誕生日プレゼントで生徒さん達から戴いた商品券・・・楽譜や音楽書を買った。

誕生日から2週間が経ち、毎日大忙しの日々がひと息ついた今日。
手元に残っている2万円のJCB商品券がある!!
メンバー10数人の、とあるコーラスグループの方達が、毎年レッスン時に「皆の総意です」と渡してくれるのだが、2万円という額は重みがあり本当にありがたい。

で、商品券ゆえに、日常生活費の足しというより、何か有意義な形のある商品を買ってくれた方々に報告している。プレゼントだから少し贅沢をして自分の為になるようなものを。・・・それでも貧乏性なのか、今までは電気掃除機を買い換えたりと、結局、現実主義な行動に出ていた。

今年も、全くの雲を食うようなものではなく、夏の札幌山小屋へ北大スキー部の集会に参加するのに、今は保存してある場所から運び入れるのが厄介になって来た部所有の電子ピアノの代わりに、重くなくてスピーカー機材もいらない鍵盤楽器を買おう、とまあ(やはり、現実主義的ではあるなぁ)最寄り駅前のヤマハ特約店「スガナミ」に行ってみた。ところがここは、立派なピアノショールームあるがアコーディオンや最近売り出した大人のピアニカなどは無かった。その代わり、楽譜売り場が結構充実している。道玄坂のヤマハが閉店してから久しい。楽譜は解説や書き方や内容や、色々中身をよーく吟味しないと買えないのでAmazonなんかでは検討できないのだが、それが久しぶりに出来て嬉しくなってしまった。

ちょうど先週木曜日、紀尾井ホールにアンジェラ・ヒューイットのピアノコンサートを聴きに行き、それがバッハの「ゴールドベルク変奏曲」全曲で、素晴らしかった記憶が残っており、よく就寝前にはグールドの有名な同曲のCDをかけたりして馴染みも深く、弾いたことは無かったので楽譜を急に欲しくなり探した。
その他、いつの間にか手元に無くなっていた大好きな曲集数冊も、商品券の心強さもあり・・・というか楽譜売り場に来るといつも金勘定のタガが外れる(~_~;)・・・、買った。

それらをピアノで一人弾く、超個人的な喜び。非生産的な・・・。だけれど最高級に大好きな時間・・・。それをプレゼントとして、戴いた。ただし、やはり現実的気分も働いて、昨今流行りの「大人のピアノ教室」のテキストの良いのもたくさん出ていたので、しっかり中身を吟味して良さそうなのを買ってみた。
大人のピアノ教室、コードで弾く伴奏ピアノ(保育関係のは昔からよくあったけど普通の大人向けのが出ていた)など、私も楽しんで教えられそうだし、そうなると大好きなクラシックピアノを弾くという非生産的な時間を間接的に生かして、レッスンで家賃や生活費を捻出できる・・・などと、またまた現実主義的考えの働く私だった。

ふと、その横に、モードについての本を見つけた。先月「モード奏法とは?」と聞かれて、よく分からなかったので気になっていたが、パラパラめくるとその答えがつかめそうで、買ってみた。
それから、ある歌手に最近、カッコいいブラスセクションのある専属バンドを作ってくれないかと相談され、少しやる気になって、むかーし若い頃テキストにした編曲の本(ヤマハ発行の大きいやつ)を探した。あの本ももう手元に無いので、バンドを作るなら昔取った杵柄で、もう一度小編成のビッグバンド編曲をやってみるか、とこれまた現実主義だがあの本が欲しくなり、少し関連のある、スコア入門、とかいう本を買ってみた。これもなかなか面白い。

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これだけ買って15,000円強。お、あと5,000円弱残ってるo(^▽^)o

で、帰宅してパソコンを開け、昔、独学で学んだ時の座右の書となったその本を「本 編曲 ヤマハ」で検索してみた。
うわー〜ー!!!あったあった!!!(下の写真はAmazonの商品写真)
1974年7月ヤマハ音楽振興会教育部ネム音楽院制作、川上源一編纂、芥川也寸志発行。新品は無くて中古で手に入るようだ。Amazonで5,500円。嬉しい〜〜〜!!!
買った!! 届くのが待ち通しい!!!
あの頃、よく道玄坂のヤマハの地下の楽譜売り場に行っていたが、これを棚に見つけて歓喜し、7,000円くらいしたけど思い切って買い擦り切れるように読み漁った。
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当時これを買った少し前に、桐朋学園演劇科の先輩達と創立した劇団テン・リトル・インディアンズの旗揚げ公演の二部作「ライオンビューティー」「104ブルース」の作曲を任され、10〜20曲のメロディ譜の伴奏のビッグバンド編曲を、ジャズピアノ師匠である原田裕子先生の紹介で東京キューバンボーイズの名アレンジャー今泉氏に依頼し、その演奏録音をなんとあの、シャープス&フラッツに依頼したのだった(原田先生は一時期シャープのピアニストでもあった)。大学在学時代、我々演劇科の同好会「ミュージカル研究会」は隣接する桐朋学園音楽学部の生徒達の素晴らしく豪華なビッグバンドの伴奏でオリジナルミュージカルを学園祭に公演していたので、卒業してから同様のことをやろうとすればこうする流れになるのだった・・・。

私は俳優修行中だったので音楽活動すると俳優活動が滞ると思っていたが、この録音の仕上がりと編曲のスコアを照らし合わせ眺めてる内に、中学時代ブラスバンド部での演奏経験や、オーケストラが好きで日本フィル定期演奏会に級友達と通った経験、その他諸々が要因で、なんとなくビッグバンドの編曲が出来そうだと思い込み、たまたまこの「実用ポピュラー音楽編曲法」という本が世に出たこともあって、独学で猛勉強した。赤字経営の劇団にとってはこのスキルは好都合で、以後劇団の劇判生バンドの編曲を数十年間続けたが、外部からの作編曲依頼も時々きた。
25才頃、今陽子さんをゲストに迎えて「今陽子のアンタッチァブル」というのを三百人劇場で公演し、彼女の専属ビッグバンドも付いてきたので、そのバンドの為に編曲したのが最初の大きな仕事だったかと思う。音大卒でもなくジャズ演奏家でもない自由さが受けてか、打ち上げで今さんのマネージャーから、面白いからと専属アレンジャーの依頼もされたりした(俳優がメインなのでお断りしましたが)。

その後、本格的に編曲を習いたいなと思い立ち、飯田ジャズスクールに通ったのは28才頃。翌年長男懐妊までお勉強が続いた。29才で長男、31才で次男、33才で三男と立て続けに出産育児の合間、世の中に突如、MIDIというものが出回り、シンセサイザーキーボードが生バンドの役目を果たすようになったので我が家に高価なシンセが突然運ばれてきた(高価であっても生バンドの人件費よりは安い)。それまでの生バンド編曲の私のスキルは、たちまち育児とのシンセ音楽制作との両立可能になり、以後、何百曲という数字で測れるかどうかわからないくらい次々に湧きいずる泉を音にしてきた。隣で子供達がハイハイし立ち上がり幼稚園へ通い始め学校に行きという一部始終を母として生きながら。

そう・・・この本が発行された1974年は社会もぐるぐる回るような活気があったが、私にとっても卒業したばかりの怒涛の一年だった。節操もなく有名3劇団を受験し、俳優座には落ち、文学座と民藝に受かった。親に更に10万円の入所金を払ってもらった文学座研究所に1ヶ月在籍したのに、演出家の渡辺浩子さんの見えぬ力に惹かれて民藝の研究所に入った。一方で先輩が旗揚げしたテンリトルインディアンズにもなんとなく加わり、その稽古場を共同使用していたジャズダンス教室にも通った。当時の歌謡曲界の名振付師・一の宮はじめ先生の教室で、率いるプロのBMダンサーズはテレビの番組によく出ていたし、深夜には有名歌手の振付もそこでしていた。
確か梅雨時だったと思うが、一緒に通っていた大学同級生達と私の4名が西城秀樹の新曲「激しい恋」のバックコーラスダンサーに選ばれ、その年の暮れまで西城さんとテレビやホール、地方へのツアーにも参加した。
先月西城秀樹さんが急逝されたというニュースが飛び交い、過去のテレビ番組の映像がYouTube動画でよく見られているようで、知人が「これは今村さんかな?」と紹介された動画があった。まさに1974年、あの頃の私だ。ダンサー4名とも大学の同期や前後の友人達で左から二人目のピンク色が私だ。若いし、細いしっ!!・・・懐かしい。


劇団民藝では研究所のダンスレッスン講師の森田守恒氏(大学の先輩でもある)のステージアシスタントとしてNHK児童劇団公演ミュージカル「風の又三郎」の指導をする仕事をもらい、西城秀樹の仕事の合間に渋谷のNHKにも行き、その合間に青山の民藝にも顔を出したら、樫山文枝さん達大先輩が食事中の食堂のテレビに、収録したばかり「激しい恋」で踊る私が映り、恥ずかしい思いもしたものだ。その晩秋に、尊敬する奈良岡朋子さんや宇野重吉さんの居る「民藝」の本公演には一度も出ずに、若気の至りか、長い手紙を書いて劇団に送っただけで辞めてしまったのは、良かったのかどうか・・・。そうとは知らずに劇団から作曲家・渡辺岳夫さんの助手という仕事依頼の打診がきたのは、辞めて数日後だった。渡辺岳夫さんの名前は映画やテレビでよく見かけてはいたが、まさか渡辺浩子先生のお父様だったとは後から知った。大きなチャンスを逃してしまった。

さてと。2005年から演劇関係を全てやめてジャズを中心にした音楽の世界に入ってきた私。なんだか、ジャズの分野の仲間入りをしてしまったように見えるが・・・これから数年がその後の動きの種になる。おとなしく教室運営を中心に指導だけしていれば首が回らないということもないだろうな。編曲やバンド活動はスポンサーでもいないと大変だなあ。

それでも、私にしか出来ないこともありそうで・・・。うむむむ。






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by imamusic | 2018-05-30 14:37 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)  

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