれ、ご馳走になった。
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犬飼、という街の名物「鮎」の料理。

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市内の竹町にある「いかや」で。透き通るイカの刺身や、関サバ・関アジのお造り刺身。凄い!!!今までで一番、大分の海の幸の豊かさを味わったと感じたのは、ちょうど旬の季節だったのかな?

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若い女の子の素晴らしいサックスの演奏。かっこいい。「スペイン」も見事にやっていた。

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来年もまた、このフェスに参加したい。

(写真は友達が撮影してくれたものも入っています。無断掲載。ごめん。)


















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by imamusic | 2018-09-04 23:25 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

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