カテゴリ:さくらジャズ研究会( 19 )   

明日、「島唄」を歌いたい、新橋ベッラ・マティーナで。   

明日はいよいよ3年目に突入する「さくらジャズコンサート」Vol.24です。
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このシリーズコンサートを、終戦後7年目に東京で産まれ育った私自身の核として大切にしています。同時代にたまたま巡り合った仲間達と一緒に考え、それを音楽のフィルターを通して発表し合う会…。

一昨年の終戦70年の節目の2015年1月に何かしなければと開始し、平和ボケした頭の私なりの正直な気持ちを重視しトロトロと進んできた2年間。出演者の皆さんからたくさん刺激を受けましたが、2015年2月母校の桐朋学園演劇科48期卒業公演(菊田一夫原作・越光照文演出@俳優座劇場)「ひめゆりの塔」に以前主宰していた児童劇団で教えた生徒さんが出演するというので観に行き衝撃を受け、母校の真骨頂とも言うべき精神にしっかりと挑戦してくれた越光さんを尊敬しつつ、私もいつかは沖縄の事をやらないといけない、という気持ちが宿題のように残りました。
http://www.toho.ac.jp/college/sp/detail/page/1361

3年目を迎えたこの自主企画コンサート、その気持ちが熟し、初回1/20(明日!)で、10年前頃「阿麻和利健とアーケーズ」というバンドのキーボードのトラで私が参加していた沖縄民謡の名手・阿麻和利健さんをゲストに呼ぶ事にしました。今年は「沖縄」の音楽、その社会背景を「さくらジャズコンサート」で学びたいと思います。

色々探していたらこのコンサートの平和と音楽について考える…というコンセプトにぴったりの曲がありました。THE BOOMの「島唄」です。まだ歌ったことありませんが、明日は是非歌いたい。ただし体調がずっと悪かったので元気がなく準備不足。一昨日、高校同級生から郵送で届いた「大師陀羅尼錠」が効果てきめんで、今日は元気を取り戻り、やる気が出てきました。歌ったことがないので今から練習ですが…出来そうです!!

「島唄」…この歌詞の意味がとても深い。深いのに優しく、余白の多い素晴らしい歌詞です。

そのことについて書いてあるブログがありました。

http://buzz-media.net/moving/4417/

ここに書かれている和訳・解説は、そうとも取れるし見方を変えればまた違う意味にも取れると思えますが、参考になりました。
………………
でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た
(1945年春、でいごの花が咲く頃、米軍の沖縄攻撃が開始された。)
でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
(でいごの花が咲き誇る初夏になっても、米軍の沖縄攻撃は続いている。)
繰り返す 哀しみは 島わたる 波のよう
(多数の民間人が繰り返し犠牲となり、人々の哀しみは、島中に波のように広がった。)
ウージの森で あなたと出会い
(サトウキビ畑で、愛するあなたと出会った。)
ウージの下で 千代にさよなら
(サトウキビ畑の下の洞窟で、愛するあなたと永遠の別れとなった。)
島唄よ 風にのり 鳥と共に 海を渡れ
(島唄よ、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 “ニライカナイ” に戻って行きなさい。)
島唄よ 風にのり 届けておくれ わたしの涙
(島唄よ、風に乗せて、沖縄の悲しみを本土に届けてほしい。)
でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
(でいごの花が散る頃、沖縄戦での大規模な戦闘は終わり、平穏が訪れた。)
ささやかな幸せは うたかたぬ波の花
(平和な時代のささやかな幸せは、波間の泡の様に、はかなく消えてしまった。)
ウージの森で 歌った友よ
(サトウキビ畑で、一緒に歌を歌った友よ。)
ウージの下で 八千代に別れ
(サトウキビ畑の下の洞窟で、永遠の別れとなった。)
島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
(島唄よ、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 “ニライカナイ” に戻って行きなさい。)
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を
(島唄よ、風に乗せて、彼方の神界にいる友と愛する人に私の愛を届けてほしい。)
海よ 宇宙よ 神よ 命よ
(海よ 宇宙よ 神よ 命よ 万物に乞い願う。)
このまま永遠に夕凪を
(このまま永遠に穏やかな平和が続いてほしい。)
島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
(島唄は、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 “ニライカナイ” に戻って行きなさい。)
島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私(わくぬ)の涙(なだば)
(島唄は、風に乗せて、沖縄の悲しみを本土に届けてほしい。)
島唄は 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
(島唄は、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、遥か遠い東の海の彼方にある神界 “ニライカナイ” に戻って行きなさい。)
島唄は 風に乗り 届けてたもれ 私(わくぬ)の愛を
(島唄は、風に乗せて、彼方の神界にいる友と愛する人に私の愛を届けてほしい。)

…………………
たった1人の、ひめゆり部隊の生き残りのおばあにだけ聴かせるつもりで作ったというこの曲。だからこそ、もうそろそろ、おばあと呼ばれてもよい私の胸には、優しくスンナリと入ってきます。

明日、歌えればいいな〜。今日1日、挑戦します。

プロミュージシャンのゲストを2人も呼んでしまったので、素晴らしいコンサートになる反面、企画プロデューサーとしては厳しいものがf^_^;
残席まだまだありますので、どうぞお誘い合わせの上、珍しいこのコンサート、聴きに来てください!

よろしくお願いします。








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by imamusic | 2017-01-19 11:28 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

明日10/15(土)14:00~「さくらジャズコンサート」21th@新橋ベッラマッティーナは、なかなか面白いです!!   

自主企画の月例イベント「さくらジャズコンサート」が、明日の開催で21回目を迎えます。
戦後70周年の去年に自分なりの行動を起こしたいと考えた企画。
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10月は21回目・・・今年6月の回が店側のうっかりダブルブッキングでキャンセルになり、そこから回数がずれましたが・・・、常連出演者たちが活躍した今年の中では、明日はスペシャルな初出演の吉元れい花さんがいます。
大輪の花・・・規格外のはみ出しキャラクター・・・どこかスピリッチュアルなオーラ・・・ひよこのかくれんぼのように頭隠して尻尾がやっぱり見えてるような、柔らかさと狂気が混在している魅力的存在感。まさにそれは「ホンモノ」です。

数日前、最後のリハーサルをしました。曲目は「夜来香」と「私の心はヴァイオリン」と「キャバレー」。すでにモードはスイッチオンで、その熱気が伝わってきました。明日が楽しみです!

もう一人は、このシリーズで最多出演の三枝秀樹さん。歌声の素晴らしさと佇まいの素敵さで、まだまだ歌の世界に飛び込んで日が浅いにもかかわらず、既に熱烈女性ファンが多い。11/23(祝)にファーストソロコンサートを開催予定で、磨きがかかっています。今後乞うご期待の一人。明日の曲目は「I Need To Be In Love」「Let’s Fall In Love」「Smile」。

お二人の歌へ自然に楽しく誘導するような、また余韻を楽しめるような、そして私自身の個性や研究対象も盛り込めるような私自身の歌を配置して、プログラムを作りました。
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佐藤千夜子が歌ったと言われる「東京行進曲」、、、未だかつて歌ったことが無く、明日本番までに練習しないといけませんが、佐藤千夜子の生涯を描いたNHK朝ドラに主演した同級生も来るようなので、歌う気になりました。そういえば、若い頃所属していた音楽事務所の女社長さんが千夜子さんの姪っ子さんだった。しかし「東京行進曲」はジャズのモダンな雰囲気よりも、ちょっと日本歌謡のような雰囲気がある気がします。

そして、全体に「上海バンスキング」の挿入歌を意識しました。舞台の「上海バンスキング」は、私やれい花さんが卒業した演劇学校の前身の俳優座養成所の最後の期の方達が旗揚げした、いわば先輩達の息吹を感じる劇団自由劇場の作品。映画にもなったけど、戦争反対色を強く出す映画と違って、大好きな音楽をも出来なくなり時代に翻弄それる生き難い時代、それが戦争、という柔らかな描き方が舞台版の特徴だとどこかに書いてあり、そんな事を最近知って、何か戦争反対と叫ばなくてはならないのだろうか?原発反対?阿部総理反対?・・・そういう表現はしたくないな、と思っていたので、救われた気がした。

さてさて。明日は、それでも・・・何かが生まれ、何かが伝わり、何かを共感して共有する。楽しみだ!!!
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by imamusic | 2016-10-14 16:45 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

さくらジャズコンサート②年目の第2回(通算14回目)は明日。新橋ベッラ・マティーナにて。   

今年も始まった自主企画の「さくらジャズコンサート」。明日が通算14回目で今年の2回目です。
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出演は、杉山裕美さんとMOTOKOさん(チラシにある木村園子さんはご実家の家族の具合が悪く飛んで帰ったので、残念ながら急遽休演になりました。)
MOTOKOさんは、数日前に「松本英彦メモリアルコンサート」での「ジャニーギター」の素晴らしい歌唱の伴奏を、させていただきました。間も開けずに又ご一緒します。杉山裕美さんは2月のチャリティースマイル音楽会での「Tea for two」が本当に素敵な歌い方で目が覚めました。いつもは三人三様三曲、と「3」にこだわっていましたが、木村さんが欠席なので4曲ずつ歌っていただく事にしました。
その他の予定プログラムはこちら。
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また先月好評だったセッションタイムを今回も後半に、ほんの少し、10分間程設けます。1曲を2〜3人くらい、歌えるかな?テーマに沿った選曲が望ましいですが、好きな歌を歌ってください。ご自分のキーの楽譜持参でお願いします。

ラストは槙原敬之さんの「どんな時も。」を皆さんと一緒に歌います。歌詞を配りますが、インターネット上ではここに出ています。
http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=35548
この歌詞がとてもいいと思い、歌いたいのです。第1部でまず私が弾き語りで歌いますので聞いていただき、第2部の最後に皆さんと歌う予定。

土曜日の午後、春らしくなってきた東京。新橋「ベッラ・マティーナ」で、平和について、歌を通してご一緒に少しでも考えることができたら…。

残席は充分ありますので、どうぞいらしてください。








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by imamusic | 2016-02-19 13:41 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

今年初めの「さくらジャズコンサート」は今日!三枝氏との2人ライブでスタート!   

「さくらジャズコンサートⅩⅢ」…今日、2016年1月15日19:00〜新橋ベッラ・マティーナにて。
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去年このライブに出演した何人は歌唱力が飛躍的に進歩しました。12/20の六本木サテンドールライブはその経験が生かされました。しかし昨年末に今年の継続開催を決めた為、準備期間が短く、3人の出演者は集まらず、今月は出演者が三枝秀樹さんのみ。
そこで、観客参加型ボーカルセッションを第2部入れる事にしました。気軽に通常のセッションのように参加出来ます。お時間がありましたら是非遊びに来てください。聞くだけも良し。楽譜を持ってきてくれたら伴奏します。

三枝さんの今月の歌は「煙が目にしみる」「ドリーム」「スマイル」………。なんだか優しく甘い、目がショボショボしそうな、なんとなく、目に関係があるような曲が並びました〜〜(*^_^*)

それに対して何をこちらは並べましょうか?テンポがゆったりした3曲に対して、やっぱりスカッとアップテンポで、現実的な意味合いもあるちょっとシビアな歌詞の曲、なんて考えていたら「ルート66」が思い浮かび、それから「嘘は罪」。「グッドライフ」も、二次的連想で。

そしてやはり最近欠かせない曲「イマジン」。日本語の歌も少しやろうかな、やっぱり。久しぶりに、というかベッラ・マティーナでは過分なほど好評な「傘がない」かな。井上陽水さんのこの詩は偽善を嫌うあるいは真実を見つめる凄い詩。この歌は私の心にグサリと来る。それからジャズ即興で「荒城の月」もやってみようかな。4/2に友人の書家と銀座の画廊でコラボライブをするのだが、私が演奏しながら荒城の月の歌詞を彼女が筆で書くという。一度ライブの席でやっておこう。谷川俊太郎・武満徹の「死んだ男が残したものは」も、たまにはやってみようか。デビッド・ボウイが亡くなったニュースで「戦場のメリークリスマス」を思い出した。彼の音楽の事はあまり、というか全然知らない。映画俳優としては鮮烈な印象だった。坂本さんが作ったあの映画のピアノ曲を弾こう。あの曲は、弾いてみると、時々軒先きに溜まった雨がピタンピタンと強い音になってアクセントを付けるような三連符のメロディがあるが、ある戦争映像の中でそれが流れていた。零戦飛行機が体当たりで艦隊に突撃したり連合軍から撃たれてポタンポタンと火を吹きながら海に落ちていく音も無い映像の、若い飛行士達が後から後から無意味に亡くなっていくどうしようも無い悲しさの、そのたくさんの、音無し落下のタイミングと、ピアノのアクセントのコラボレーションの美しさ儚さが胸を揺さぶった。そうだ、今夜は、あれを弾こう。戦場のメリークリスマス。
平和と音楽、という事を考える時、あのピアノ曲は私の心情を代弁してくれる。

ところで、こんやは観客がとても少ない予想。三枝さん、店の人、その他の「行きます」と言ってくれた人、全部で5〜6人…かな〜。わからないけど。
でも無人じゃなくて良かった。
上手くまとめてテーマに近づけるよう、無駄な努力を?しておこう!

とにかく、今夜が、大切な私の「さくらジャズコンサート」の今年の初日。










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by imamusic | 2016-01-15 00:44 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

今年の「さくらジャズコンサート」1/15は、Free Entry 6 Vocalistコーナーあり。   

1/15(金)19:00~新橋「ベッラ・マッティーナ」で、今年も継続する「さくらジャズコンサート」を開催します。
この日、継続ではあるけれど、なんとなく惰性のまま、去年と同じ、ということにはしたくない。
年末に、ある人から「さくらジャズコンサートを続けるのはどういう理由からか?」と質問を受けた。

この質問があって、答えなければならず、頭がギシギシと動き始めた。その質問者は、なかなか詰めがしっかりした人だったので、質問しながら私が答えを引っ張り出すのを手伝ってくれる結果となった。

究極的に言えば、私にとって、この企画コンサートをやる意味は、私が平和を語るとき、自分自身の判断の根拠としたいものがほしいからだ。

つまりこれは、私自身の為に、やっているんだった。それを思い出した。

私には三人息子達がいる。彼らは30代の若者だ。彼らを通して若者の世代に愛着があり、未来の窓を覗くことができる。三人、という数字はありがたい。三人目が生まれたとき、自分の両手でコントロールできる以外にもう一人守らなければいけないチビが目の前に現れたが、三本目の手を私は持っていない。そこでスイッチが切り替わった。二人ならばなんとかコントロール下に置いて個別に引率できる身体的本能的感覚が、三人となると、私対三人の、もう集団相手という感じで、こちらも合理的に対処するスイッチが入ったのだ。そうなると、三人も五人も、十人も二十人も、同じ感じだった。

彼らの友達やまたその友達というような輪が広がって、30~40人くらいの児童劇団を作った。あの純粋で可愛いメンバー達が、私から見える未来そのものだ。

その彼らに、もし徴兵制度が出来たとしたら?もし外国でテロに巻き込まれたら?もし地震で足をとられて動けなくなったら?・・・その時、そばに私が居たら、ハッキリと手を取って「そっちじゃない!こっちだ!」と判断が出来るだろうか?その自信が無い。

高校の演劇部の先輩(団塊の世代)から「金曜日の夜は国会議事堂の前に行こう」と誘われる。それに対して、ハッキリとした考えと行動が出来ない。それが歯がゆく悔しい。誘うほうにも罪があるが、誘われて頭の中が真っ白でどちらとも判断できない自分、とは情けない。

さくらジャズコンサートとどう繋がるのかって?
今生きている人達は、同時代を生きている。彼らが歌う歌には社会背景がある。歌を歌う根拠にはおのずからその社会背景が影響している。大好きな音楽でその研究が出来るのだったら嬉しい。

1/15は、13回目になるが、そういった自分の開催根拠の自問を怠り、また勘も悪くて、どうもハッキリとはつかめない。だから、新たな方針を打ち出せず、宣伝出来ずにいて出演者が少なく、6曲分ほど空いてしまった。
そこで、他のことで課題のあったものと企画トッキングして小さなプロジェクトを創った。

名づけて「Free Entry 6 Vocalists」枠だ。
一曲なら練習すれば歌えるかも、後日参加したいので試しに歌っておきたい、などの1曲歌唱プログラム。
歌への根拠もたくさん聞けるし、時々やってみてもいいかもしれないな。



「FE6プロジェクト」の参加者募集。1/11と1/12のみで1/15出演しない人も参加OK。


1/11(月)10~12時、新代田区民集会所音楽室(楽譜のチェック・書き方、持参した曲の伴奏付き歌唱指導)千円。

1/12(火)19~21時、太子堂区民センター音楽室(楽譜のチェック・書き方、持参した曲の伴奏付き歌唱指導)千円
1/15(金)19時~、新橋「ベッラマッティーナ」(ライブの「Free Entry 6 Vocalists」枠で歌う)

費用は3回で、5,000~6,000円(全行程分、場所代、当日チケット代も含みます)・・・4人で成立。

まあとにかく、スイッチ入れてやってみましょう。アマチュア向けです。
お申込・問合せは私(いまむら)まで。詳細送ります。

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第二部に
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by imamusic | 2016-01-02 08:53 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

明日午後、12回目「さくらジャズコンサート」を新橋ベッラマッティーナで。   

戦後70年目の2015年が、あと13日で終わる。
明日は、この「特別な年」の意味を見つめながら、何をすべきか、音楽を介して学び、動こうと考えた企画イベント「さくらジャズコンサート」のとりあえず当初考えた最終日だ。

とうとう、この年、2015年まで来てしまった。戦争の忌まわしい記憶を、心の底に沈め飲み込んでずっと発言してこなかったご高齢の方々が、今年は重い口を開き始めた。

なぜ?と思うことがとても多い。私が何をすべきか、ずっとわからなかった原因も、少しずつ見えてきた。

2006年4月10日、いまむら直子という名前に変えて、音楽活動を始めた最初の自主ライブを行なったのが、当時住んでいた参宮橋駅近くの、知人の経営するライブハウス「Gauss」でだった。
トリオのメンバーは、ピアノと歌とトークが私、ベースが宮崎正秀、ドラムが中屋博之。昭和時代のジャズ界のベテラン奏者達だ。テーマは、第一部が戦前戦後の名曲スタンダードナンバー、第二部がファンキージャズ。
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その1年ほど前に川崎の知人の選挙活動手伝いで出会った山本博一さんという80才位の紳士の影響が、大きい。私を応援し始めた山本さんに励まされて、厚木のライブハウスに宮崎正秀さん・中屋博之さん達のトリオライブを一緒に聞きに行き、素晴らしい演奏だったので「(私の)新生トリオのメンバーにぜひ」と、山本さんが誘ってくれた。それから数年間、山本さんの喜ぶのを見るのが嬉しくて、彼が商社マンになる前の60年も前の学生時代にゲイセプテットというプロバンドのベースマンとして活躍したという「昭和ジャズ」研究を始めた。

その作業の中で、今まで何故か知らなかった国内の戦後の生き生きとした人間歴史を、ジャズライブから繋がっていった人々の口から聴いていった。

それは、自分のアイデンティティーを知る作業でもあった。

この初回ライブの数日前、決定的な新聞記事にも巡り合う。
確か朝日新聞「Be」だったと思う。
沖縄学の父と呼ばれた伊波普猷という人の言葉「深く掘れ そこに泉あり」というのがタイトルだった記憶。そのタイトルに心を惹かれた。
正しくは「深く掘れ己の胸中の泉 餘所たよて 水や汲まぬごとに」という文らしい。この言葉・・・ニーチェの「汝の立つ所を深く掘れ 其処には泉あり」と同じだ。つまりは、自分自身の立つ場所を深く理解すれば、そこには泉のように豊かな世界が広がっている、という意味のようで、この言葉によって、辛酸を舐めた沖縄の人達はアイデンティティーを失わず心を一つにしていけた、と書いてあった。

この言葉、2006年春の私には強烈な啓示だった。
たまたま、そのライブハウス経営者Y氏が沖縄出身で、縁あって突然知り合ったその人と同じ沖縄のことが書いてある記事に、知りたい一心の興味が深かった。当時、人生の迷い道に立っていた私にとって、その言葉は雷のようだった。

以来、私の心は平安でブレない。

少しずつ少しずつ、何かを求めて前進していく探求の道は、長い長い一本道で繋がっている。昨今は、なんとなく虚しい気持になるその探求活動もにぶりがちだが、東日本大震災や、戦後70年という節目で、焦点がだんだん定まっていく。

試行錯誤の「さくらジャズコンサート」は、ここ40年の私の表現活動を洗いだして見返してみると、確かに、今の音楽活動の中では真ん中に近い。

自主活動は、迷いも多くてキツイ。しかし、こう書き出してみると、やはり捨ててはならぬ宝の岩だ。これこそが、私の泉なんだろう。

明日で最終回のつもりだったが、ちっとも行き着いていないので、来年も継続していく。

明日12/19のさくらジャズコンサートのプログラム。曲目と末尾のテーマの言葉だけでは説明しきれない。2時間のライブの中で、いくらかでも伝え切れたら・・・。
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by imamusic | 2015-12-19 00:32 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

今日11/20(金)19:00〜「さくらジャズコンサート」@新橋ベッラ・マティーナです。   

終戦70年、歌への思いを検証し、平和を願って伝えていく会として、1月から始めた月例「さくらジャズコンサート」、今日で11回目を迎えました。

本日は女性ジャズコーラスグループShoofiesのリーダー、ちかまつともさんが、初めてソロボーカルで出演します。彼女とは世田谷の主婦劇団FMCで女優と音楽担当指導などで長い付き合いがありますが、今日はShoofiesの彼女とはまた違う個性の花が開きます。
また、私が所属しているデキシーショーケースがお世話になっている浅草にんげん座の俳優の仁木晴香さんも初出演。
そして、このコンサートの顔になりつつあるダンディな三枝秀樹さん、今年6回目の出演。

噂では今日は衣裳も華やかになりそうです。演劇系?レビュー系?少しそんな雰囲気を加味したボーカルライブ。11回目のテーマは「人生はドラマ」にしました。

雨の新橋柳通り、素敵な隠れ家シャンソニエ「ベッラ・マティーナ」で。
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by imamusic | 2015-11-20 10:38 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

10/17(土)14:00~さくらジャズコンサートVol.10@新橋「ベッラマッティーナ」を開催します。   

本日10/17(土)午後、第10回「さくらジャズコンサート」を開催します。

プログラムが出来上がりましたが、今日の番組は、ちょっと変わっています。
ジャズコンサート、と銘打ちながら、あんまりジャズジャズしてませんね。

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3人の歌い手が3曲ずつ、想い出の歌を歌い、その歌う行為の背景を語って、私たちの世代が生きてきた時代を検証してみよう。その中に、未来に繋ぐべきものや、自分達の在る姿が浮かび上がるかもしれない・・・というコンセプトの元、やっているコンサートですが、今回は足利さんの歌にデュエット仲間として藤田さんが参加するので4人の歌い手のパフォーマンスです。
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さくらジャズコンサートには初出場の韮沢さんは、赤羽のライブスナック「Bフラット」でのデキシーショーケースライブや私のワンマン弾き語りライブの常連さんで、赤羽歌謡祭で審査員賞を貰った事のあるカラオケ歌唱の上手な綺麗な声の持ち主ですが、お母さんが好きだった昭和ジャズをよく知っていて、老人ホームなどで披露することも多いそうで、何曲かデキシーショーケースの伴奏でも歌っています。

彼女の「昭和ジャズ」のイメージや認識が独特で面白いなと思いますが、ナンシー梅木さんが「君待てども」を英語で歌った「I am waiting for you」など見つけてきて(カラオケにあるそうです)、歌ってくれます。また英語ジャズではないけれど、なんとなくスゥイングしている日本語の歌「港が見える丘」とかも歌ってくれますが、言語が違うだけで、同じ様な古きよき時代のジャズ風な感じがしますね。

「海が見える~」からインスパイアされて、少し似ている題名のユーミンの曲「海を見ていた午後」につなげました。
更に「海」から港町のサンフランシスコに繋げ、港にはよくある別れを連想し「Cry Me A River」を。そのCry Meと言った人を優しく癒すような「Gentle Rain」、Rainつながりでまたまたユーミンの「雨のステイション」を第一部のラストに。

第二部で韮沢さんが歌う「Pretend」、年配の人達は懐かしそうに聞いていますね。あの年代の人達は、英語歌詞を自然にそのまま覚えてる! この曲はたくさんの歌手が歌っていて、日本語歌詞もいくつかあるようです。今回の日本語詞は、美空ひばりさんのもの。

「プリテンド」のもう一つの方の日本語歌詞を調べていたら、キングレコードの文芸部が作った歌詞があり、江利チエミさんなどはそちらを歌っていたようですが、進駐軍の仕事が多かったのでむしろ英語で歌う事が多かったらしい。

ある女性の方がブログに書いていました。「自分が小さい頃、今は亡くなった父がお風呂に入れてくれて、その時鼻歌で、プリテンドやケセラセラや慕情をよく歌ってくれた」と。しかも「英語で」。
そんな時代があったんですね~。第二部ではそのエピソードをお借りして「亡き父の愛唱歌」としてその3曲を歌います。

曲目を色々パズルのようにつなげて、私の歌をジョイントにして一つのテーマを作る。。。これがとても楽しい作業。今回はじっと目を凝らすと“庶民のぬくもり”・・・かなぁ・・・と思い、テーマをそう決めました。

雨が降る寒い土曜日になりそうですが、興味のある方はどうぞ。
研究サロン会のようなスタイルを目指しています。
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by imamusic | 2015-10-17 01:24 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

本日19:00~新橋で「さくらジャズコンサートVol.9」をやります。   

9月の「さくらジャズコンサート」の日がやってきました。
1ヵ月ごとにやっているのに前回から長い時間が過ぎたように感じます。

何故かな?

自分らしい視点で、スタンスで、平和について見つめたい、という目的で始めたこのコンサートシリーズ。
大げさな事はないのに、充実感があります。
自主企画ライブって、大変だけど、やっぱりいいな。

さて今夜の出演者はキュートな人ばかり。気持が、ね。
選曲をいただいて、いつものように色々並べて、ひとつのストーリー、ひとつの共通項を見つける作業がやっと終わった。テーマは「優しいまなざし」にした。何か、曲たちが、そうだよ、と言ってる気がして。

途中、ピアノ曲も一曲挟む。エルガーの「愛の挨拶」。母の大好きな曲だ。そういえば今月は母の誕生日だ。奇遇!

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田中さんも、三枝さんも、杉山さんも・・・全員アマチュア歌手だけど、ライブ経験も豊富。
きっと素敵な会になるだろう。
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by imamusic | 2015-09-18 05:39 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)

8月15日記念日「さくらジャズコンサート」を午後2:00から行います。   

本日は終戦70年を迎えた終戦記念日。
立場によってその意義や見方は随分違う。年令、自分史、住む場所、国家・・・。
こと私に関しては、戦後の混乱を過ぎた頃生まれ、ずっと東京を中心に住んでいるということが大きい。

昨日は、たまたま、オフの一日を野尻湖で過ごし、スウェーデン人と話す機会があった。他に同期の日本人の友達もいたが、スウェーデン人が一人居ただけで「終戦記念日」の見方が、自分の中で変わっていた。実際、彼に終戦記念日の説明をしても、不思議そうなキョトンとした顔をしていた。

東京では多くの事を、メディアを通じての擬似実感で得ている。野尻湖まで来て風景を眺め、スウェーデン人らと話したら、それが「東京スタイル」という特殊なものであることにも気付いた。東京にいると、議事堂の近くを通ることもあり、世論が身近にあると感じ、終戦記念日がなんなのか、どう考えたらいいのか、動いたらいいのか、ピリピリと二者択一で真剣に考える義務があるように、思っていた。

一歩、東京から出ると、そこにはビルや群集の風景よりも、山々の峰の形や木々の緑、川などが目からの情報として頭の中を占め、人間はその中で豆粒のように存在し、生きている感じがする。新聞やテレビやインターネットは、そこでは遠い。電波状況も悪くて繋がらないとiPhoneを使えない。移動するにも車が必需で、運転しているときは交通の安全が一番頭の中を占め、目は全てそれに集中し、空いている耳で、運転を妨げないような好きな音楽を聴く、くらいが情報だ。ラジオもたまにしか聴かないし、宿泊した山小屋では新聞も取ってないから、友人(大学の先生)は、途中のコンビニで私が買ってきた新聞を数日遅れの情報で見ていた。昨日の首相談話も、たまたま入った蕎麦屋のテレビで中継を見ながら、遠い話のように聴いた。馴染みの野尻湖の家族達は、子供達が育ち始めて育児への関心がど真ん中にあり、一番活躍する中堅世代夫妻は、そんな中で必死で、更に遠い。それは私の通ってきた道だからよくわかる。

我々外人を含めた四人の会話はとても楽しく有意義だった。スウェーデン人は日本語はダメで、英語が中心だったが、考えたことが伝わる大切さ、コミュニケーションの大切さをつくづくと感じ、英語力のあるなしに及ばず、大なり小なり様々な観点から、コミュニケーション問題の話になった。

今朝、終戦記念というものへの認識も、戦争そのものでさえも、コミュニケーションの改善で救われることが多々あったはずだ、と気付いた。去年まで、メディア情報で満たされた狭い範囲の頭では、この日はヒロシマ・長崎の原爆や沖縄の犠牲などへの鎮魂と感謝、今後の平和維持への祈り、といつも同じだったが。

今日は、そんなことをぼんやり考えながら「さくらジャズコンサートVol.8」を午後2:00から新橋「ベッラマッティーナ」でやります。
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プログラムを今ようやく組みました。いろいろ考えて、後半は私の立場で感じる歌を選びました。テーマは「真実」にしました。
8/15終戦記念日も、来てしまえばもう頭の中は少し未来の事に関心が移っていく。風化させないということも大事だけれど、それを携えながら、現在と未来への想像・創造、その為の準備をする方が大事だ。

我が母業で得た気持・必然性や、多感な時代に感じて未だに共感する曲達「傘がない」「ダニーボーイ」「嘲笑」「時代」「花はどこへ行った」などを歌う事にした。私なりの、記念日に捧げる歌たち。
会場で皆と一緒に歌うのは一昨日に続いて「イマジン」にした。会場・・・居るかなぁ・・・?暑いしね・・・。
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by imamusic | 2015-08-15 10:29 | さくらジャズ研究会 | Trackback | Comments(0)