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虫達との共演をしてきました。自然の一部の私を実感。8/25土曜日、野尻湖にて。   

八月もやっと最終の週。上旬の地元ライブのお知らせの後、二週間ぶりにブログを書きます。

この二週間は暑さもさることながら、自宅の屋内引越しで大変でした。息子一組が合流することになったので、次男は愛犬ガルバンソの住むリビングに移動、その空いた次男の部屋へ私は移動。移動先は極端に収納場所が少なく、おまけに常に金欠ゆえ、色々採寸したりして最小限の材木を買い、壁面一杯に日曜大工で棚を作り、衣裳や書類や身の回り品を収納。100円ショップもだいぶ利用して、なんとか過ごせる部屋を確保しました。これだけでも大変だったけど、いよいよ月末に、空いた私の部屋に、脱サラし農業人になる夢を持ち一から頑張り始めた長男夫妻が来ます。いや、何と言っても女の子と一緒にすむという経験がないから、そこが心配。気がきかなくてガサツだからなぁ、私。まあなるようにしかならないけど。勉強させてもらいます。

世の中はオリンピックと甲子園高校野球でヒートした二週間だった。その間に、やはり8.15を中心とする終戦記念日や原爆記念日への想い、特に去年の3.11大震災や津波や原発事故を経験し新たな思いもあり、お盆という事も含めて、大事な大事な期間だったです。

それらが一通り終わった最終週末の8/25(土)、恒例となった野尻湖ライブがありました。
このライブはもう6年目で6回目。湖畔に立つ民宿「舟小屋」のレストランは、コックの息子さんが修行して帰ってきてイタリアンレストラン「funagoya」になり、デッキを貼ったり石畳にしたり細かい備品を工夫して素晴らしくお洒落で、また食材も自宅農園で作り、料理の腕もどんどんあがり、この野尻湖の良さを残しつつ、極上のスポットになってきました。毎年来るたびに変化し、それを見守り手伝う先代がいていい雰囲気。その中で、ささやかな野外ステージを野尻湖を背景にセットし、極上のお客様達(今年は20名弱)と共に素晴らしい時間を過ごしました。
今まで東京からキーボードや機材を運んだり送ったりしてましたが、今年はローランドのHP305という素晴らしい電子ピアノを女将の楽しみの為に買ったらしく、その他ライブに必要なもので次回以降用に置いておいたら楽に来れるもの、我が家のKorgのアンプとマイクスタンド、のみを運びました。
今年の野尻湖の夜は、8月でももうすでに少し寒く、ステージと湖の間の草むらには秋の虫達がたーくさん居て、ずーーっと、綺麗な声で鳴き続けていました。最初に弾き歌った「My Romance」や楽器の特性を生かしストリングスで弾いた映画音楽「ひまわり」など、音のフレーズの合間、そして終わった最後の音が長くのびている残響の中、コロコロリーリーと「間」を埋める。色々な条件がたまたま揃って、今回は虫の音が私の音楽に大きな影響を与え、それを皆で共有しました。聴きに来た音楽家の友人曰く「ゲラ、歌が優しくなったねー」・・・いやいや、少しでもガサツにすると虫達が「うるさいんじゃないの少し・・・」「静か~に弾きなさい」「僕達の声に耳を傾けてね」という感じで、淡々とリーリーリーと鳴き続けるものだから、つい。
野尻湖の湖面は静かで小さくチャプチャプと波音を立て、対岸の小さな灯りがポツリポツリと光り、山の奥で遠くの花火大会の音が時折聞こえる。見上げると満天の星。
ジャズバラード曲を中心にオリジナル曲「ナウマンゾウ ナウ マンゾク」も弾き語り「信濃の国」はジャズピアノで。2ステージ目は頭にリクエストの「虫達との即興演奏」。これも楽器の特性を活かし、減衰音楽器の生ピアノではありえない奏法を、ボリューム操作でやってみました。エレピ音やピアノ音を出す前に強くキーを押し、押した後にボリュームをゼロから上げていく。虫の合唱の音量やタイプとの対比や寄り添いを聞き取りつつ。音が鳴っている途中でボリュームの上げ下げを素早く行き来してゆっくりのWAWWAWのようにしたり、そのフレーズや虫たちとのコラボレーションの結果を受けてピアノの特性の高音や低音へイメージ中心にメロディーの一部として無調性で飛んでいく。コードもスケールもなく、あるのは虫達と私の交流のみ。途中、浅はかにもマイナーコードのメロディーを挟んで通常の色のついたメロディーを奏でてみたが、合間に聴こえた諸行無常とも思える動じない「リーリーリー」の音色に参り、世界観は彼らに作られたままそれを感じたまま終わった。
最後に北野武作詞の「嘲笑」を歌った。この場に相応しい歌だった。アンコールをいただき、1979年のオリジナル作品「爪」を歌った。この曲は披露するといつも何かコメントをいただくがこの日も外国のお客様や大学の先生など、見るからに自然体な方達から好評をいただいた。
終了後、星空の下で遅い夕食を戴いた。若旦那の心のこもった素晴らしい料理だった。

9/8(土)地元の上用賀アートホールで「ハートフルコンサート」という音楽フェスティバルを主催でやることになっている。9.11同時多発テロをきっかけにN.Y.の音楽愛好家の提唱で始まった、音楽の輪と和で平和を祈願するプロジェクト「セプテンバーコンサート」の日本版に、友達繋がりで賛同して2008年から開始した主催コンサートだった。
しかしこの後、オバマ大統領がビンラディンを殺害し、それを見たアメリカ人たちが復讐を果たしたかのように歓喜する映像を見て、とたんに「セプテンバーコンサート」賛同の意味を感じなくなった。だが、「ハートフルコンサート」そのものは、アマプロ分け隔てなく参加してくれて大好評で「別に賛同するものが何も無くてもいいじゃないか、この場があるというだけで充分意義がある、無理につけるのもおかしいし、賛同をはずした気持ちは賛成するよ」というリピーター参加者達が殆どなので、去年はそれに従って何もなしにした。
しかし今月「僕達、このコンサートに参加する意義はあるの?」という疑問の声がセミプロ参加者の中数名から出た。アマチュアとプロの違いかもしれない。そして私自身も・・・これだけでは少しもの足りないのだ。
かと言って「原発反対」や「平和の為に」は私にはどこかシックリ来ない。
そんな事をずっと考えていた。そしてふと、2010年11月10日に下北沢で自主企画した「季節の中のコンサート」の続きが宙ぶらりんなのを、数日前に思い出した。これは引越しで書類整理しているうちに古いプログラムを見つけたのだ。

その時のメルマガ案内はこうだ。
■11/10(水)19:30~(19:00開場)下北沢「Com.Cafe音倉」にて今村企画新シリーズ「季節の中のコンサート」。会場には鳥の声や小川のせせらぎ音が流れ、画面で山の映像や草木・花の写真を投影、各テーブルには鉢植えの花・・・都会の中で自然の中に居る様なセットの中での試みのコンサート。数組の演奏家が出演した。

そして、この時のパンフレットの裏表紙に私の所信を書いたものがこれだ。転記してみる。

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夢を描いてみました。自然の映像と心の歌のコラボレーション。都会の中にあの大自然の風を感じながら、ピクニックのようなコンサートが出来ないものだろうか?
2006年、長野県野尻湖湖畔に、東京からスピーカーと電気ピアノを車で運んで、月光に輝く湖水の前で弾き語りジャズライブをしました。その後、北海道手稲の山小屋の庭、知床の別荘、北海道大学のキャンパスなど・・・自然の中でのコンサート体験を経て、得も言われぬ感動を現地の人々と味わい、山や湖や木々や花々、動物や虫たち、風も、日光も、人々も、ある調和の中に存在していることに、気づきました。
自然を共に味わいながら、詩やメロディーとピアノの響きに耳を傾ける・・・。はるか昔、遠い外国の高い山の奥でも、歌をうたった人達がいるらしい・・・。
音楽は命の呼吸。共生する者同士のテレパシー。
数年間の活動の中で被った自然からの恩恵を、今年から地元東京という都会で、想像力を働かせて、大自然の風を感じながらのコンサートを開催します。
今一度、人間らしさを取り戻し、自分を見つめ直し、何かを発見し、そして幸せになる為に・・・。
自然の中の生き物のひとつ、出演者達の、「個」の生きているエネルギーをお楽しみください。会場の花々から野や山の香りと風を想像してください。
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この文章を、私は大切にしている。
9/8のハートフルコンサート、参加者には「エコで生きる」というのを今後はコンサートテーマにしたいがどうか?と一ヶ月前ほどメールで送ったが、少し確たるイメージに乏しい。この文章を思い出し、もう少しテーマとして立ち上げられるものへつなげられたらと思っている。
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by imamusic | 2012-08-27 11:25 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)

8月のお薦めMyライブ案内とオリンピックお薦め番組   

暑いですが、とっても夏らしい、むしろ今年も同じ様な過ごしにくい東京の夏、という感じで、去年に引き続き元気に生きてる自分を確認してます。
こう書いている間も、汗が滴り落ちる。

さて今月は、4年に一度のオリンピック開催真っ最中ということもあり、テレビでオリンピック観戦の人、東京脱出して避暑に行ってる人など多く、更に、暑くて外出なんかしたくないわ、という人も多く、私のライブ応援団の皆さんの足も遠のきがちです。しかしたまには、どうですか?

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8/8(水)用賀「キンのツボ」のホームページはこちら
http://www.kmc-co.jp/kinnotsubo/


8/25(土)野尻湖ライブ情報については、下記も良かったら見てみてください。

2007年のライブの様子のアルバム http://sound.jp/imamusic/nojirikolive07/livephoto.html

Web版「野尻湖フォーラム」今月のライブ案内ページ
http://www.nojiriko.com/forum/forum_50/main91.htm

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そうそう、タイトルの、オリンピックお薦め番組・・・これはですね、シンクロナイズトスイミングです。このチームにはなんと2名の選手が教え子(と言っても数回ですが)なんです。彼女達が高校生の時、所属する水泳教室のシンクロチームに、表現的ボイストレーニング、腹式呼吸、などを教えに行かせていただきました。中学生・高校生達はオリンピック選手になる手前の段階。すぐに数年経ってしまい、日本代表に選ばれて世界のシンクロ大会で戦います。それがシンクロのスポーツ文化をはじめ、色々な大切な事に繋がっていく。日本はずっと技術や統制の素晴らしさで上位をキープして来ましたが、ここ数年、ロシアやスペインの表現力に勝てず、「表現」という部分の欠落を埋めようと試行錯誤している内に中国の台頭でメダルも落としてきています。今年も順位としてはメダル圏外と言われていますが、この「表現力」というのはシンクロだけでなく、選手達の世代の教育にある、と教えているクラブの先生は言われ、「学校の教育から変えないとダメ、感動するという感性が少なくなっている」と。
まあ、そんな事を懇々と言われながら、頑張っている現在のシンクロ界です。
教え子は、糸山さんと箱山さん。特に糸山さんはプールでの練習を何度も拝見している中で印象強い選手でした。NHK2012ロンドンオリンピックの選手情報サイトはこちら
http://www1.nhk.or.jp/olympic/synchronised_swimming/entry.html
ハラハラしながら見守りますので、是非皆さんも応援してください。
競技は、8/9(木)23:00~テクニカル、8/10(金)23:00~フリーですので、8/8の用賀「キンのツボ」ライブに来ても見逃しません!!!

ところでこの上記のNHKのサイト、放映しないような競技をインターネットで生中継していますね。最近気がつきました。音声は解説なしで現場の音だけです。外国からNHKがネット配信用に権利を買っているとか。12chあり、初の試みだそうで、アメリカとイギリスが同じ様な事をやっているそうですが、これがなかなか面白い。
オリンピックでメダルを取らないと、そのスポーツに対しての助成金が大幅に減り、そのスポーツ文化が衰退していくという事も言われ、選手自体にも同じ事が言えるそうです。その「ハイライト」「スター性」「企業利益」「成果主義」などの価値観の歪みを、インターネットのスポーツ放映は、スポーツの在り方の原点に戻してくれたり未来の新しいやり方を開拓していく事ができる。それは音楽分野ですでに色々やられている事と類似点も多いですね。
NHKのこのサイトは、色々な情報も入っていて、放映競技のハイライトはもちろん流れるし、速報は瞬時に出ます。ですので、私はオリンピック観戦は最近、テレビでもPCでもなく、iPhoneで見ています。そのiPhone画面を、先日買ったコネクターを利用して、使わなくなった地デジ非対応の古いテレビをモニターにし、大画面で見ることもあります。



おっとっと。長話してしまった。
この日記は、8/8ライブのお知らせがメインでした・・・良かったら・・・来てね。ベーシスト、上手いっす。山村隆一!ラストステージはセッションありですよ。そして店の飲食も、とってもいいんです。庶民的で美味しい!
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by imamusic | 2012-08-05 10:57 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

第7回セッションボーカル勉強会のお知らせ   

「第7回セッションボーカル勉強会」のお知らせです。
興味のある方はお気軽に遊びにきて下さい。
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日時=2012年8月5日(日)14:00~16:00
場所=世田谷区桜丘区民センター料理講習室
地図 http://www.doko.jp/search/shop/sc154701/
アクセス=小田急線千歳船橋駅徒歩3分
バスの場合は笹原小学校徒歩1分(渋谷・用賀~祖師ヶ谷大蔵駅、等々力操車所~祖師ヶ谷折返所)
住所=東京都世田谷区桜丘5-14-1
参加費=無料
内容=セッション参加の為のボーカル勉強会
要予約=先着順です。定員(約10名)になり次第締め切ります。
予約先=facebookのメッセージやコメント欄がお薦めです↓
http://www.facebook.com/naoko.imamura
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◇今年から始めたこの勉強会、毎回発見があり、面白い。
しばらくの間、講義スタイル確立のためのプレ講座のため、無料です。
これは!と思った方は遊びにきて下さい。

◇リピーターが多いので、各受講生の簡易カルテを前回から作っています。それにより、各人テーマを持って独習できると思います。
初心者、中級者、を対象に、コードのこと、楽譜のこと、キー合わせ、歌唱指導、ジャズ的な歌い方、など、基本的なことをかいつまみながら学習します。
どんどん、実際に歌っていきましょう!
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by imamusic | 2012-08-02 23:58 | ボーカルセッション・楽譜勉強会 | Trackback | Comments(0)