<   2017年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧   

渋谷のハチ公を指して「ほら、あの犬だよ」と誰かが言った。イヌ…だって?!そうか、ハチ公、君はイヌか…。   

1ヶ月ぶりの糖尿病検診に専門医のいる掛かり付け医院に行った。朝ごはん抜きで9:30に。で、またまたHbA1cの数値が下がり今日の検査では6.8になった。それほど食事療法も運動も真面目にやってないのにこの下降線になったのはグラクティブという薬を飲み続けているからに違いない。たぶんね。年末は8.8にまでなって初めて薬が出たのだった。薬によって下がったというのが悔しいけれど、ま、いっか。
病院を出て行きつけの珈琲店「コロラド」でモーニングセットを食べながら珍しく読売新聞を眺めた。読売…書き方が尖ってないのが今日の私にはホッとする。稀勢の里の既に伝説となり始めている昨日の取り組みの記事に改めて目頭が熱くなり字がぼやける。ふとそんな私を見つめる目線をおでこに感じた。あ、遠くのカウンターの中の店長の目線だな。
喫茶店の窓の外は傘とレインコートの早足族たち。夕方まで暇だ…手帳に記した友人のご主人の展覧会が開催中か…渋谷…行ってみるか。
店を出るとちょうど近くのバス停から展覧会場の隣のビル「東急百貨店」前経由の渋谷駅行きが停まった。ラッキー!
バロン吉元…名前は何となく知っているという人はかなり多い。任侠ものの劇画だったか?男性目線の尖った物語や登場人物という印象。ディズニー映画で育った私には理解しがたいとの思い込み。それが今日の展覧会では違っていた。タッチは同じ流れだが今日のは絵画と言える。じっくり隅々まで鑑賞した。面白い!不思議な感覚がムクムクと湧き上がる。鳥獣戯画のように絵の中にたくさんのドラマがあった。見れば見るほどに意味がたくさん見えてくる。描かれている各キャラクターの感情がこちらに乗り移り自分も絵の世界に入っていく。キャラクター達は純粋で自由で生き物である証拠の愛に満ちている。ふと機械人間がモデルの絵のその足の中に機械部品に埋もれてバロンさんに似た帽子をかぶった小さな顔もどきがあって、笑った。この絵が一番好きだ。機械なのに好奇心と柔らかな愛を持ち合わせた、我が愛犬のような初々しさ。その他の絵は…いつも真ん中に女神がいる。バロンさんの。それは美しくて強くて頼もしくて、昨日の優勝したあの新横綱のような、完璧な女性だ。稀勢の里にも感動したが、この女神にも感動する。という事はこの女神もきっと大傷を負った事もあるに違いない。だけどきっと、強いのだ……な。
帰り道、好きなはずの「東急ハンズ」に寄り道。あまりの品揃えの馬鹿馬鹿しさに腹が立ち何も買わずに出た。あれほど先鋭的だったあの店が民放のお笑い番組のようになってしまっていた。客は少ない。商売が成り立ち生き残る事の難しさ。
しかし、渋谷には変わらないモノが居た。ハチ公だ。その銅像は今もご主人さまを待っている。東京にアジア系の外国人がこんなに多くなって記念撮影に外国語が飛び交っても、ハチ公は変わらない。
d0135567_00083587.jpg

ずっと、渋谷駅を向いて座っている。
d0135567_00083663.jpg

d0135567_00083697.jpg

d0135567_00083716.jpg
ハチ公もその後ろの桜の花々も、雨に濡れて単色に近い。
d0135567_00083847.jpg

d0135567_00083931.jpg


d0135567_00083914.jpg

その昔、ハチ公が居た頃、もう走っていただろうか?今は我が家の近くの世田谷線しか残っていないが、このモニュメントとなった緑色の電車は多摩川のジャリを青山方面に運ぶためのジャリ電(後に玉川電車)が渋谷駅発で街の象徴だった。

バロンさんの展覧会はあと1ヶ月やっている。
d0135567_00084035.jpg








[PR]

by imamusic | 2017-03-27 23:15 | 糖尿病とのお付き合い | Trackback | Comments(0)

4月のいまむら直子(piano & vocal)ライブのご案内です。   

3月もあとわずか・・・。東京は冬のような冷たい最終週の始まりです。山のほうでは雪も降ってるそうな。
ま、とにかく・・・それでも土曜日には4月がやってくるんさ。必ず。
4月のしょっぱなには昭和歌謡の大ヒット曲「真夏の出来事」で一世を風靡した平山みきさんのジャズソロライブのピアノ担当があります。
d0135567_18200602.jpg



1()19:00新橋「ベッラ・マッティーナ」平山みき(Vo)ジャズライブ

d0135567_01272339.jpg

2()19:30赤羽「Bフラット」弾き語りソロ(Session)

3()16:00ベネッセ「グランダ桜新町」ジャズ&昭和歌謡・ソロ弾語り

4()19:00赤羽「Bフラット」デキシーショーケース下間Tp小出d

5()19:30下北沢「音倉」セッション北川涼gt神村tp山口b島田d

d0135567_01293474.jpg

9()13:10麻布十番コージーサークル「チャリティスマイル音楽会」

9()19:00三軒茶屋キャロットタワー26F「スカイキャロット」Charly.V

d0135567_18243849.jpeg

12()19:30用賀「キンのツボ」弾き語り 山村隆一b (Session)

d0135567_18245303.jpeg

15()19:00新橋「ベッラ・マッティーナ」MOTOKO、入篤子(Vo.)

d0135567_03300354.jpg

16()15:00新宿「銅鑼」Cool&HotJazzBand高相tp菅野cl小出、他

16()18:00新宿「ひだり馬」セッション(Cool&HotJazzBand)

18()19:00赤羽「Bフラット」デキシーショーケース下間Tp小出d

19()19:30成城「F.GICCO」ソロ弾き語りLive (Session)

d0135567_01340613.jpg

21()夜・下北沢ロフト「田中かや(Vo.)&バンド」ライブ(ゲスト出演pf)

27()28()18:00新宿「ひだり馬」さくら祭りライブ(弾き語りソロ)

4月もよろしくお願いします。






[PR]

by imamusic | 2017-03-27 18:22 | 月別ライブスケジュール | Trackback | Comments(0)

演劇的ジャズソング…ピアノ弾き語りで。金曜日夜、新橋にて。   

d0135567_18230837.jpg

自主企画「さくらジャズコンサート」3年目の今年、少し趣向を変えてプロのミュージシャンをゲストに迎えるライブで始まりました。

1月のゲストは、沖縄民謡歌手の阿麻和利健さんの三線弾き語りによる「沖縄の心」。

2月のゲストは、ニューオリンズ系ジャズトロンボーン奏者の松本耕司さんとのデュオで「サッチモと平和」。

3/17は、久しぶりに私のワンマンソロにした。テーマは「演劇的ジャズソング」。

私の中でのその原点はクルトワイルの「三文オペラ」。ジャズソング「マックザナイフ」としてアメリカで有名になった曲は、「三文オペラ」の冒頭「オーバーチュア」の楽団演奏が終わったあとに続いて歌われる「モリタート」だ。

イギリスの港町ソーホーの人通りの多い街角で、まだテレビはおろかラジオも新聞もなかった18世紀前半、世の中のニュースは手回しオルガン弾きの辻歌で広まった。「マックザナイフ」の歌詞はこれから始まるお芝居のストーリーのイントロダクションだ。

いつの世も、人生や社会は矛盾だらけで、善悪は裏腹。「必要悪」という言葉もある(三文オペラの重要なキーワード)。作者のブレヒトは、その不条理の有様をお芝居で提示してみせ、最後に解決方法を観客に委ねる。勧善懲悪で解決するお芝居なら、どうせ絵空事と思っても何かスッキリするものだが、ブレヒトはそういうオチにしないところが厄介であり魅力でもある。このブレヒト演劇にたくさん触れたからか、10年前の私の誕生日コンサートのテーマは「業」、今年から表に出す私の事業所の屋号は「オフィス・ミストーン」だ。ミストーン…ジャズ用語で間違いの音の意味。悪戯っ子ほど可愛い、とも似ている。「負」はエネルギーの源であり、そこからこそ目標に向かっていける。目標に向かう勢いそのものが、人生の、生きている事そのもの、だ。

平和…とは、心の平安を持ち生きる事ができる社会、だろう。戦争が無くても、平和でない場合も多々ある。そして、他人とだけでなく自分自身の中だけの闘いの時もある。

歌にはそれらが暗示的に混ざっている。作者の意図をはるかに超えて、それらは空中を舞い、人々の心の中に押し寄せ、受け取った人が育む。

そんな事に、一曲一曲向き合いながら、皆さんと楽しみたい。

ジャンル?そんなもの!なんだっていい。でも私が演奏すると、今は割合、全てがジャズになる。







[PR]

by imamusic | 2017-03-13 17:24 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)