演劇的ジャズソング…ピアノ弾き語りで。金曜日夜、新橋にて。   

d0135567_18230837.jpg

自主企画「さくらジャズコンサート」3年目の今年、少し趣向を変えてプロのミュージシャンをゲストに迎えるライブで始まりました。

1月のゲストは、沖縄民謡歌手の阿麻和利健さんの三線弾き語りによる「沖縄の心」。

2月のゲストは、ニューオリンズ系ジャズトロンボーン奏者の松本耕司さんとのデュオで「サッチモと平和」。

3/17は、久しぶりに私のワンマンソロにした。テーマは「演劇的ジャズソング」。

私の中でのその原点はクルトワイルの「三文オペラ」。ジャズソング「マックザナイフ」としてアメリカで有名になった曲は、「三文オペラ」の冒頭「オーバーチュア」の楽団演奏が終わったあとに続いて歌われる「モリタート」だ。

イギリスの港町ソーホーの人通りの多い街角で、まだテレビはおろかラジオも新聞もなかった18世紀前半、世の中のニュースは手回しオルガン弾きの辻歌で広まった。「マックザナイフ」の歌詞はこれから始まるお芝居のストーリーのイントロダクションだ。

いつの世も、人生や社会は矛盾だらけで、善悪は裏腹。「必要悪」という言葉もある(三文オペラの重要なキーワード)。作者のブレヒトは、その不条理の有様をお芝居で提示してみせ、最後に解決方法を観客に委ねる。勧善懲悪で解決するお芝居なら、どうせ絵空事と思っても何かスッキリするものだが、ブレヒトはそういうオチにしないところが厄介であり魅力でもある。このブレヒト演劇にたくさん触れたからか、10年前の私の誕生日コンサートのテーマは「業」、今年から表に出す私の事業所の屋号は「オフィス・ミストーン」だ。ミストーン…ジャズ用語で間違いの音の意味。悪戯っ子ほど可愛い、とも似ている。「負」はエネルギーの源であり、そこからこそ目標に向かっていける。目標に向かう勢いそのものが、人生の、生きている事そのもの、だ。

平和…とは、心の平安を持ち生きる事ができる社会、だろう。戦争が無くても、平和でない場合も多々ある。そして、他人とだけでなく自分自身の中だけの闘いの時もある。

歌にはそれらが暗示的に混ざっている。作者の意図をはるかに超えて、それらは空中を舞い、人々の心の中に押し寄せ、受け取った人が育む。

そんな事に、一曲一曲向き合いながら、皆さんと楽しみたい。

ジャンル?そんなもの!なんだっていい。でも私が演奏すると、今は割合、全てがジャズになる。







[PR]

# by imamusic | 2017-03-13 17:24 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

3月のいまむら直子(piano & vocal)ライブのお知らせです。   

まだ2月ですが、今朝は近くで満開の桜を見ました!
d0135567_23202105.jpg
ほら。これは、どう見たって、さ・く・ら、、ですよね?
d0135567_23215330.jpg
桜の木の右側は農大一高。道の左側は東京農大です。
d0135567_23160911.jpg
世田谷通りに面した農大の正門前と違って、一歩入った道のここはとても静かで、通りの向こう・・・小田急線経堂駅方面から「農大通り」という名称の商店街や住宅街通り20分くらい歩いて到達する裏門がすぐ左側にあります。
d0135567_23283003.jpg
そう、振り返って世田谷通り方面を見ると、右側に農大の校舎と裏門。今日たぶん初めて来校したらしき人が「へえ~、ここが正門ですか~」と言っていた。それほど立派な裏門です。この道は戦前は無くてとても不便だったので陳情して通してもらったらしい。
d0135567_23332972.jpg
どうも光の具合がイマイチで「わぁ~綺麗!」と思った雰囲気がiPhoneカメラでは表現できませんが、見事でした。

そんな2/22。いつもなら来月はまだ少し先、という感じですが、おっとどっこい。2月は28日しかなく、来月はもう目の前。ですので、そろそろ来月のライブお知らせします。
d0135567_23461234.jpg

1()19:30下北沢「音倉」1st.ボーカルセッション/2st.Nao & 音倉亀仙人スーパーバンドのDancing雛祭り!」サンタナ他あの70年代Discoサウンド!一緒に踊ろう!!!(北川涼gt神村tp&pec.山口bass島田drums)

d0135567_03210371.jpeg

3()19:30柴崎「さくらんぼ」トロンボーンとピアノと歌 松本耕司(tb)

d0135567_23485905.jpg

5()19:30赤羽「Bフラット」弾き語りソロ

6()16:00ベネッセ「グランダ桜新町」ジャズ&昭和歌謡・ソロ弾語り

7()19:00赤羽「Bフラット」デキシーショーケース下間Tp小出d

12()13:10麻布十番コージーサークル「チャリティスマイル音楽会」

d0135567_13434495.jpg
12()19:00三軒茶屋キャロットタワー26F「スカイキャロット」
d0135567_23513267.jpg

15()19:15成城「F.GICCO」ソロ弾き語りLive (Session)

17()19:00新橋「ベッラ・マッティーナ」さくらジャズコンサートVol.26

19()18:00新宿「ひだり馬」セッション(Cool&HotJazzBand)

20(月祝)12:00青山「ジャズバード」雪村いづみ傘寿 Music Party

21()19:00赤羽「Bフラット」デキシーショーケース下間Tp小出d

25()13:00下北沢「音倉」ジャズコーラス祭りVol.2 

 けやきボイス、ShoofiesCarat4、ハートフル合唱隊、U-GirlsGospel

d0135567_23540122.jpg
3月もよろしくお願いします。
d0135567_00000584.jpg






[PR]

# by imamusic | 2017-02-22 23:55 | 月別ライブスケジュール | Trackback | Comments(0)

春一番の嵐の中に、郷愁を誘う沈丁花の花の香りが舞い始めた。私の花も咲き始めた。   

今宵は、Fさんのお土産の「沖縄の温泉の素」を湯船に入れて、この丘の上の、春一番の嵐でガタピシ音がする木造家屋の、ささやかな幸せの内風呂にゆっくり入ろう。
d0135567_23291746.jpg


Fさんは、ボーカルやコーラスの生徒さん。たかが過敏性腸炎なんかでヒーヒー言ってる私なんか足元にも及ばないガタガタの身体なのに、レッスン時には楽譜だけでいい筈の荷物に加えて、いつも申し訳ないくらいの御馳走弁当や、糖尿病の私を気遣ってのお手製サラダをたんまりと運んで「はい!センセ!」と置いてってくれる。
最近、南の方へ旅行に行ってきたようで、旅先でも東京にいる私の胃腸炎を心配して、食物でなく、沖縄のシークァーサーの香がする温泉の素や石鹸や沖縄デザインのハンドタオルなど、心温まるお土産を買ってきてくれた。

私の生徒さん達…人生も私と同じような長さを味わってきて、歌声そのものにそれがにじみ出ているような、優しくて愉快で頼もしい人達ばかりだ。
あまりにも体調不順で落胆していた数ヶ月だったが、思いもかけず、たくさんの人達に励まされ、普段は気がつかなかった愛のシャワーを大量に浴びた。

どこに向かってお礼の念を発したらいいのか分からないほど、愛のシャワーで360度+三次元方向から包囲され、私に顔をクシャクシャにされて嬉しさに困り果てているガル(3年前死んだ我が愛犬)の気分だf^_^;

ま、とにかく、叫んでみよーか(=゚ω゚)ノ

あ、り、が、とーーー!

あんなに緊張した先月の初の大腸カメラ検査も、鉄腕アトムの漫画に出てきたような未来の機器「CT」の先週の人体検査も、結果は「何にもありません、全く綺麗です」という国立医療センター消化器内科の医師の断言で終わり(画像の解像度のあまりの綺麗さにビックリ感動!)、結局、内的原因は無くなってしまった。つまり身体は元気!ってことは心なの?へ?この心臓に毛が生えた鈍感人の心?ヘェ〜〜…。

でも、特に病名は付かなかったものの、5月後半に行く予定のデキシーバンドの欧州ツアーに下痢状態のままで行きたくないぜ〜😢

「先生、今後は、固めたい!それなりの薬を〜〜!」と食い下がり、ラグビー選手のような消化器内科の医師が、あいわかった、と処方してくれたのがポリフルという大きな錠剤。後日知り合いの薬剤師が「あ、それ過敏性腸炎の薬ですね」と言ったので、初めて私は過敏性腸炎なんだと認識した。

以後、真面目に薬を1日3回飲んでます。
薬を毛嫌いしていた私だけど、悪くないないなあ。なんだか、どんどん回復する感じ*\(^o^)/*

今日はそれとは別に月一で通院中の糖尿病検診。腸炎のお陰で2〜3kg痩せてた。ヘモグロビンA1もあっという間に7.1まで下がってた(半年前は8.8だった)。

急に元気が戻って、仕事がはかどってます!こういう感覚が好きだ。
心機一転、ガルを看取ったこの家を離れ、数百メートル離れた新しい場所で、私の仕事や活動を良い形で発展させる研究所・STUDIO GERA(仮称)を4月以降運営していく。人生のラストスパート。落胆の半年間が反対にバネになり、これが最後の挑戦、という覚悟が決まった。

自分を見つめたい、探したい、深めたい、という旅に出た52才。ケジメでもあったバースデーコンサートの意味が一番強かった55才コンサート(テーマは「業」)@青山曼荼羅、60才までは仕事より研究と決め実験活動を繰り返した。60才以降は音楽で生活に責任を持てるような仕事モードに切り替える、という青図を描いていた。
60を越える頃「まあ待てよ、もっと自然を感じて生きようぜ」と喩してくれたのは、亡きセントバーナードのガルだ。彼のお陰で大切な宝を胸に落とす事が出来た。それを持って新しいスタイルを作っていきたい。それはもう、慢性過敏性腸炎にはならないタイプのスタイル。気が付けば…5月には65だ…。

d0135567_23291773.jpg


[PR]

# by imamusic | 2017-02-20 22:11 | 糖尿病とのお付き合い | Trackback | Comments(0)