いまむら直子VS松本耕司Duoで、北海道サマーツアー7/14〜17、今年も行ってきます。   

7月に入った途端、猛暑になった東京。暑いです。そしてまだ梅雨も抜けきらない高い湿度。
蚊取り線香、うちわ、よしず、浴衣、縁台、風鈴、そして・・・ビール?高校野球?・・・そうそう、子供の頃、昭和30年代はそろそろ蚊帳を吊っていたな。
日本の夏、東京の夏、日陰が恋しい、時折吹く涼しい風にホッとする。7月も半ばになると、そろそろ花屋さんか八百屋さんの店先にお盆の迎え火を焚くおがらや精霊馬のナスやきゅうりの入った籠が並ぶ。嫁ぎ先の義母はその昔、つまり終戦前後、産んだ赤ん坊が二人もすぐに亡くなり、やっと育った三人目の一人息子の我が旦那様の命が宝物だった。義母から見れば男ばかりの三人家族の中に、たった一人の嫁の私は更に三人も男の子ばかりを授かり、しかも義母と私は音楽家同士で教えたり演奏したり練習したりそれによって稼いでやりくりしたりと男勝りの多忙生活。そんな中、毎年この季節は二人で墓参りをし、迎え火送り火を庭先で焚き、仏壇へのお参りをしていた。男どもは促されて神妙に続いてやっていたっけ。たまたま、旦那様が7/13の誕生日で亡き兄姉が新盆に生まれ変わりを授けたとも思ったのだろう。7月半ばはいつも、1週間ほど我が家はお線香の匂いに包まれていた・・・。そんなわけで、義母との長い習慣からこれは女の仕事という気持ちが残り、特別な霊感も感じる月で、亡き魂に導かれ自らの生き方を襟を正して問うような改まった月だ。亡くなった人達に比べれば猛暑の大変さはむしろ生きている証拠。そんな7月がやってきた。空の上には、そろそろ10年前に亡くなったあの旦那様も、まだかいな、早く迎え火焚いてくれよ、と酒瓶片手に三途の川の向こう岸でうろうろ待機しているようだ。

そんな7月半ば、旦那様が亡くなった2年後から毎年北海道ツアーを行なっている。一昨年までは北大山スキー部関連の行事や訪問ライブで、山小屋や病院やホテルや北大キャンパス内で演奏させてもらっていた。時には昔部員が山で雪崩遭難した場所まで一緒に登り追悼したり、年配の山男たちと山小屋で寝泊まりして面白くて深い話をたくさん聞いたりした。
去年から、同時期に札幌市内でジャズ祭をやっている「SAPPORO CITY JAZZ」に出てみようかな、とふと思い、演奏音源や履歴書を送って、プロアマが自由に参加できる「パークジャズ」というのに応募した。運良く通り、東京から最近デュオを組んでいるトロンボーン奏者松本耕司さんと共に出演した。それに絡めて今までも北大関連のツアーでは寄り道して演奏していた所に再び続けてライブを組んだ。
今年は北大山スキー部の方も山小屋ではなく札幌市内の部所有のシルバーロッジでの演奏も加わった。

いくつまで出来るかな、北海道ツアー。今年はまだまだ元気で回れそうだ!!

d0135567_16491947.png
「SAPPORO CITY JAZZ」にはDuoのゲストとしてMOTOKOさんも共演します。


d0135567_13273294.jpeg

d0135567_13275512.jpeg


d0135567_11235549.jpg

お近くの人は、ぜひ遊びに来て下さい。各フライヤーに予約の連絡先も載っています。








[PR]

# by imamusic | 2017-07-04 13:29 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

7月のいまむら直子(Piano & Vocal)ライブ予定です。   

2017年も後半が目の前です。個人的には怒涛の前半でした。春には8年ぶりの引越し、続いてヨーロッパ遠征旅行。帰国してようやく落ち着き始めた7月から、新しいスタジオで教室や音楽制作を始めます。今までの活動をより良い方向に向けて前進したい。アイデアが色々湧いてきています。楽しみながら、時々はのんびりしながら、私らしく。
ライブもしばらくは、今までの流れを続けます。7月は初旬に草津でのライブに出かけ、中旬は例年のごとく北海道ツアーです。今年も「SAPPRO CITY JAZZ」というフェスティバルに出演します。
7月もよろしくお願いします。
d0135567_01425877.jpg

[PR]

# by imamusic | 2017-06-24 01:43 | 月別ライブスケジュール | Trackback | Comments(0)

Europe tour 2017-5.18-30 with Dixie Showcase 2   

After 3 weeks from the end of hot days, the rainy season has come here, in Japan.
あの熱い日々の終わりから3週間が過ぎ、そしてここ日本は、梅雨になった。

Gentle Rain always take away memory and feeling from us.
静かな雨はいつも、過去の記憶や想いを洗い流していく。

I wonder if we really went to that country like Gulliver's story,Holland?
私たちは本当にあのガリバー物語のような国、オランダへ行ったのだろうか?

And we played jazz with those giants in Holland?
そして、あの背の高いオランダの人達と一緒に、ジャズを演奏したのだろうか?

For the last 5 days, we enjoyed the scenery of southern Holland.
The third day, 5/26, we played at the Breda Jazz Festival.
旅の最後の五日間、私達はオランダの南部の風景を満喫した。
その3日目つまり5/26、私達はブレダ・ジャズ・フェスティバルで演奏することなった。

オランダ人の生物学者でトロンボーンのアマチュア演奏家でもあるウィリアムさんが、ここオランダでの世話人だ。5〜6年前から我が「デキシーショーケース」とは親交がある。彼が仕事で来日した時はトロンボーン持参で新宿トラッドジャズ・フェスティバルや赤羽のライブハウス「Bフラット」ライブにたびたび現れ、私達の演奏に加わった。そしていつも言っていた。「いつかオランダのブレダ・ジャズ・フェスティバルにおいでよ」と。私達もその気持ちは十分にあり「いつか行くよ」とは返しはしたが、ヨーロッパは遠く、メンバーたちには諸事情あり、実現不可能と思っていた。しかし、神様が与えてくれた、殆ど七夕の織姫と彦星の逢瀬のタイミングのような星の巡りの偶然と必然によって二度とない条件が揃い、おそらく生涯に一度と思えるこの旅を実行できたのだ。オーストリアのリンツから、TV番組「世界の車窓から」もどきの電車の長旅でドイツを丸々横切って、オランダのユトレヒト駅に着いた。迎えに来ていたウィリアムさんはあまりの感激に目が潤んで顔が紅潮していたが、その涙を見て、去年「ブレダ・ジャズ・フェスティバルに出演申し込みしようと思うんですけど、どうですか?」とバンマスの小出さんに声をかけた言い出しっぺの私は、本当に報われた気がして、胸がいっぱいになった。前半のスペインやオーストリアの世話人の方々も約1年ぶりの再会を心から感動し目一杯歓待してくれ、私達も信じられないような展開に心が踊り、幸せに浸った。しかし、ウィリアムさんとバンドとの心の絆は更に深い。用意してくれた宿(大きな部屋にたくさんベッドがある合宿所のようなB&B)や、最終日に訪れたウィリアム邸がある場所が、街から離れたのどかな田園地帯で牛や羊の方が人間より多く、そんな場所に「あちこち行かずゆっくりしなさい」と5日間のウィリアム流・オランダ流の夢の時間を計画してくれたのだ。コウノトリの巣が庭にありカエルが鳴く美しく整備された庭のある宿での緩やかな時間や、ほとんど自転車で回った数キロ四方のサイクリング散歩で見た伝統的な村の人々の祭りや古城や風車や河べりでの様子への感動・・・これらが私達にはたぶん、この2週間弱の旅での一番の至福の喜びと発見であったと思う。日本に居て想像していたヨーロッパ旅行、昔仕事で滞在した事のある人が想像していたヨーロッパとは全然違う。今回の旅は、このメンバーがこの年齢でこの年にこういう状況や条件の中敢行した、というところに、唯一無二の珠玉の価値がある。

それでもまずは、報告するのに分かりやすいので順序を変えてオランダ滞在三日目のブレダ・ジャズ・フェスティバルの時間から「続き」を載せます。
オランダ南部のブレダという小さな古い街で毎年開かれていて、日本では神戸ジャズ・ストリートと提携しているそうです。
d0135567_12190782.jpeg
ブレダでの演奏終了後、演奏会場の前で記念撮影。この日の日没はなんと21:45頃。私達は18:00からのステージで20:00頃終了した。20:00過ぎてもまだ夕暮れ前という感じ。
d0135567_11294970.jpeg
中央広場の特設ステージではウィリアムさんが所属するビッグバンドの演奏があった。
d0135567_11530725.jpg
私達と同じデキシースタイルのバンドはアンプラグドで路上ライブ。
d0135567_11561801.jpg
小さな川の橋を渡った先は学校の校庭を利用した野外ステージ広場。
d0135567_11582836.jpg
あちこち見て回りカフェで休憩の観客。このフェスは入場無料で自由。オランダでは車椅子に乗った人達が健常者と同じように外出を楽しんでいる。

d0135567_15414568.jpg
見物しながら歩いていたら、ビルの中庭にあるカフェから聞き慣れた音色とフレーズが聞こえてきた。おお〜! 我らのトランペッター下間晢さんだ。このフェスティバルの招聘ミュージシャンとして毎年東京から来て出演している花岡詠二さんのステージを見物に行った下間さんが、懇意の花岡さんから呼ばれて共演していた。どんな状況下でも、下間さんのトランペットは人々を間違いなく魅了する。


熱心に聞く私を見ていた隣席の金髪のオランダ人女性が「Your husband?」と聞くので「いやいや、あのトランペッターは私達のバンド仲間だ」と英語で返した。すると大喜びして急に仲良くなり、その後の私達の演奏をご主人と聞きに来てくれ、facebook友達にもなった。ロッテルダムから来た彼女はジャズが大好きで、それほど気乗りしてなさそうな寡黙なご主人を連れて一生懸命オランダ語で説明して居た素敵な夫人だった。

d0135567_14062388.jpg
その後、ウィリアムさんのトリオの演奏もこのカフェであり、下間さんと共にクラリネットの菅野さんも客席に居たのを呼ばれて、このステージに一曲参加した。
d0135567_11233617.jpg
我々が演奏するHijgend Hertという店の前に張り出されて居たプログラムに18:00からDixie Showcase(Japan)と書いてあった。
d0135567_13494925.jpeg
18:00になった。出入り口の外でまず数曲演奏してから中のステージへ。広い窓があり外が見えテラス席もあるカフェ「Hijgend Hert」で、ブレダ・ジャズ・フェスティバルに初出演のデキシーショーケースが演奏。
d0135567_13540375.jpeg
MC担当は、何故か、むちゃくちゃ英語の私。むちゃくちゃぶりで仲間が笑ってる。「私達は日本から初めてオランダに来た、多分これが最後で二度と来ない、何故なら私達は高齢なもので。今居合わせている人達はそんな場面に偶然出くわしてラッキーだ。だから今すぐ携帯電話で今言った事を友達や家族に伝えて、すぐにおいでよ、と誘って。滅多にない事だから。」とか「今からチャイナタウン・マイ・チャイナタウンを演奏するが、あなた達は中国人と日本人の見分けがつくかい?とてもよく似てるけど違うんだ。どこが?まあ目が細いよね、中国人は我々より…。ではバンジョーから。聞いてね!」みたいな事を、思いついたままにいつもの東京ライブと同じように、滅茶苦茶英語でやった訳です。でもその都度客席は笑い、伝わったようで嬉しく、「アリガトー」と叫んでくれる人も居た。
d0135567_14114839.jpg
オランダの一日は長い。街は時間を追うごとに音楽のるつぼになっていった。
d0135567_14134438.jpg
d0135567_14144844.jpeg

d0135567_14160598.jpeg
路上の賑やかなセッションに、私の横で見物していた菅野さんが、たまらずクラリネットのケースを開け楽器を組み立てる。お?!と期待の目が注がれる。何コーラス目かの終わり少し前に立ち上がり参加者に一礼してお辞儀する菅野さん、受け入れる演奏者達。心から愉快で楽しく、嬉しいひとときだった。
d0135567_14212033.jpeg
フェスティバルは日没後も続き、だんだん演奏のジャンルは大音量のロックが多くなる。と共に背の高い若者達でごった返していく。左側の角の赤い外装の店の二階で打ち上げ(というか夕食)を食べ始めたのは22:00過ぎ。日が長いのでそういうスタイルなんだと、ようやく諦めがつき始めた私達。やっぱり日本人の生活サイクルとは違い・・・疲れました。
d0135567_15164863.jpg
宿に帰宅したのは日付変更の前後、夜中の0時頃だったにもかかわらず、日没後のこの明るさ(・・;) このくらいの時間になると、宿舎の庭の奥のコウノトリ巣にオス鳥が帰って来る。少し前からメス鳥が立ち上がり待っていて、突然どこからともなくバタバタッと帰還すると短い間けたたましい鳴き声でつがいの愛撫をしすぐに静かになる。まだ飛べない雛が巣の中にいるらしい。

----------------------------------------------

d0135567_14271364.jpeg

翌日はブレダから数キロ離れた静かな街の広場のようなオープンカフェ「Oncle Jean」で演奏。ツアー中ユニフォームを着て演奏する最後の場、という事で心地よい緊張感があった。
d0135567_14360006.jpeg
マイク無し、生ピアノ、外気の中、木立のある広場・・・ここでの演奏は一番良かった。前夜かなり遅い時間に宿に帰ったが、ブレダでの演奏を録画していた為それをチェックするつもりで見始めたカメラ担当のバソコンを、「全員で演奏チェックしなさい」という指令がバンマスから出て、バンド始まって以来初の研究会モードになった。これに全員前向きで意欲的に参加して自分たちの演奏に向き合った、という流れがこの日の演奏に活きていた。画期的な出来事だ。今後のデキシー・ショーケースに期待したい。私も含めて。

d0135567_14421556.jpeg
5/27(土)当ツアーでの「デキシーショーケース」ライブ最終回。スタッフ内2名(あと2名は写真撮影中)と、ウィリアムさんと、彼の大学時代からのバンド仲間の同級生と。

翌日はいよいよツアー最終日。川べりに建つウィリアム邸の庭や桟橋から川へ周遊したタグボートでのバーベキューパーティとセッションライブ。

(続く)



[PR]

# by imamusic | 2017-06-20 14:43 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)