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来年への宿題は、原爆資料館に行くこととした。   

年末の慌ただしい日々、今日12/30は、東京にも朝から冷たい雨が降っています。
今年の仕事やイベントも今日の夕方のホームパーティーの伴奏役でおしまい。還暦の年越しにあたって自分の社会的位置や、やるべき事、やれる事を改めて強く探し求めていた一週間でした。
「吉永小百合 オックスフォード大学で原爆詩を読む」という本のタイトルに惹かれ読んだのが一週間前。ホロコーストと原爆とフクシマを繋ぐ海の向こうでの捉え方にハッとし、還暦と言えば当たり前ながらもう60才、国政で右往左往しながらも頑張っている人達は私より若い人もたくさん居るし、なんと首相も私より若い世代になってしまった。私なりの履歴を活かして、より良き生き方をしなければ!と奮い立ちました。
一方、そばに居る老犬の日々一進一退の老化現象に対するケアへの情報収集アンテナも張っていて、「マーリー」というアメリカのベストセラー本を、小百合さんの朗読のお話の後、読みふけり、数日を費やし、その後、縁の深い方から届いた亡きお父様の自分史と医療活動の本にも没頭しました。
知人のバイオリニストの東北大震災チャリティコンサートでの子どもの図書館支援の話も感化され、そんな一週間でボンヤリ現れてきた「私は広島をまた見てなかった」という宿題が浮かび上がり、とにかく一度行きたい、それが次回作の音楽制作や今後の音楽活動の大事な部分を作る、と思うようになりました。
その事を昨夜、毎年誘われている数人のミニ忘年会で、偶然にも大学の先生達が多く、その話題にしたら九大の音楽史の先生が「長崎もあるので私は広島には行ってない」と言われ、私の父の故郷福岡県三井郡大刀洗にある今村教会と浦上天主堂との関連に思い当たり、広島より長崎だ!と気づきました。
来年は早々に、長崎原爆資料館を訪れ勉強して来ようと思います。

さてと、今からジャズ好きな人達のホームパーティー忘年会の伴奏で品川の生徒さん(私より年上)のご自宅まで、Go!
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by imamusic | 2012-12-30 14:40 | 日々徒然 | Trackback | Comments(2)

来年1/25聖蹟桜ヶ丘ヴィータホールで筒井政明さんとのデュオコンサートチラシが出来た!   

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主催者側が作ってくれたチラシの最終稿が出来上がり、Web公開がOKになったので、お知らせします。

2013年1月25日(金)19時開演(18時半開場)
関戸公民館市民協働事業 ヴィータ・マンスリーコンサート
~いまむら直子・筒井政明デュオ~
ピアノ弾き語りとジャズトランペットで奏でる「昭和の名曲コンサート」

いまむら直子=ピアノと歌。
桐朋学園演劇科在学中よりタンゴバイオリン伴奏で活動開始。演劇活動の傍ら都内ホテルなどでジャズピアノ弾き語り。舞台音楽作曲多数。劇団主宰し演出・音楽担当の後ジャズトリオ・デュオで活動中。
筒井政明=トランペット。
関西大学時代ビッグバンドのバンマスを務め上京78年スウィングジャーナル最優秀新人賞受賞。薗田憲一とデキシーキングス所属。親善使節として海外遠征、モダンジャズからスウィングまで幅広く演奏。

細山隆=尺八   
Shoofies=女性ジャズコーラス
予定曲目「シェルブールの雨傘」「ムーンリバー」「枯葉」「スターダスト」「雨のステーション」「Sweet Memories」「セ・シ・ボン」他。

<伝える>しおみえりこ企画「ちくちくきもの」の展示をします。
2011.3.11宮城県石巻市創業147年の「かめ七呉服店」の津波で泥だらけになった着物を友人のしおみえりこさんが譲り受け、洗ってヘドロの匂いを取った布を一枚入れて、50㎝×50㎝の大きさの作品をちくちく縫って1枚作りアートにしコンサートなどで飾って伝え続ける活動を、このコンサートで紹介します。
ちくちくきものプロジェクトの詳細はこちら

関戸公民館ヴィータホール(ヴィータコミューネ8F)
定員250人 入場無料(先着順)※当日直接会場へ
主催 ヴィータ・マンスリーコンサート実行委員会 多摩市立関戸公民館
問い合わせ 関戸公民館 電話(374)9711
交通: 京王線聖蹟桜ヶ丘駅西口下車 徒歩1分
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ちょっと気合の入ったコンサートです。是非カレンダーにチェックしておいてください。よろしければ聴きにきて下さいね。

今日は、最近友人がドイツで買ってきてくれた楽譜「The Real Book~SIXTH EDITION」(EUROPEAN POCKET EDITION 464頁)をピアノでつまみ食い的にあれこれ弾いてみていました。(上の黒いCDは本の大きさを示す為で、関係ない本です。)
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題名にはどうも疎くて、知らない曲ばっかり・・・と思い、弾いてみると、あれれ?この曲だったか!というものが半分以上。なんとなく聴いていたボーカルやピアノのCDやレコードの知っている曲が多く、案外JAZZの曲を知っている自分にビックリしました。
Aこの本は5版の大きさが持ち運びにとても楽で、また楽譜がJAZZフォントの元になっている手書き風で慣れているので見やすい。最近よく利用しているiPadのアプリ「iRealB」の元になったものと思っていましたが内容は違っています。2巻とか3巻とかあるようで、これは6巻なのかな?

弾いてみると、美しいコード進行や斬新なメロディーやリズムのアイデアがたくさんあり、作曲者の気概を感じます。考えつくされていたり、何かにインスピレーションを得たりで、一朝一夕では出来ない。一曲ごとにクリエイティブな想いや時代背景や個人的苦労と才能を感じて、それが膨大に残っています。過去の人達の志やユーモアに触れて、今日はまた新しい気分になれました。温故知新。

1/25の準備も着々としていきます。尺八の演奏家から「スターダスト」の尺八ソロにShoofiesのバックコーラスをアレンジしてつけて欲しい、と依頼されたので、その発表をこのコンサート後半にやります。年末までに素敵なコーラスをつけたい。
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by imamusic | 2012-12-18 18:03 | 日々徒然 | Trackback | Comments(2)

本日メールマガジンを発行しますが先行投稿します。   

とうとう師走も中旬。東京もさすがに寒くなりました。今月のメルマガをどうぞ。

<イベント情報>

■本日12/12(水)19:30~用賀「キンのツボ」いまむら直子Duo「ピアノ弾き語りライブ」

ホームパーティーのようで楽しく気軽!忘年会を兼ねてぜひどうぞ!今年最後のいまむら直子地元ライブ、パワフルでウルッときて優しくもありドワップスウィングするPiano & Vocal(いまむら)と、時には駆け回り時には跳ね上がりそしてそっと包み込むBass(山村隆一)のジャズデュオでお楽しみ下さい。

開店18時~19:30(ライブ開始)迄はdrinkお得のHappy Hour!飲み放題コースもあり、リーズナブルです。ラストステージ(21:30~)は歌・楽器飛入OK(コード譜3部持参)。お酒も料理も豊富な焼き鳥メインの居酒屋で、グランドピアノの本格的ライブのひとときを美味しく楽しく過ごせます!

東急田園都市線用賀駅(急行は停まりません!)東口出て右(桜新町方面)へ歩きマクドナルドを過ぎオリジン弁当の手前「ジャズ」と書かれた赤ちょうちんが目印。徒歩1分。世田谷区用賀2-36-13電話03-3707-0346 1500円+飲食代

<いまむら発あれやこれや>

あっという間のような、とても長かったような、そんな一年も最後の月になりました。今号は創刊から数えて350号目(!)ですが“選挙中”(しかもこんな歴史の曲がり角のような)…というのは今まであったかなぁ…?

前号でお知らせした11/24の青山Zimagine「秋の孤独」ライブは、最終的に「オリジナル曲のピアノ弾き語り」というスタイルになりました。これは私にとって演劇以外での自分自身のオリジナル作品を発表した最初のライブだったのではないかと思います。

2003年に30年間に及んだ愛する演劇活動を止め、翌年ピアニスト・ボーカリストとして再始動してからは、自分探しの基盤とし「モダン昭和のジャズの社会背景」や「クラシック的ジャズピアノとシンセサイザーの融合」などを研究し、成り行きから乞われるままに「クラシックからジャズ」「ディキシーランドジャズ」などのピアノ伴奏にも手を染め、アンサンブルの勉強をさせていただきました。

アンサンブルはとても楽しく、人生勉強にもなり、多くの事を知り、それがまた自分の音楽に還ってきて、仲間が居ることの心強さをひしひしと感じました。そんな中での節目の「還暦」は、もう一度「自分」というものを突きつけられ、それをつかむ最後のチャンスだと想い、強引に「秋の孤独」ライブを決行しましたが、自身をテーマにモチベーションを維持して演奏会を開くという事がこんなに苦しいとは知りませんでした。しかし、来てくれた数少ない観客達の「良かったよ」「面白かった」「継続していけばもっと良くなる」などという感想に、今度は他のライブには無い深い充実感を味わいました。

60才までは夢を持ち芸術家として探求しよう、その後は以前のような音楽教室を再開し、人の為に演奏や編曲をし、安定した責任ある生活をしよう、と思っていたので、自分の宿題に答えが出せた事が嬉しい反面、まだまだエネルギーはあるのにここで夢を捨てていいのか?と思ったりもします。そして更に、まだまだやり足りない。新しい表現方法を模索して光がやっと見えた瞬間、その扉を永遠に閉めてしまうかのようです。2000年にHOT CAT COMPANYを設立してオリジナルミュージカル「TOKYOアリス」(銀座博品館劇場)・「ダルニー・ラプソディー」(シアタートラム)を世に出しましたが、その流れがここまで来ているのです。もっと、きっと素晴らしいことが出来る。でもそれにはまたきっと苦しみも付いて来るんだとも思い、ここがラインかな?と思ったり。

本日の地元「キンのツボ」ライブは、もうすでに「芸術家としての探求」という夢を一旦忘れたエンターテイメントのライブのつもりです。ここは居酒屋ですし、楽しい音楽、美しい音楽、素敵な音楽、カッコいい音楽がいい。それらも音楽の大切の要素ですし、私には得意分野なので喜んでいただける事が本当に嬉しい。

幸い山村隆一さんというハイレベルなベーシストが、どういう訳か頼みもしないのに毎回来てくれる。彼とデュオ演奏することでモチベーションが上がり、音楽の質も上がり、とても楽しくなります。さぁてと。何を演奏しようかな。私のライブとしては今年最後の充実チャンスです。
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by imamusic | 2012-12-12 00:34 | HOT CATメールマガジン | Trackback | Comments(0)

何十年ぶりかに「高安犬物語」を読んだ。   

「野に咲く花になれ」と私に言ったのは、在りし日の父だ。大地の草むらに名も知れず、たぶんそれは凛とした輝きを持ってひっそりと独立しひっそりとこの世から散る草花だ。

最近はますます、そんな存在が好きだ。人でも動物でも他の生き物でも。

昨日は昼と夜と2回ライブがあった。一つは13:00からの「Com Cafe音倉」でランチタイムコンサート「いまむら直子の音楽旅日記」のデュオの演奏。もう一つは「北沢タウンホール・スカイサロン」で、世田谷労働組合連合会の歌の会の伴奏。両方とも下北沢なので、ランチタイムコンサートの後、時間を潰して夜まで現地で待つことにした。

下北沢の街はゆっくり歩くと面白い。アイデア満載の衣類や帽子が展覧会のように並んでいたり、古レコード屋や骨董品店もあちこちにある。舞台セットのような意匠を凝らした居酒屋もたくさんある。こんな部分に価値をつけちゃうんだ、というような、そういう視点が素晴らしく、どう生きたって自分がいいと思えばいいんだよ、みたいな自由さとあたたかさが楽しい。

ふと、北沢タウンホールの脇にある古本屋に立ち寄った。中を覗くと魅力的な本が天井まで並んでいる。それを見る時間は無いので店の外に出ている本棚をあさった。並べてる本がいいなぁ。ツタヤや普通の小さな書店とは比べ物にならない。あれこれ読み進め淘汰して3冊が手元に残り買い求めた。100円2冊と50円1冊!この50円の本に、帰宅後、はまってしまった。

文庫本「高安犬物語」(戸川幸夫著)。
以前もこれは読んだことがある。54頁の短編だが、風景や主人公(飼い主の吉と犬のチン)の生き様というかその世界観に魅了された。
裏表紙には「日本最初の本格的動物文学として昭和29年度直木賞受賞。山形地方にただ一匹純血を保つ高安犬の、密林で大熊と格闘する烈しい性格や、飼い主である荒くれ猟師を慕う強い愛情を描いた感動的な名作」と書いてある。

動物文学、というのは、動物を愛し動物に関して正確な知識を持っていて更に文才ある作家が担うべきだけど、そういう人はなかなかいない。動物は、自然のなんたるかを知る身近な存在で、人間も自然の一部なんだ、という幸せを思い出させてくれる。その思いは言葉にならないような想いで(そう、呼吸のようなものか…)、それを深く感じ抱くというのは誰にもある感情だけれど、文章で表現する、というのは難しく、文章にしようと考えた時点で、今度は文章ならではの思考や構成、質感に変化していく(音楽も同じだ)。
それを読者という他人と共有する時、伝わるものはまた変化する。それでも尚、こうして、ある種の感動が残る。それが名作、なんだろう。

まあとにかく、久しぶりに帰宅してコートも脱がずに立ったまま最後まで読みふけった。翌日になっても物語の中の色々なエピソードが心に残像として強く残っている。
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by imamusic | 2012-12-07 20:47 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)