9月のいまむら直子(piano & vocal)ライブ予定です。   

夏休み・・・という懐かしい季節感覚、きっと学生たちは残り少ない日々を思い思いの気持ちで迎えていることでしょう。

9/1は、東京の小学校なら始業式と防災訓練の日。宿題提出日は翌日かな?でも今年は翌日は土曜日。月初が週末なんですね〜 。つまり、結局、学生さんたちは9/4月曜日まで宿題提出は延ばせるのかな?

8月末から9月上旬にかけて、私は主催する「ハートフル・コンサート」の準備で大忙し。毎年9月第二土曜日を丸一日使って行うアマチュアコンサートで今年は第10回目。久しぶりに北海道大学山スキー部OBたちの「長靴合唱隊」が全国から集まって山の歌を披露してくれます。

さて、9月のライブスケジュールをどうぞ。
d0135567_20154200.jpg

●9/10三軒茶屋「スカイキャロット」ライブは10月より内装工事のためこれで一旦終了、最終回です。

●9/15(金)夜「さくらジャズコンサート」@新橋「ベッラ・マティーナ」は、シリーズ最終回です。この日は私とShoofies出演予定。

●9/16(土)昼・弾き語りライブ(Bass寺門和宣)@横浜「ファーラウト」は、新しく始めるライブです。セッションOK。ぜひ歌いに来てください

●9/29(金)夜、横浜ファーラウトにて、琵琶弾き語りの吉田さんとコラボです。必見!

9月もよろしくお願いします。











[PR]

# by imamusic | 2017-08-25 04:18 | 月別ライブスケジュール | Trackback | Comments(0)

新しいスタジオで開催した「Step To Peace」2017夏。   

d0135567_01282496.jpg
「STUDIO GERA」という自宅スタジオをオープンして3ヶ月半。
ここでする事の一つに、どう生きるべきか、という事を、
とりわけ「平和」をテーマにして、みんなと考えたい、という気持ちが事前にあった。

8月は終戦記念の日だ。原爆記念日でもある。そしてまた、旧盆でもあるんだ。雲の上からの視線を感じる日々。
さて、どうしたらいいか・・・迷った時は大抵図書館に行く私。貧しい頭脳を刺激し、企画してみた。
具体的に、終戦記念日の前日・8/14に「Step For Peace!」という歌や朗読の会を開催でき、何かホッとした。
d0135567_11094524.jpg

昼・夕方・夜と三回に分けてやったので、集まった人たちの顔ぶれも違い、同じテーマでも内容は大いに違った。

各回10名強の集まりで、①ではコーラスグループ「Shoofies」メンバーも集まり平和の歌を数曲歌ってもらい、広島や長崎の子供達なら行事では歌っている馴染みの曲らしい「折り鶴」や「青い空は」の歌唱指導もした。
d0135567_02212781.jpg
絵本朗読は初企画で、本の絵をプロジェクターから投影しながらの久しぶりの朗読、演劇表現をした。

野坂さんの、悲しくて恐ろしい場面でさえ、優しい眼差しで描かれている文章は、戦争中でも一般人ならきっとギリギリまでユーモアや愛を大切に生きていたに違いない、そこが人間の救いである筈、と思える私の感性にハマり、またそれに共鳴した黒田さんの絵もあたたかく可愛くて、それを伝えたいと思う私の気持ちが、この形ならシンプルに楽しく出来ると確信した。
d0135567_02222531.jpeg
d0135567_03432238.jpeg


それから、数日前の広島・長崎での平和宣言全文を翌日の朝刊の文面を参考にコピーして配り、小学6年生達の演説文は、私の後に付いて声を出してみんなで読んでみた(これは毎週ご近所さんと公民館でやっている健康ボイトレのやり方と同じ)。大きな声で人前で読む、というのはしっかりした準備が必要・・・。同じ日本人同士なのに、広島や長崎の人たちは子供の頃から、こういう文章を考えたり心を込めて読み上げたり、間違えないよう、きちんと届くよう訓練する日々を送っているのですね。声に出して読むとそういう格差や苦労が少しはわかります。だって、案外上手くは読めないですから。せめて少しでもその心に添いたいと思う。

声を出すと気持ちが広がって、参加者の中から、戦前生まれの人は学童疎開や防空壕の思い出の話、戦後生まれでも親や親戚が被爆し子供の時から直接聞いてきた話など、プログラムにない展開で、語り部という身構えるような形ではなく自然発生的なお喋りになったのが良かった。

②の夕方の部は入れ替わりメンバーで、お隣の小学生も来てくれた。小学生がいるとまた気分も変わる。急に未来が視野に入ってくる。来てくれてとても嬉しかった。
この回は、1945年夏、被爆した数日後に広島の市内に入り地獄の惨状を見た母上の手記を前に出て朗読してくれた人がいた。恐ろしい情景を見てしまった母上が、語るのはもちろん、思い出すのもどれほど辛いかが、娘さんが読んでくれた生々しい描写の言葉でわかった。客席で涙を流す方も。声を震わせて朗読してくれた彼女は「これで母の戦後がようやく終わったと思う」と言った。読んでくれてありがとう。

その後、僕は料理をするよ、と言って参加しにきた同級生のU君が腕を振るった料理を、②の参加者と③の参加者と私との6〜 7名でご馳走になった。鶏の煮込みヴェネト風(ボルチーニ入り)、ナスの日本酒蒸し、エビと椎茸のアヒージョ、茹で豚ゴマ風味ソース、鰹油煮入サラダ、茹で豚のスープジャズ芋入り、その他(青菜炒めもあったような)・・・それにワイン。超美味しかった。

そしていよいよ③のスタート。②とディナーの人達がそのまま居残り、Uシェフも実は合唱サークル仲間でジャンル問わずの音楽好き・・・もう戦争の話はいいや、という気分になり、昭和のヒットソングを片っ端から歌った(^ ^)

ピアノ伴奏で、グループサウンズ、ニューミュージック、歌謡曲、ヒーローものTVドラマ主題歌・・・昔、学生の頃、遠足のバスの中で歌ったような曲たちを、一番だけどんどん休みなく、50曲くらい歌ったかな。その頃の思い出話に花が咲き、ワイワイ言いながら、歌詞表もなく皆覚えていて、大声で歌った。あっという間に1時間半が過ぎ、スッキリ気分で本当に楽しい時間だった。

帰り際「昭和歌謡の歌声喫茶、またやってくださーい!!!」とか、「発声と朗読の会やってください」とか、新しいニーズが出て来た。
翌日参加者からメールも来た。
音楽はもちろんのことですが、朗読に心を打たれました。野坂の童話もよかったですし、来会の方のご家族の手記にも
涙が出ました。」
「ふだん黙読しかしたことがないのですが、声に出して読むのがどれだけ大切かを感じました。文章を体で納得できたのが嬉しかったです。声を出してみると、いまむらさんの声と抑揚がどれだけ素晴らしいか、あらためてわかりました。」
敗戦の日の前夜を有益に過ごせた。」
「良い企画だった。」

とても励まされる言葉を受け取りホッとしました。
新しい企画は迷いも多く、準備も底なし沼のようで確信もなく、胃痛になります。今回も直前に胃が痛みましたが、手応えがあり嬉しく、今後の礎になります。

参加してくれた皆さん、ありがとう。














[PR]

# by imamusic | 2017-08-25 03:40 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

「戦争反対!」と・・・初めて叫んでいた、水曜の夜。   

8/9(水)は、自転車で自宅から15分弱の用賀駅前にある居酒屋ライブハウス「キンのツボ」、つまりは「地元」での馴染みの店の、隔月レギュラーライブだった。相棒ベーシストも多忙で来れず、久しぶりに弾き語りソロの自由を楽しんだ。
連日猛暑でうんざりの東京・・・しかし予想に反して席はある程度埋まっていた。高齢の方も、いやむしろ高齢だからか?暑さなど意に介さない平気の平左で元気・・・さすが昭和の生き方達人達だなー。

クラリネットやハーモニカを吹く人、ドラマーのダンディマン、ボーカル愛好家、声優さん、ジャズコーラスの皆さん、など芸達者も多く、1ステージ目のみ私の世界に集中したあと2ステージ目からどんどん入ってもらってセッションを楽しんだ。

Shoofiesは9/9のハートフルコンサートに全曲アカペラで歌うことにしたので、試しにそれをやってみた。美しい「Moon River」のハーモニーになった。ついにここまで来たかと感慨深い。コーラスの醍醐味はやはり無伴奏合唱だろう。

ラストステージでは私が加わって歌い出しメインソロを担当しShoofiesがバックコーラスをつけるところから始まる「ダウン・バイ・ザ・リバーサイド」を別のコーラスグループではソロを担当しているSさんと二人でソロを歌い、武器を川に捨てに行こう、と繰り返すこの反戦歌を、ドラムやクラリネットも加わり歌った。

Shoofiesのメンバー達は結構硬派な精神の持ち主もいる。彼女らとこの歌を歌う時は、何か強めの意思に後押しされて、私も少し積極的な気持ちになる。
そしてまたこの日は長崎の原爆投下72年目でもあり「長崎を世界で最後の被爆地に」という長崎発信の強い願いは、数日前にあった広島の原爆忌とはまた違った趣の、平和への祈りの日でもあった。シュプレヒコールというものに付いて行けない私には、日常の生活を大事にしながら戦争反対を心の中で唱える長崎の姿勢に身を委ねるとホッとする。ただ今年はカトリック長崎大司教区の高見大司教でさえ「祈るだけではダメ」「黙っていたら黙認していると思われますから」と核兵器廃絶署名運動に記名したそうだ。
d0135567_00065665.jpg

d0135567_00072821.jpg
蝉の鳴く夏が佳境に入り、こんなに過ごしにくい蒸し風呂のような日本の夏を今年も私たちは体験しながら、戦争末期の人たちが同じ季節の中で味わった地獄に思いを馳せる。なんということか。彼らの痛みに私は到底手が届かない。

語ろうとしても上手くは語れないという人達が多いと聞く。だからあえて語らず、大切な人達の屍の意志を体内に取り込み、平和へとひたすら努力して立て直し、彼らの平和の象徴としての「戦後生まれの)私達の笑顔」を守り育むため黙々とやって来てくれた敗戦経験者の先人達・・・。
この年になるまで平和な世界しか知らない私には、その原因を突き止める義務がある。やろうと思えば出来る事があるならば、やらないのは罪に等しい、だろう。

そのような思いは、この日「ダウンバイザリバーサイド」を観客の皆さんと一緒に声を張り上げて唱和した辺りから、その客席の声の圧力に背中を押されるように私の心に勇気を植え付けた。8/9の平和宣言の意義を語りつつ、熱い想いのまま、立て続けに「IMAGINE」「虹の彼方に」「What A Wonderful World」を思い切り弾き語った。その都度、力強い賛同の拍手をいただき、気持ちは熱いままタイムリミットとなり「今日はこれでおしまい」との終演宣言への拍手の熱に押されるように「戦争反対!!!」とマイクで叫んでいた。

この私が。

「戦争反対!!!」と。

観客の熱意だけでなく、世界情勢の現況や、自らの年齢、今春からの新しい活動、その他様々な要因が、65歳の夏にして初めてこの言葉を正真正銘の自らの強い意志として発した。

実際の痛みがなくては「痛いことはやめて」とは言えない。怖い思いを実際にしなければ「怖いからそんなことするな」とは言えない。家族を失った悲しみを体験しなければ「父や母や子供達を奪うな」と最初から強く反発するのをためらうだろう。その隙に、手の中からするりするりといつのまにか何かが滑り堕ちていくはずだ。

今年、この言葉を叫べた事は、私の人生の中では大きな変化で、それは前進だと、一人で確信した。

d0135567_23302071.jpg



























[PR]

# by imamusic | 2017-08-11 01:07 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)