カテゴリ:日々徒然( 213 )   

古本屋は、本屋や図書館よりも、面白い。   

昨夜は、経堂駅前のすずらん通りの行きつけの珈琲店「バーコルテ」で食後のデザート&珈琲を飲んだ帰り道、すずらん通りの古本屋「遠藤書店」に入った。
というのも、ここのショーウインドーに毛筆で書かれた「遠藤書店」の札の下に並んだ書物、つまりは遠藤書店が厳選した本たちの表紙がものすごく面白そうで眺めているうち、店頭の100円掘り出し本たちも一冊としてつまらない本は無いと気づき、ここは面白いに違いない、と店内に入った。すぐに綺麗な装丁のままの久生十蘭「従軍日記」が目に入り、友人でスポーツ関係の研究者の三ツ谷洋子さんから(叔父にあたる)久生十蘭の著作権管理を任されている、とご自宅の久生十蘭の棚を紹介してくれたのを思い出し、買わない訳にはいかなくなった。案の定、後半には三ツ谷さんが書かれた文が載っていた。
うず高くお宝本が埋もれた天井まである古本屋風の店内はカテゴリもよく整理されていて、この本の隣にこの本を置くか〜という配慮、パラパラ読みで読める内容への興味の対象に微妙にリンクする本並びのセンスに感嘆した。店主のコンセプト・生き様が、そのまま選書のセンスに現れている。
8月だからか、入り口付近で手に取った本の棚は戦争と平和や満州についての興味深い本が並んでいた。満州…母の生まれ育った大連、そして大地、父も学んだ満州の地、ここへの興味は尽きない。幻の国となった満州国の当時の写真と共に、私より10年も年若い研究者、安冨歩さんという人が去年出版した新しい視点での「満州暴走 隠された構造」という本も現代に繋がる構造解明と今やるべき事への結論にある意味納得した部分もあった。
いつしか6冊、買い求め、帰宅後、とうとう朝まで熱中して読んだ。これらの本を読んだり眺めたりすると私のルーツをも含む時代背景がわらわらと起き上がってくる。
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完読した大竹省二著「遥かなる鏡」(写真で綴る敗戦日本秘話)は、カメラマンとして活動した大竹さんの貴重な秘蔵写真も多く、ご自分の人生の話と絡めた内容に強く興味を持った。読み終わってプロフィールを見たら、なんと私の父が終戦時に最終学年の学業途中で学生として在籍していた上海の同文書院の卒業生で3年先輩の方だった。
やはり、どこかで私の血と繋がっている。本の中の写真や文章では昭和27年、つまり私が生まれた頃の東京の様子も伺える。今まで知らなかったが5/17に足立区で産まれた直前の5/1は血のメーデーと言われた大事件だったようだ。4/28の日米安保条約締結に反対してデモ隊の活動は膨れ上がり皇居前広場は大変な事になっている。戦争の現場のような凄まじい写真が2枚載っていた。この時、父は既にデモ隊と反対の立場の役所に就職していただろうか?先輩の大竹さんと交流はあったのだろうか?

今夜は、次男と三男の合同誕生会に母も来る筈だったが、残念ながら彼女は急に体調悪くなり(大した事はなさそうだが)来れなくなった。
今になって母に聞きたい事がたくさん出てきている。その内、質問形式で話してもらってまとめたいなーと思っているが、出来るかなぁ…。








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by imamusic | 2016-08-25 11:28 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

今年の8/15終戦記念日は晴れていた。五大路子の「横浜ローザ」を観に行った。   

8/15終戦記念日はお盆で里帰りが多く、東京は人が少なくなる。町を見渡すとスカスカした感じ。もう蝉も鳴き始め夏もあと少しという風景だ。

今年は終戦記念日でありながらリオのオリンピックのテレビ中継も毎日長時間あり、節目の戦後70年だった去年と比べて、数字のキリが悪いというだけで、ずいぶん雰囲気が違う。
テレビや新聞、最近はiPhoneの画面でのトップニュースなど、(特に都会の)人々の認識は画一的で、その、ほんの断片の更に欠片を知っただけで、世の中を知っていると誤解している人達が多いように思う。70年という節目も実はメディア情報の牽引に飲まれていたかもしれない。71年という端数の年だからと言って、重さが変わるわけでもないのに…。
幸いな事に今年の終戦記念日は昼も夜も、友人が開催した戦争反対と平和大切のテーマを持つイベントに参加出来、良かった。この日は他の事は何もしなかった。

横浜の赤レンガ倉庫…。昼はここに初めて行った。仲の良かった大学時代の同級生で今や有名人になってしまった五大路子と6月の同窓会で久しぶりに会い、8/15に「横浜ローザ」を演るよ、と誘われ行ったのだ。もう20年も続けて公演しているのに一度も行った事がなかった。
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満席だった。この会場は客席が全てフラットなので舞台が観えない時が多く残念だ。しかし私の席は劇場の中の特等席とも言うべき、演出家の座る位置だった。みっちゃん(同級生はそう呼ぶ…本名も美智子だ、路子でなく)が、気を遣ってくれたのだろう。

音楽も演出も装置も演技も、流石に淘汰され練られていて盤石な感じ。この企画への取り組み姿勢も素晴らしい。パンフレットを読み進むとみっちゃんの感じたものに共感するところが多く、結論も似ている。ただ、彼女は実際にシッカリと活動しており、私は活動において迷い道に入り込んでいる…。

パンフレットの「横浜ローザを語る」座談会というのが、とても充実していた。五大路子、山崎ハコ、山折哲雄、山崎洋子の4名。話の展開に惹きつけられる。こういうメンバー達と日々語り合いながら、スタッフの一員として、又リーダーとして、五大路子は居るんだな。1人でならたぶん数年で終わってしまっていただろう。彼女は今でも様々な自問自答を繰り返し、苦しみながら、発見しながら、続けている…うーー、尊敬する。同級生として…焦った…。それほど、とにかく良かった。自分に正直に、そして良い人達と語り合いの場を持ち多くの視点を理解して学び続ける、更に表現者としての使命と痛みを恐れずに受け入れ飛び込んで行く。そういうみっちゃんの昔と変わらない在り方を尊敬し、愛する。
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夜は作曲家の岡田和夫さんが書きおろした曲のみを歌う第一混声合唱団のコンサートを聴きに武蔵小金井南口に新しくできた宮地楽器ホールへいった。なかなかいいホール。
岡田和夫氏は50年近く前、飯倉片町にあった千田是也主宰のブレヒトの会でニアミスを何度もおかしている。こちらもあちらもお互いに知っているが交流は無かった。頭の下がる厳しい音楽活動をされている。こういう、研究発表のような活動もまた尊い。

考える1日だった。考える終戦記念日だった。そんな、2016年8月15日だった。














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by imamusic | 2016-08-16 21:09 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

北海道LIVEツアーその3(2016/7/29夜)苫小牧の叔父夫妻との語らいの一夜   

港町・苫小牧に毎年立ち寄るようになるとは、10年前までは想像だにしなかった。

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苫小牧港。

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マルトマ食堂の裏。

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マルトマ丼。千円前後!
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更に言えば、北海道に行くチャンスなど、私の人生には無い筈だった。キッカケを紐解けば、神の意志を感じてしまう。ここ苫小牧には、私の父方の祖母・森山うたの墓があるのだ…。

祖母・うた婆さんには、私が小学校1年に上がる時、立川の先の青梅線昭島駅に近い都営住宅に住んでいた頃初めて会った。長男の長女である私…彼女の初孫だ。ランドセルをうた婆さんから入学祝いに買ってもらい玄関先で記念撮影した。しかし彼女は父が幼い時に離婚し終戦の折に突如父の前に現れたものだから父との関係は推して慮るものがある。父は福岡県の県費生として10代を大連の満鉄育成学校で過ごし上海の大学で終戦を迎え郷里の福岡に戻って九州大学に編入していた。うた婆さんは再婚し北海道の炭鉱町・美唄で5人の子供をもうけていた…その次男が苫小牧在住の叔父だ。つまり祖父違いの叔父なのだが、書く字体や歩き方など亡き父に似てもいる。子供の頃、貧困生活の美唄の家に時折父が訪れ「勉強を頑張れ」と励まされたと聞く。今や釧路公立大学の名誉教授かなんかで国文学者の叔父。「万葉集」などの伝承文学や民衆歌謡史研究第一人者で「古典の中のことば遊び-歌のわざ、歌の力-」などという面白そうな講座も開き、私の心の襞の細やかな思いをどこまでもすくい取り理解し一緒に議論できる貴重な存在なのだ(叔父の研究対象は私の興味と重なり、アイヌの文化の話などもっともっと調べたいが帰京すると多忙で忘れてしまい勿体無い)。

うた婆さんは京都の下宿屋の娘。彼女の波乱万丈の人生とその時々の行動や気持ちを検証するのが叔父と私の共通の楽しみとアイデンティティ探索になり、そこから芸術論、人生論に話が及び、年に一度のこの語らいの夜は、いつも待ち遠しい夜だ。

この日は朝の苫小牧東病院コンサートに続き、夜は苫小牧信用金庫(通称とましん)の市民サロンでコンサートがあった。苫小牧文化賞を受賞し苫小牧文化団体協議会会長で顔が広い叔父は15名の観客を集めてくれたとか。その叔父曰く「今回のコンサートはいつもより歌が少なかったね、もっと聞きたかったという人がたくさん居たよ、東病院の船木先生を早く出し過ぎたね、先生のレッスンのようになったf^_^;後半のセッションはあれはあれで面白かったし、松本さんのトロンボーンも聞いたこと無いような柔らかい音で認識新たにし良かったんだけどね」と夕餉の席で。
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その叔父宅での夕餉の語らいは、時間と共に真に迫ったりゆったりしたりの大波小波があり、時々、自分でも気付かなかった心の奥底の既に結論を持っていた究極の大切なものまで浮かび上がり不思議だ。隠れた課題を見つけたりもする。実人生の喜怒哀楽を体や心にしっかり刻み込んで生きていながら、それらを俯瞰して検証する目を持つ叔父とはウマが合う。ドラマ映画のファンでもありたくさんの蔵書やビデオが図書館のように並んでいて、二階建ての一軒家は本の重みで傾きドアが閉まらない所もあるf^_^;

それらの検索表も作っていて、どの棚に何がありどのビデオに何が録画されているか、話題の流れで叔父の頭にピンときたものがすぐに出てくる。好奇心旺盛でクルクル動く叔父…毎日のように文化団体イベントの開会や閉会の挨拶の役回りがあるらしく苫小牧の名士なのだろう。しかしこの一夜だけは私の叔父として拉致したっぷり深夜まで独り占めしている。

そんな叔父を大好きな奥様である義叔母も静かながら面白い方だ。自然体で叔父に寄り添い、うた婆さんの残した庭畑の新鮮な野菜を上手に料理してテーブルに広げる。私も叔父も糖尿病なので料理はピッタリ、そして〜美味しい〜。あーそうか、こんな風にして毎日の料理を気軽に創意工夫で楽しめばいいんだ、と思った。

祖母の名前が「うた」。叔父の研究対象が「伝承文学」や「民衆歌謡史」。私のライフワークと重なる。













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by imamusic | 2016-08-03 13:04 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

北海道ツアー初日…トラブるほど思い出深いトラベルになる…確かに!   

成田空港から新千歳空港に着きました。行き先の空港に濃霧が出ていて出発遅れ、1時間半近く遅い到着。札幌は雨模様です。
手荷物も預けるほどでなく飛行機降りたらサッサとJR新千歳空港駅へ。ただいまエアポートという電車の中。16:30頃には札幌に着きます。

久しぶりの長距離の旅。新千歳空港から札幌駅に向かう電車の窓から見える、そぼ降る雨の中の景色…緑が多くて、その木々の種類や、広い畑や、まっすぐな道路や、建物が…北海道ならでは。

何故か胸がキュンとなる。
札幌は東京もどきの街並みだけど、東京と違って、車内でスマホを見ているのが1割程度なのも嬉しい風景(*^_^*)。

昨日は、午前中新宿で長時間の仕事の打ち合わせ、午後から立川のコーラス指導、夕方から逗子のとある別荘でジャズセッションと花火鑑賞。深夜帰宅して流石にくたびれ、暫しグッタリしながらも、0時過ぎて北海道行きの準備ゼロだったので、眠らないよう喝入れ、3時まで旅のパッキング。
北海道での5つあるライブはそれぞれタイプが違い、聞いてくださる皆さんへの一瞬での印象が、私の歌やパフォーマンスや私自身を受け入れてくださるかどうか、それはまず見た目と選ぶ言葉だ。あちこち移動するので、コンパクトかつ効果的な何パターンかの衣裳を選ぶのが難しい。
それが無ければ5日間同じものを着ていても平気な私…今回は去年までの山小屋生活ではなくホテル宿泊なので山モードでなくてもいいけど、あの山モード…私には合ってたなぁ〜。

その北大山スキー部OB山男で高校同級生のM君から、新しく札幌ジャズ祭で演奏することへの激励のメールが届いた。その中で「札幌は空気こそ東京とは違いますが、町並みはリトル東京で街中のジャズ祭はそう違ったものにはなりえないのでは思っています。」と書いてあった。彼は今、知床で仕事中。「今年から私はお手伝い出来ませんが、同伴の皆さんとうまくやって下さい。さっぽろジャズ祭出演者で、北海道(札幌)の歴史・文化を知っている方はそうそういないでしょうし、多少なりとも北海道の自然も体験している貴女は心の豊かさ(強み)を持った演奏家でしょう。」などと、今まで時には私の天衣無縫を厳しく叱ってくれた友人からの、涙が出そうな文面が続く。お陰で、そうか、そうなんだ、その道を来ていたんだった、と気づき、襟が正された気がした。同級生はありがたい。上下も無く、適度な距離感で、同い年の抱える問題を言わずもがなで共有し、自分では気づかなかった事を指摘してくれる。心が洗われるなー。

で、LCCのジェットスターで今回も往復、本当にありがたい世の中になった。何十年も渇望していた旅への夢が手に入って、ここ数年動いている。成田空港に新しく出来たLCC用の第3ターミナルに行くまでの第2ターミナル(電車が着くのはここ)から600mの屋外渡り廊下にある写真たちと旅の意義へのナイスなキャッキコピーが好きだ。遅刻しそうなのに、思わず立ち止まってしまった一枚が、ある。
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はは。なんだかねf^_^;。このほかにもたーくさん。ものの見方が変わる。世界観が広がる。それも荷物をガラガラ引っ張って搭乗口に行く道すがら、ちょっと勇気のいる空の旅へのキリリとした気分の中、これらの言葉は1つ1つが胸に深く一瞬で入る。
その中に「トラブるほど思い出深いトラベルになる」というのもある。実はウェブ予約した予約番号を入れて搭乗券を第3ターミナルのジェットスターカウンターの前のゲットする機械の前でメガネを外したのが足元に落ちたらしく、メガネがどこにもない、という状態に😱荷物の中身をを床に広げて全く見当たらず、札幌のメガネスーパーで買うかなぁ、まあその前に、今搭乗口に行くのに案内文字がよく読めないわ、困った…と歩き出し、いや!ちょっと待て!と機械の前に戻り係の人に訴えた。探してくれて、ずっと先のカウンターの所に誰かが拾って置いておいてくれた、と持ってきてくれた。
ふう。最初のトラブる。旅は、人生そのもの…。

しかしこの第3ターミナルへの廊下の素敵なギャリーはインターネットにあるに違いない。探したら、あったあった。
ナリタニスト で検索すれば出てくる。
http://matome.naver.jp/m/odai/2143320487592986701

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成田空港。新千歳空港が濃霧とかで出発が大幅に遅れた。
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……そして雨の新千歳空港。
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さあてもうすぐ、札幌到着。今夜は「紙ひこうき」というところでジョニー黒田とデキシープリンスwith松本耕司のライブに飛び入りの予定。









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by imamusic | 2016-07-28 15:45 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

都知事選の期日前投票をしに受付会場のある近所のボロ市通りへ朝散歩とブランチ。   

今日7/24は、7/31の東京都知事選に当日行けない人の為の期日前投票第二弾目開始日です。第一弾目は既に7/15に開始していて、我が区の受付は区役所のみでした。我が家は隣町で凄く近く徒歩でも20分位、自転車でものんびーり行ったって10分。ですがそれがもう遠くに感じるほど運動不足の最近。今日から始まる第二弾目はもっと近くの「まちづくりセンター」という区内に会場が28か所もある所なので、7/31は札幌ジャズ祭行きで不在の為……今日は起きてすぐ、9:00頃、行ってきました。

場所はボロ市通りの上町まちづくりセンター。昨日届いた二週間前受診の区民健診の結果(空腹時血糖値160、HbA1c8.8…今までで最高値😱)におののき、いつもなら自転車を使うところ700m先の会場まで歩く事に。ま、今日は少し暇だから。

歩くと又、見えるもの感じるものが違うね。投票後、会場を出ると目の前に世田谷代官屋敷が。人通りも少なく涼し目の夏日和、約2㎞の直線ボロ市通り、蝉が鳴いてる…白昼。暇。食事療法もしなきゃ、とまだ起きてから何も食べてないが、空腹ではない、こんな時には食べないんだぞ!…目の前の代官屋敷に…とりあえず…入る。
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朝早いから、お客さんは人っ子ひとりいない。裏の世田谷郷土資料館にも行ってみた。
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暇なもんで、ロビーのチラシや出版物や図書室をゆっくり眺める(外人向けの英語版パンフレットのKYODO…これが「郷土」と理解したのはその後帰宅してから。駅や小田急線電車内でKYODOは見慣れてるのでつい「経堂」と早合点。そうか、経堂にもあの辺りの特別な資料館があるんだな、と。バカ。)

1時間近くいたけどだーれも入館者はいない。涼しい館内で体調すこぶる良く、気になったチラシ類を持ち帰る。
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7月も下旬になると、やはりこの秋津島…日本には、先の戦争で亡くなった人達の霊魂が蘇ると感じる。この夏日和の空に。この蝉の鳴き声に。それを感じさせるのは、私の記憶からではなく、こういった体験者達の言葉だ。私自身がようやくそれを受け止められるような年齢になり、また発信する形が感情的でなく意味を持って整理され有効に表現されるようになってきたのは終戦70年目の去年が節目だった気がする。あと数年で体験者達は寿命が来てやっと口を開き語り始めた話が聞けなくなる。今が大切、受け継ぐ直属の、私達の世代の行動が大切。今年の夏はもっともっと知りたい。その先の未来に確固たる信念を持って行動出来るように。新宿住友ビル48階にあるこの平和祈念展示資料館(一度行ったが)、8月末までの夏休みイベント予定表がチラシにある。全部行きたいくらい。もっと知って自分の活動に組み入れたい。

資料館入館特典の割引券を貰ったボロ市通りのそば屋「富士屋」で天そばのブランチ。しかし閑散とした店内…割引券は使わない事にした…。

帰り道、珈琲が飲みたく、良いのが近所にないけど、今まで外観から入るのを見合わせてた「はちだいカフェ」に入ってみた。外観変えろ〜!中に入ると落ち着く〜。珈琲も美味しかった。なぁんだ。また来よう!(迷いに迷ってケーキはやめた。なんせ8.8じゃあ😱)

で、隣のコンビニで東京新聞と…迷わず、アズキアイスを😲!買い、帰宅。暇なので新聞を開く、と…。
なんと!新聞に同級生のみっちゃんが出てるではないか!しかも大きく!
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「横浜ローザ」今年は8/15終戦記念日のマチネに観に行く事にしている。そして夜は、Shoofiesの越部さんが40年近く参加している東京第一混声合唱団の最終公演、これも平和への強烈なメッセージを含んだ岡田和夫先生の毎年書き下ろし作曲作品の発表だ。
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みっちゃんこと五大路子…「横浜ローザ」の活動が20年。凄いな。未だに私は、そういう強さを持ち合わせずに右往左往している。世界情勢は急展開していく時代に入り、右往左往が、せめて、奥深さに成長する事を祈りながら、マイペースで行くしかない。あーそして今日は弟の還暦誕生日だ。こんな文字群の中にひっそりとおめでとうと書いておこう。あの戦争体験者達が平和の手応えとして眺めてきた私達だ。戦争体験を子供達に語るよりも個人の充実を語ってきた両親。だから私は今こそその意味を自分で探さないと。

今年もあの鎮魂の8月が、来る!












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by imamusic | 2016-07-24 12:30 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

アンサンブル演奏とは…sometimes I'm happy,sometimes I'm blue…   

時々、私は幸せ、でも時々、私は不幸せ…時々、私はあなたが大好き、でも時々、私はあなたが嫌い、…どうしてだろう?
嫌いな時でも、あなたが好き、それが私。それ以上、何が出来ようか?つまりは、あなたと居れば幸せだということ?

「sometimes I'm happy」という歌がある。何気なく聴いていたナットキングコールのアルバムの中に、この歌があった。ピアノ弾き語りでさらりと歌う彼のこの歌詞へのニュアンスが素敵だ。

今週は忙しい日々だった。その多くがアンサンブル演奏だったが…ソロ以外の、他人と一緒に演奏する事のメリットとデメリットを考えながら、今夜は帰路を歩いた。デュオ、バンドなどの演奏者同士、又は歌の伴奏なども含めて。

それは社会の中でどう自分らしく生きるか、どう他人と共存するか、ということにも通じている。
sometimes I'm…。
結局、みんなと居れば幸せ?そうかな?

でも、私が何かする事で喜んでくれる人がいる、それを目にするだけで幸せではないか!今週も多くの人が喜んでくれた。そうそう土曜日は誰よりもその喜びを身体で表現してくれたお客様がいた。雪村いづみさんだ。自分がステージ側だろうが客席側だろうが、その「好き!」のエネルギーと真摯な自然体は変わらない。それを見るだけで私は、役に立ってるみたい、と幸せだ!

土曜日は市川の「オーディダイナー」でデキシーショーケースとライブだったが、久しぶりにいづみさんが私のライブを観に来てくれた。バンド演奏前のワンマン弾き語りで懐かしいジャズソングを歌うと真ん前で一緒に口ずさむ。目が合い心が通い合う幸せな瞬間。バンド演奏になっても演奏者達との即興のやり取りがとても楽しい。
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その前の日曜日は東北支援のチャリティースマイル音楽会だった。これも、目的があるので意義深く、アマチュアの伴奏であってもそれなりに楽しめる。
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金曜日はしかし、平和を考えるというテーマで開催している「さくらジャズコンサート」だった。皆さん歌が上手くなり、開催意義は無くはない。けれど、テーマを深める事がどうにも出来ていない。特に今年になってから腰が砕けてしまっている。店の雰囲気もピアノの質も素晴らしく、演奏していてとても気持ちの良い空間だが、開催の根拠が乏しく、段々発表会のようになってきたのは、どうしたものか…。
今回はスタンダードナンバーを丁寧に歌う人が多かった。皆それぞれに頑張った。
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しかしヒット曲の持つ力はそれだけで強く、テーマは見えなくなり負けてしまったようだ。企画倒れになる前に来月はもう少しテーマに食らいついて準備していきたいが…。「さくらジャズコンサート」は、私のいい加減さ、詰めの甘さもそのまま反映される。何のためにやっているのか?このコンサートで学ぶ事が、未来の選択シーンでの自分の考えを深める事に役立ちたいのだ。が…。うーむ。でないと、私にはやっている意味がない。

演奏の職人達とのコラボは心が躍るほど楽しい!しかしそれが自主公演となると…研究という姿勢が時々無駄な事のように思え、アマチュアの伴奏のカラオケもどき機械演奏者になってもそれで喜んでもらえる事の方が意味があるとも思える時がある。しかしもちろん、自分の幸せはどちらにあるかと言えば…sometimes I'm…。

最近は、この状況を来年以降どう展開していくべきか、何を選び何を捨てるか、考え始めている。

年末まで後半戦、今月の札幌ジャズ祭初出演、9月の横田基地日米友好祭初出演、12月の大阪弥生文化博物館コンサートや京都のチャリティーイベント演奏など新しい事も多く、継続中の幾つかのイベントも磨きをかける。

16才の時、高校演劇部の回覧日記に「真ん中ってどこ?」と書いたら、親友が「一番痛いところだよ」と返答を書いた。多感なあの頃から今もあまり変わりがない…。

今週の写真の中で、そんなカチコチの私をやんわり包んでくれる一枚があった。この写真に癒されフリーな気持ちになる。チャリティーライブで毎月、ウクレレ弾き語りをしてくれる86才のトミー山田さん。
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by imamusic | 2016-07-18 00:31 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

Diabetes mellitus…つまり、とうにょうびょう…一応「治療中」と区の定期健診問診票に書いた…。   

今年も世田谷区の定期健診…今は特定健診というみたい…そのうち又、名称が変わるんだろうけど…それを受けてきました。昨日。
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音楽や演劇の事だと脳にスイッチが入るんだけど、何故かな〜?こういうものの書類の文字、凄〜く苦手で、何をどうするのか、ちゃんと理解してない事が多い。電気製品や楽器のマニュアルを読むほうがまだマシ。
数日前から事前に検◯して準備しなきゃならないものなんか、以前、決まった日程を過ぎてしまってダメになったり、うっかり直前に飲食してしまってダメになったり、いつも1週間くらい前から、間違えないかしら?とドキドキする。一昨日なんか緊張して眠れなかったし。前回も、14:00と指定されていてその時間に行き全部OKな筈が、最後に保険証を見せてと言われ、何故か持ってきてなくてダメになり、すぐには空いた日がなくてまた1ヶ月後辺りにやったんだった。
昨日の前夜も眠れなくて、仕方がないからバラバラになってた楽譜の整理をしてたらそれも膨大な仕事で朝になり、慌てて寝てから、昼前慌てて起きて、起きてすぐ(早朝のと書いてあるが早朝は寝た時間だった…)検💧をし、これでブツは揃った、と一安心。5時間前から飲食はするな水やお茶はOKと書いてあるけど、なんか間違えそうなので起きてから飲まず食わず。14:00ピッタリに来い、早めはダメ、と書いてあるので、12:45の朝ドラ再放送を見て(最近のとと姉ちゃんの展開はイチイチ感心してる)、13:00になりスイッチ入り、問診票に記入。いやあ、書くところ、多いなぁ〜。多すぎる!「何か気になることありませんか?」だって?うーん🤔そうだな、膝から下の足、スネかな、がとにかく冷えてカンカンになるんだよね、あと、目も見づらいか?◯だ。全部書いて自転車で飛ばせば15分の駒沢病院、OKOK!と思い、持ち物チェックしてみたら、肝心の、区から届いた書類全部が無い!部屋の楽譜や企画書などの書類に埋もれて、まーーーったく、見当たらない!焦った〜!それが無いと健診は受けられない!1週間前から緊張して食べるものなんか1ヶ月前から気をつけ(なんで直前急に気をつけるかなあ…(・・;))準備してきたのに…。とうとう時間切れで、ダメ元で提出物を一応全部持って病院に謝りに行った。そしたらもう一度帰宅して探して15:00までに来たら大丈夫だから、と言われ、3km近い起伏のある道を「もう〜やーめた!」と思いながら自転車で帰る内に、とと姉ちゃんの闇市の女性達の姿を思い出し、諦めちゃいかん!とやる気になり、帰宅!散々探してもーダメ、と思い、ふとShoofiesの楽譜が積まれた別の棚へ目を向けたら!あった!!
なんとかまた3kmフウフウ言いながら病院に戻り、間に合った!あれこれ検査受け、体重は去年より2.5kg増加(食べてないから…ホントはもっと…)、何故か身長は縮み、でも院長先生、目を見て胸を見て「大丈夫!」と太鼓判f^_^;。明日からまた、真面目にやろ!
と言うわけで、なんだかとっても、何もしないのに、やっぱり間違いもしたりして、疲れてしまい、ボンヤリ21:00には寝てしまいました。

だからこんな、夜中の1:00にまた、目が覚めてしまって…。しょうもないブログを書いておりまする。

えっと…今日の予定は?そうそう、UGirlsの歌唱指導だ。Uは卒業した上野丘高校のU。Girlsは8年下級生の音楽部後輩女子達4名…万年Girlsだから。もう何人か孫もいるけど、まだ高校生みたいに可愛い下級生達!歌声も性格も。うふふな感じ。9/10ハートフルコンサート@上用賀アートホールで歌う曲の練習なのです。

終了後、ちょうど同じエリアの劇場で大学の同期・白珠ちゃんが別役実を演ってるので、観に行く。別役ーーー好き〜!楽しみ!
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もう満員御礼らしいです。北沢タウンホールの地下にできた小さな劇場ね。本多さんの系列の何番目になるんだろう、この劇場。凄いなぁ〜。下北沢という街を本多さんは作ってしまった。北沢タウンホールは随分使わせてもらった。10回以上は演ったかな。懐かしいエリア。チョイ胸キュン。



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by imamusic | 2016-07-09 00:44 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

「詩人の生涯」の台本に目を通してます。発見は年取った喜びのひとつ。   

数年前、大学の恩師の告別式で久しぶりに会った先輩から「ゲラ、芝居の音楽、頼んだら作ってもらえる?」と言われ、そりゃあもちろん!と返事をした。今年になってようやく連絡が来た。5月上旬に台本を渡された。
一度サッと目を通して、机の上に置いたまま、又は鞄の中に忍ばせながら、多忙にて1ヶ月半も放ってあった。流石にそろそろヤバい。

で、今週からやり始めよう、と…一昨日の水曜日時間をたっぷり空け、まずは楽譜なんやら多種多様な書類の散らばった部屋をカテゴリー別に分けて整理整頓し片付け、ついでに庭も大掃除し枯れた花壇に花屋に走って買いに行き花を植え、掃除機でフローリングのレッスン室を綺麗に掃除し、シンセサイザーの埃を払って電源を入れ、何も乗って無い脇テーブルをその横に置き、鉛筆を何本か研いで五線紙の横に揃え、おもむろに、台本を開いた。

安部公房の「詩人の生涯」。
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気合を入れすぎたか…5頁くらい読んだら急に眠くなり、気分転換に夕方風呂に入り、それでも5頁で強烈な印象が頭の中を巡り始める。風呂から出て、籐の椅子の上でなんとなく居眠りしながらも、本の中の貧しい39才だっかの若い老婆が糸を紡いでいて糸が無くなりかける頃彼女も眠り始めたんだったかな、糸車は回り続け、糸が無くなったら彼女の指先が続いて紡がれ、とうとう彼女は糸になってしまう。糸車の下に眠っていた印刷工の息子がふと目を覚ましその最後を見たような気がして「あれ?」と思い、よくわからないからまた寝てしまう。翌朝その糸は隣の女が取りに来てジャケットに編んでしまう………。それを売るのに町の人達はジャケットが居るのに金が無い、息子は時々登場してそのジャケットは売るべきじゃあ無い、とはいうものの、売らなければ生活ができない隣の女の意見も最もだと思う。しかし売れずに生暖かい老婆のジャケットは質屋に売られる………。
その辺りまでその日は読んだんだ。

不思議な話だ。そしてやっぱり、安部公房は安部公房だ。あの安部公房スタジオの公演、在校中は殆ど観に行ったんじゃなかったかな?

詩のようでいて、やはり役があり、物語があり…でも、他の台本より音楽のように五感に響く。難解と思っていた「詩人の生涯」が、今では頭でなく何かもっと深いところで共感する。

そして金曜日の今日。仕事は自宅でのレコーディングだけで余裕もあり、またその先を読み続け最後まで読んだ。

不思議な事に全く見えなかったカラクリが突然見えてきた。何もアジテートしたりしてないのに、抽象的なイメージの言葉の全てに具象的な言いたいことの情熱が乗っていて、言葉の言い回しに時の流れは感じても世界観は時空を超えて響く。
その発見の喜びに1人浸って21:30頃読み終わった。

若い老婆の息子…くたびれて精神の火が消えたようなボンヤリした労働者の息子が、異常気象でカミソリのように冷たくて固い雪がたくさん降ったお陰で雀でさえ飛べずに落ちてしまい街は凍死者だらけになり世も末になった世界を救うことになる。生き物なんかいないはずの街にネズミが走り回る。それは老婆のジャケットがある質屋に住んでいたネズミ。ネズミが巣を作ろうと材料を探し生暖かいジャケットに食いつくと、老婆の血液が滲み出てジャケットは空中を泳ぎ雪を溶かしながら滑っていって息子を包む。凍死者たちは生き返り、雪の言葉を書かなくては!と息子は全ての言葉を書くと息子は雪の中に吸い込まれていく。これが物語の最後だけれど、鬱屈した最初と違ってそこには希望や勇気や未来が見えて、生きるということも見えて、何か清々しい。

読み終わり、なんとなく、あの息子は筆者そのものかな?と思い当たった。そしてまた風呂に入り、出てきてふと、いやいや「詩人の生涯」の詩人も、つまりは安部公房なのかも。彼はそこに自分を託したのかも。

そう思えた自分。それが嬉しかった。年をとる喜びはこういう発見に至った時!

台本というのは普通の本と違って同じ本を何度も何度も読む。何十年ぶりかに又は読むチャンスもある。ブレヒトの「セチュアンの善人」もそうだったが、作者の年齢はとうに超えてるのに、新しい発見や学びがある。リアルタイムで何かが響く。

そして、台本に付ける音楽は(この仕事こそ何十年間やってきた事だけど)、名曲を書くという感じではなく、まずは台本に親しむ、その中に住む、そして聞こえてくるものを書く。結果的に曲として好評だった曲もあるが、歯車のひとつという意識で書くから、消費している感じで、私は殆ど覚えていない。演劇の音楽はそれがちょうどいいバランス。こういう時の私の意識は、音楽家が書く作曲ではなく、演劇人が書く作曲なんだろなぁ。
チームの一員で仕事をしている喜びがあって、好きだなぁ、やっぱり。

「詩人の生涯」…在学中に同級生たちで違うチームが試演会でやった記憶がある、講堂で。今読んでみたら急に距離が縮まりとても好きになった。
あの時、私達のチームは確か山内先生のオリジナル台本「零の地点」だった。音楽担当もした記憶。






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by imamusic | 2016-06-24 23:06 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

先生は優しい…レッスンで生徒が言った。違うよ。事実を見てるだけだよ。むしろ冷たいんじゃないかな?   

変なタイトルだ。ま、いっか。
既に昨日となった火曜日は朝から3人の個人レッスンが続いた。
最近はレッスンの時、無駄な時間にしたくないので、人ひとりに対して真剣に向き合ってしまい気合いが入って…3人続く結構疲れます。

最初の新人生徒さんが、私の何かコメントに「先生は優しい」と言った。その言葉に思わず「それは違う」と返した。
そういえば20年位前、子供のピアノ教室とタレントさんのボイトレ教室を我が家でやっていた時、演出家の旦那様が「お前の教え方は責任を持ってしっかりと教え込んでない」と言われたものだ。

教える、というのは大変難しい。自分が学び続けてる最中だというのに。
しかし私の中には、何故か、教えるという事のあるスタイルが元々存在しているようだ。強く意志として前面にあるのではなく、状況が窮鼠猫を噛むという状態の鼠になると、奥から浮き出て私自身を守るように出てくる。その状態は、例えば子育て、それから準備不足のレッスンや演奏など。
父が、私が母になった時くれた、彼が自分の子育てに参考にしたという本…羽仁進の子育ての本…そのスタイルで父は私を育てたのか?そこに私のルーツがあるのか?進学した桐朋学園を創立した教育学者の生江義男さんの「どの子にも全て、生まれながらに才能がある、それを生かせないのは教師ではない」という言葉も、私の根っこに響いて今に続いている。

自由と自立が好きだ。人間が好きだ。

その好きなものを眺めていたい。勇気づけたい。そこから溢れ出るパッションが芸術の力で昇華していくのを味わいたい。その為に、事実だけをよく見て状況把握し、分析してアイデアを提供する。ただそれだけのこと。生徒に対する優しさなど微塵もない。

自立こそが、多くの事を解決すると思う。

心を込めて教えた生徒が自立し、去っていくのを何百人いや何千人と見てきた。その寂しさには慣れっこになっているが、その後自分の世界を切り開いていってる彼らの誰かの姿の中に、ふと私の存在を確認し、ほんのりと喜びに浸る時もある。

自立には、まず、自分を見つめ知る事、その良いも悪いも愛する事、それが個性であり大切な自分、それが歌の原点だ。究極的には、リズムも音程も、関係ない。私達の住む所での音楽スタイルは社会の歴史の流れの中から存在している。しかも短い年月の中で。たった一度しかない短い人生で、歌が好きだ、という素敵なものを見つけておいて、そんな、人間が偶然に作り出した狭い音楽ルールなんかにとらわれ、自分を殺してしまっては元も子もない。私も若い頃にはその音楽ルールに縛られていた。もちろん、ルールがあるから一緒に演奏できる。そこはスポーツのルールと似ている。ルールを学び知りスキルを高めるのは悪くない。だけれど、「歌」の本質、つまり「自分自身」を見失わないように。多くのルールを知った気分になり、長年世界中で培われて既に出来上がった巷にあふれる音楽の魔法に酔って受け身の幸せ気分になる。それは自分の歌のルーツにはなるだろう。けれど、真似しても、あなたはあなたでしかない。サッチモでもないし、パティペイジでも、コルトレーンでもない。背の高さも親も環境も違う。

私には、教えるものは何もない。優しいのではなく、冷たいんだ。あなたは私のコメントに救われるのではなく、自分を愛してください、それが一番大切で一番近道、と言いたかっただけ。

あ、そうだ、今日6/8は「キンのツボ」ライブですよ(^_−)−☆
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by imamusic | 2016-06-08 01:00 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

「す」の句…巣に戻り 雛弾くピアノ 道続く by イモムシ   

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昨日で、私の誕生日2016企画「イモムシ ウタう WEEK」が終わった。
怒涛の一週間。ホントに演奏と準備とそしてレッスン、その合間を縫ってのパーティと、目まぐるしい一週間でした。
最終日の昨夜、立川いったい音楽まつりから、ショルダーシンセサイザーを抱えて、自転車で帰宅。
家の中から、バッハインベンションを丁寧に弾く音が聴こえてきました。最近再びクラシックピアノを先生についてしっかり学び直している次男です。まるで音が変わってきました。練習している様子は昔の自分を思い出します。ピアノは、一旦学ぼうと決めたら、後戻りできない探求の深みにハマる。彼がそこに自らの意志で到達したのが感慨深い。
お腹が空いて夕食を食べに行こうかと思いきや、近くのスーパーオオゼキが閉店間際の時間だわ!と見つけ、急いで自転車で買い出し。狙いは美登利寿司の半額セール✌️梅ヶ丘の名店美登利寿司のコーナーが一角、ここにはあるのです😁
しかし行ってみたらコーナーはもぬけの殻。日曜日夜、錦織の試合を自宅で見ながら美登利寿司とビール…うーん考える事は皆同じ、か😞
で、魚コーナーの豪華刺身半額セールに移動。なんとか美味しい刺身とご飯で錦織試合を見ながら次男と夕食が出来ました。
その後、5/15に立川米軍ハウスで行われたハウスでアートに行った時プレゼントされたアコーディオン、弾き方わからず、次男が買ってきた教則本を貸してもらう事になったり、私が買った腹筋マシーンを次男が使い方を見ながらあれこれやったり…やはり親子だな、頭の回路が似ている。

そうやって、とうとうこの週間が終わり、最後の句も、うまいところに落ちました。

さあてと!少しは楽な月曜日。午前中は今からレッスンですが、気持ち新たに、ムシの生活が始まります。

連続して10句を眺めてくれたあなた!
作句参加してくれたあなた!
ありがとうございます!(^_−)−☆





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by imamusic | 2016-05-23 09:45 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)