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墓参り 迎え火 10年ぶりの旧盆行事 花をいけ 焼香と祈り   

北海道ツアー7/9〜13から帰京して、久しぶりの我が家で熟睡し、頭も身体もリフレッシュした7/14(月)遅い朝、メンテナンス修理に出していた自転車を受け取りに行った。その帰り道、お婆さんが花束を抱えて歩いているのを見た。ああ、今日は旧盆か…。

急に心がざわついた。

そういえばお世話になった嫁ぎ先のS家では、毎年旧盆の盆の入り7/13の夕方に庭先で迎え火を焚き、煙がたなびくのを見て霊が来たと想像し、火を消した後、年齢の順に仏壇の前に並んで焼香していた。線香の匂いが夕闇に漂い、特別な時間だった。
もう今は亡くなった明治生まれの義母が、あの頃その行事を率先して行なっていたのは、三つあった位牌が彼女の実母と出産後すぐに亡くなってしまった息子と娘の三人だったからだ。その義母も義父も一人息子の連れ合いも、今は位牌になって同居している。そして、位牌こそないが、今年4月に亡くなった愛犬ガルバンソの写真も、置いてある。

ガルバンソの死は私の人生の一区切りだ。S家から籍を離れて10年になるが、奴は私にとって愛する相棒であったと同時に、S家の象徴であり連れ合いの執念でもあった。何か憑き物が落ちたようにジワジワと我に返ってきたこの数ヶ月の落とし所が、奴の初盆だったのか。

道すがらのお婆さんの花束でハッとし、S家の盆の過ごし方の風習を伝えるべき私が、息子達にこの10年、何も伝えてない事を思い出した。
そこで全員に、手短に成り行きを書いてメールを送った。ちょうど長男夫婦が休日で在宅だったので話し合った。今日(7/13)それを思いついたという事の不思議と運命をお嫁ちゃまから指摘され「それは墓参りに行けということですよ、ナオコサン」と言われ、あ、と思い、思いついたが吉日、今行こう、と三人で墓参りに行った。
S家の墓は自転車で15〜20分の所にある。すでに法的にはS家所属じゃあない身なのだから妙な具合だが、人の道としては間違ってはないだろう。
庫裏のお手伝いのおばさんは長年の顔見知りだ。「そういえば先日お墓参りに来られた方がいましたよ、横溝さんと名乗っておられました」と。バイオリン教授のパイオニアの義母なら全国に生徒さんが居て立派に活動していらっしゃる。あの人達なら、そっと墓参りに来る人もいるだろう、と納得していたら「その人は、ヘェ〜、こんな所にお墓があったんだ、と言ってましたね」と、おばさん。
ん?そんな事言うのは元旦那様の同窓生に違いない。人づてに聞いてそっと来てくれたのだな、きっと。なんだかホンワリ嬉しくなった。

今年は何か例年と違う。人生のラストスパート元年のような気分だ。以前ならスルーしていた事がとても意味のある事として感じる。
やり残したことはないか?いやその前に自分の立場を知りたい。どこから来てどこへ行くのか?社会背景や家族の歴史を知りたい。そう思ってこの10年自分探しの音楽活動をしてきたが、知れば知るほど、あの戦争を超えてきた父母の世代への感謝の念が増して行く。彼らの祖国愛や自分達が再建していく未来の象徴、彼らにとっての幸せが、私の存在そのものなのだ。無邪気に戦争の痛みも知らず生きて来れたのは、そういう私を幸せの象徴として、父母や同世代の人達が守ってきたからだ。

そんな事に、還暦を過ぎた今頃になってようやく気がつき始めた。頭が下がる。

しかしまた、希望もあれば不安もある未来を抱えた現在があり、息子達はその世界に住むのだ。私が今頃になって発見した数多くの大切な事を彼らに伝えたいと思うのはお節介というものだろうか?美味しいものを外で食べた時、昔は長男の顔が浮かんだものだった。勿体無い!この美味しさを一人で味わうなんて!あいつにも今すぐ食べさせてあげたいのに〜…これがそのうち長男でなく愛犬ガルバンソに変わっていった…。

北海道ツアー初日は、父方の祖母が眠る苫小牧の叔父の家にいつも泊まる。仏壇の祖母の写真に向かって手を合わせた。これも自分探し。
旧盆は25年もの間お世話になったS家の墓参りと仏壇への焼香。
そして今年は、やり残したことの一つ、原爆資料館見学に8月下旬、長崎に行くがその途中、福岡の父の墓参りもして来る。3代前までは家族親戚一同住んでいた場所、そこはまた戦前は特攻隊の待機基地だった東洋一の飛行場があった所。そしてなんと、長崎の浦上天主堂と同じ形の今村天主堂がある所。そこに新しく出来た平和記念館も見学して来る。

シュプレヒコールも演説もする柄じゃない。原発を今現在すぐに廃止して成り立つのかどうかも判断がつかない。しかし地球規模で何かすぐ近くに平和を乱す要因がある気配がする。

自分の立ち位置をもっと見極めたい。自分の中から必然的に出る言葉で同胞達を守る事が出来たら本望だ。

しなやかに、もっと!
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by imamusic | 2014-07-15 23:59 | Trackback | Comments(5)

北大山スキー部の山男達が縁結び、苫小牧・白老・札幌、北海道ツアー2014ダイジェスト写真   

2014年7/9(水)〜13(日)、北海道4泊5日の旅。
7/10午前中は苫小牧東病院病棟巡回コンサート。各病棟を機材と一緒に移動し10分ずつ4カ所でのコンサート。ラストには診療時間を終えた副院長がアルトサックスを持参してコラボレーション。副院長は北大山スキー部OBで4〜5年前からの知り合い。
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その後は、アイヌの里白老の虎杖浜にある心のリゾートホテルふる川で、大海原を見渡しながらの露天風呂。腰痛が治っていく!地元の食材を使った芸術作品のような夕食。そしてラウンジでのコンサート。宿泊客が一体となって楽しんでくれた。
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看板犬のモコちゃん
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翌日、また苫小牧に戻る。その途中、ポロト湖周辺の癒しの森をサイクリング散策した。
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夜は苫小牧信用金庫二階の市民サロンでコンサート。大盛況。
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終了後、高速を通って札幌手稲山山小屋へ。山小屋は寒く夏なのにまきストーブを焚いた。
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前夜祭
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さて翌日の野外BBQパーティかんばの会。雨が降ってきた。
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by imamusic | 2014-07-14 23:03 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)