カテゴリ:日々徒然( 207 )   

Europe tour 2017-5.18-30 with Dixie Showcase 2   

After 3 weeks from the end of hot days, the rainy season has come here, in Japan.
あの熱い日々の終わりから3週間が過ぎ、そしてここ日本は、梅雨になった。

Gentle Rain always take away memory and feeling from us.
静かな雨はいつも、過去の記憶や想いを洗い流していく。

I wonder if we really went to that country like Gulliver's story,Holland?
私たちは本当にあのガリバー物語のような国、オランダへ行ったのだろうか?

And we played jazz with those giants in Holland?
そして、あの背の高いオランダの人達と一緒に、ジャズを演奏したのだろうか?

For the last 5 days, we enjoyed the scenery of southern Holland.
The third day, 5/26, we played at the Breda Jazz Festival.
旅の最後の五日間、私達はオランダの南部の風景を満喫した。
その3日目つまり5/26、私達はブレダ・ジャズ・フェスティバルで演奏することなった。

オランダ人の生物学者でトロンボーンのアマチュア演奏家でもあるウィリアムさんが、ここオランダでの世話人だ。5〜6年前から我が「デキシーショーケース」とは親交がある。彼が仕事で来日した時はトロンボーン持参で新宿トラッドジャズ・フェスティバルや赤羽のライブハウス「Bフラット」ライブにたびたび現れ、私達の演奏に加わった。そしていつも言っていた。「いつかオランダのブレダ・ジャズ・フェスティバルにおいでよ」と。私達もその気持ちは十分にあり「いつか行くよ」とは返しはしたが、ヨーロッパは遠く、メンバーたちには諸事情あり、実現不可能と思っていた。しかし、神様が与えてくれた、殆ど七夕の織姫と彦星の逢瀬のタイミングのような星の巡りの偶然と必然によって二度とない条件が揃い、おそらく生涯に一度と思えるこの旅を実行できたのだ。オーストリアのリンツから、TV番組「世界の車窓から」もどきの電車の長旅でドイツを丸々横切って、オランダのユトレヒト駅に着いた。迎えに来ていたウィリアムさんはあまりの感激に目が潤んで顔が紅潮していたが、その涙を見て、去年「ブレダ・ジャズ・フェスティバルに出演申し込みしようと思うんですけど、どうですか?」とバンマスの小出さんに声をかけた言い出しっぺの私は、本当に報われた気がして、胸がいっぱいになった。前半のスペインやオーストリアの世話人の方々も約1年ぶりの再会を心から感動し目一杯歓待してくれ、私達も信じられないような展開に心が踊り、幸せに浸った。しかし、ウィリアムさんとバンドとの心の絆は更に深い。用意してくれた宿(大きな部屋にたくさんベッドがある合宿所のようなB&B)や、最終日に訪れたウィリアム邸がある場所が、街から離れたのどかな田園地帯で牛や羊の方が人間より多く、そんな場所に「あちこち行かずゆっくりしなさい」と5日間のウィリアム流・オランダ流の夢の時間を計画してくれたのだ。コウノトリの巣が庭にありカエルが鳴く美しく整備された庭のある宿での緩やかな時間や、ほとんど自転車で回った数キロ四方のサイクリング散歩で見た伝統的な村の人々の祭りや古城や風車や河べりでの様子への感動・・・これらが私達にはたぶん、この2週間弱の旅での一番の至福の喜びと発見であったと思う。日本に居て想像していたヨーロッパ旅行、昔仕事で滞在した事のある人が想像していたヨーロッパとは全然違う。今回の旅は、このメンバーがこの年齢でこの年にこういう状況や条件の中敢行した、というところに、唯一無二の珠玉の価値がある。

それでもまずは、報告するのに分かりやすいので順序を変えてオランダ滞在三日目のブレダ・ジャズ・フェスティバルの時間から「続き」を載せます。
オランダ南部のブレダという小さな古い街で毎年開かれていて、日本では神戸ジャズ・ストリートと提携しているそうです。
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ブレダでの演奏終了後、演奏会場の前で記念撮影。この日の日没はなんと21:45頃。私達は18:00からのステージで20:00頃終了した。20:00過ぎてもまだ夕暮れ前という感じ。
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中央広場の特設ステージではウィリアムさんが所属するビッグバンドの演奏があった。
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私達と同じデキシースタイルのバンドはアンプラグドで路上ライブ。
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小さな川の橋を渡った先は学校の校庭を利用した野外ステージ広場。
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あちこち見て回りカフェで休憩の観客。このフェスは入場無料で自由。オランダでは車椅子に乗った人達が健常者と同じように外出を楽しんでいる。

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見物しながら歩いていたら、ビルの中庭にあるカフェから聞き慣れた音色とフレーズが聞こえてきた。おお〜! 我らのトランペッター下間晢さんだ。このフェスティバルの招聘ミュージシャンとして毎年東京から来て出演している花岡詠二さんのステージを見物に行った下間さんが、懇意の花岡さんから呼ばれて共演していた。どんな状況下でも、下間さんのトランペットは人々を間違いなく魅了する。


熱心に聞く私を見ていた隣席の金髪のオランダ人女性が「Your husband?」と聞くので「いやいや、あのトランペッターは私達のバンド仲間だ」と英語で返した。すると大喜びして急に仲良くなり、その後の私達の演奏をご主人と聞きに来てくれ、facebook友達にもなった。ロッテルダムから来た彼女はジャズが大好きで、それほど気乗りしてなさそうな寡黙なご主人を連れて一生懸命オランダ語で説明して居た素敵な夫人だった。

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その後、ウィリアムさんのトリオの演奏もこのカフェであり、下間さんと共にクラリネットの菅野さんも客席に居たのを呼ばれて、このステージに一曲参加した。
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我々が演奏するHijgend Hertという店の前に張り出されて居たプログラムに18:00からDixie Showcase(Japan)と書いてあった。
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18:00になった。出入り口の外でまず数曲演奏してから中のステージへ。広い窓があり外が見えテラス席もあるカフェ「Hijgend Hert」で、ブレダ・ジャズ・フェスティバルに初出演のデキシーショーケースが演奏。
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MC担当は、何故か、むちゃくちゃ英語の私。むちゃくちゃぶりで仲間が笑ってる。「私達は日本から初めてオランダに来た、多分これが最後で二度と来ない、何故なら私達は高齢なもので。今居合わせている人達はそんな場面に偶然出くわしてラッキーだ。だから今すぐ携帯電話で今言った事を友達や家族に伝えて、すぐにおいでよ、と誘って。滅多にない事だから。」とか「今からチャイナタウン・マイ・チャイナタウンを演奏するが、あなた達は中国人と日本人の見分けがつくかい?とてもよく似てるけど違うんだ。どこが?まあ目が細いよね、中国人は我々より…。ではバンジョーから。聞いてね!」みたいな事を、思いついたままにいつもの東京ライブと同じように、滅茶苦茶英語でやった訳です。でもその都度客席は笑い、伝わったようで嬉しく、「アリガトー」と叫んでくれる人も居た。
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オランダの一日は長い。街は時間を追うごとに音楽のるつぼになっていった。
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路上の賑やかなセッションに、私の横で見物していた菅野さんが、たまらずクラリネットのケースを開け楽器を組み立てる。お?!と期待の目が注がれる。何コーラス目かの終わり少し前に立ち上がり参加者に一礼してお辞儀する菅野さん、受け入れる演奏者達。心から愉快で楽しく、嬉しいひとときだった。
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フェスティバルは日没後も続き、だんだん演奏のジャンルは大音量のロックが多くなる。と共に背の高い若者達でごった返していく。左側の角の赤い外装の店の二階で打ち上げ(というか夕食)を食べ始めたのは22:00過ぎ。日が長いのでそういうスタイルなんだと、ようやく諦めがつき始めた私達。やっぱり日本人の生活サイクルとは違い・・・疲れました。
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宿に帰宅したのは日付変更の前後、夜中の0時頃だったにもかかわらず、日没後のこの明るさ(・・;) このくらいの時間になると、宿舎の庭の奥のコウノトリ巣にオス鳥が帰って来る。少し前からメス鳥が立ち上がり待っていて、突然どこからともなくバタバタッと帰還すると短い間けたたましい鳴き声でつがいの愛撫をしすぐに静かになる。まだ飛べない雛が巣の中にいるらしい。

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翌日はブレダから数キロ離れた静かな街の広場のようなオープンカフェ「Oncle Jean」で演奏。ツアー中ユニフォームを着て演奏する最後の場、という事で心地よい緊張感があった。
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マイク無し、生ピアノ、外気の中、木立のある広場・・・ここでの演奏は一番良かった。前夜かなり遅い時間に宿に帰ったが、ブレダでの演奏を録画していた為それをチェックするつもりで見始めたカメラ担当のバソコンを、「全員で演奏チェックしなさい」という指令がバンマスから出て、バンド始まって以来初の研究会モードになった。これに全員前向きで意欲的に参加して自分たちの演奏に向き合った、という流れがこの日の演奏に活きていた。画期的な出来事だ。今後のデキシー・ショーケースに期待したい。私も含めて。

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5/27(土)当ツアーでの「デキシーショーケース」ライブ最終回。スタッフ内2名(あと2名は写真撮影中)と、ウィリアムさんと、彼の大学時代からのバンド仲間の同級生と。

翌日はいよいよツアー最終日。川べりに建つウィリアム邸の庭や桟橋から川へ周遊したタグボートでのバーベキューパーティとセッションライブ。

(続く)



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by imamusic | 2017-06-20 14:43 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

美術館、図書館、本屋…私が自分を取り戻すのは、いつもここ。   

デキシーショーケースの皆さんとの欧州演奏旅行から帰国して半月が経ちました。
約二週間の間に時差ボケや旅行の興奮から各自差はありながらも少しずつ覚め、一週間後のライブでの再会、その5日後の東北支援チャリティライブと2回の馴染みの顔を眺め、いざ演奏してみると、不思議や不思議、旅行前とは全然違う。
私達は何か、先に進んだ感じがしました。その仕上がりを演奏しながら体感し、これはただ事ではない経験をしたもんだ、と改めて思いました。
その気持ちや変化と様々なミラクルの体感エピソードへの感動はスンナリとは伝わらず、どうしても本にして残したい、と思っていますが、そう言っている間に、レッスンや他のライブや日常生活に明け暮れ、ようやく今日6/16、昼間の長時間お休みとなり、手入れの怠った髪の毛をリフレッシュする為に、行きつけの用賀の美容院に行きました。
終了後、遅めのランチを駅ビルの蕎麦屋そじ坊で「カツ丼と月見ざる蕎麦定食」を食べ、食後の珈琲を気持ちよい場所で飲みたいと思い、結局大好きな砧公園の中の世田谷美術館まで来てしまいました。
いつもより女性や子供が多い館内…そうか。あの「はらぺこあおむし」の挿絵画家のエリック・カール展をやってるのでした。世田谷アーツカード会員割引で観れるけど…この絵たち…持って帰りたい!
先にミュージアムに行き、絵ハガキで好きな絵柄を9枚選んで買いました。もしかしたら挿絵というのは原画も案外小さいかもしれない。
9枚買ったらだいたい展覧会入場料金と同じくらいになりました。(しかし!パンフレットの裏には入場料金65歳以上は更に割引があると!おお!このシニア割引、これからあちこちでお目にかかるのね!嬉しい!)
それから、他の美術館のパンフレットや情報誌が置いてあるコーナーへ行きあれこれ物色。このパンフレットを見ているだけで刺激を受けます。タイトルや副題がまたキャッチャー!「創作の裏側」「カンヴァスの中の巨匠たち」「レコードと中野の暮らし」「東京慕情」「それぞれのふたり」「絵本とともに、あゆんだ道。」…………。私はこういう文字に、興奮するf^_^;
世田谷美術館の地下にあるカフェ「セタビ」のテラスのテーブルにパンフレットを並べ、この美しく品格があり自然と調和した建物を堪能しつつ、この建物が私が入学した都立青山高校の大先輩でもある内井昭蔵氏であること、実際の建築工事は卒業した高校のある大分県の佐伯建設が施行したことへの感慨にも浸りながら、ランチ後の珈琲をチビリチビリとやっていますf^_^;
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帰って来たぞ!世田谷へ!

(旅の報告は、またこの次に。)



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by imamusic | 2017-06-16 15:24 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

Europe tour 2017-5.18-30 with Dixie Showcase 1   

5 days have passed since I came back to Japan.
帰国してから5日経ちました。

When I returned to the ocean once again, we felt something of my cell changed.
一度渡った海を再び戻った時、私達は自分の細胞の何かが変わったのを感じました。

This trip was full of miracles.
今回の旅は奇跡に満ちていた。
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5/20(土)夜、スペインのサンクーガ「Pza Octavia」で、デキシーショーケース初の海外ライブ。
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観客の中には、サンクーガの女性市長も来ていたそうです。夕方から始まり日が暮れたら終わるかと思いきや、なかなか日が暮れない。日没は21時を過ぎていた。しかし街は人々がたくさんいて、音楽への理解が日本とは大きく違っていた。MCは私の下手な英語でいつものようにすすみ、用意していったスペイン民謡「ラ・パロマ」を歌ったら年配の観客が唱和し大変喜ばれた。終演後の打ち上げパーティーをして宿に帰ったのは日付を越えた午前様。
この日はその前の昼間、現地の世話人で今回ツアー代表の友人エスコーダさんの自宅テラスにてエスコーダさんの交通事故快気祝いランチパーティーを行なった。多くの友人が集まって演奏した後、この広場で演奏。長い長い1日だった。前日は日本の観光ルートでは殆ど行かないといわれるモンセラート修道院へ。

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スペインに3泊した21日朝は移動が早く、睡眠時間は数時間、荷造りもあり殆ど寝ないで明け方未明の4:30に宿を出発。エスコーダ夫妻の運転のレンタカーに分乗し空港へ。アムステルダム空港乗り換えでウィーンへ。なるべく経費を浮かそうと、大きな重い荷物を引っ張って空港前のバス停から路線バスに乗って1時間くらい。ウィーン西駅へ。この移動はチョット大変。西駅駅前のバス停に着いてもホテルが見つからず全員でウロウロ歩行。やっと見つけて16:00頃ホテル入り。その後みんなはウィーン観光。私と数人はこの晩ワーグナーの名オペラの最終日だというのでネットで予約していたが、ふと見ると開演が17:00と遅ればせながら確認し、慌てて着替えもそこそこにタクシーでウィーン歌劇場に。超ギリセーフ。
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今回は前から5列目の素晴らしい席で、演奏も間近に見れ、オペラの仕上がりは最高だった。10年位前にこの劇場に来た時は残席やキャンセル待ちで朝から並ぶとある程度の人数がたったの500円位で入れる立ち見席があり、2公演それで観た記憶がある。この写真の右側の柵の右側にいる人たちだ。あの時は早めに入れて柵の真ん前で観覧した。今回の席と随分環境が違うが熱中してしまうので疲れは同じ。ただオケに近いのが素晴らしい!終演後は劇場内のカフェでお茶と歓談。
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翌日はホテルの目の前のウィーン西駅から電車でオーストリア郊外の産業の街リンツに移動。ウィーンとは全く違う、(なんというか川崎みたいな?)その中の有名なリンツ大学の学生寮の一部へ宿泊。ツアー代表の友人で数学博士のブルーノ先生がマネージメントしてくれたリンツのライブは、在オーストリア日本大使館の助成金を得た国際交流コンサートとして、大使館のホームページや前日のリンツ新聞にも大きく取り上げられた。まずはブルーノ夫人の道案内でリンツの旧市街を散策。

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その後ブルーノ先生の発案で観客動員の為の「ハメルーンの笛吹き作戦」。街を演奏行進し、客を引き連れ、会場へf^_^;
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デキシーショーケース、オーストリア・日本交流コンサートの始まり。
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用意していった「エーデルワイス」を博士のギター伴奏で夫人と共に歌った。会場の皆さんも一緒に。日本勢のクラリネットとバイオリンも。こういうのはなかなか受けがいい。
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ハメルーン作戦で集まった観客達f^_^;
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現地のデキシーバンドとのコラボ。
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この後、オランダへ行った。前半はスペインが3泊、オーストリアが3泊。後半は南オランダの田舎に5泊だ。

(続く)

(鈴木俊夫撮影)

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by imamusic | 2017-06-04 17:35 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

成人式…45年前のあの日は、同級生と学科の宿題に夢中だった。   

以前は1/15が成人式と決まっていた。最近はどういう設定だったっけ?第二月曜日なの?何度か、その設定が変えられた気がするんだけれど。ま、今日、2017年1月9日(月祝)は、今年の成人式だ。

東京は雨が降ってます。庭の山茶花の赤い方の花が咲き始めている。
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各地域でセレモニーがあるよね。学生は戸籍(住民票?)のある土地に里帰りする人もいるね。
45年前の私は、というと…住民票は、父が国家公務員で任地が国内のあちこちに2年毎に移動するので、あの時は両親はどこに住んでたかなぁ?よーく思い出さないとわからない。もしかしたら岐阜、いや、静岡、かな?その辺だった気がする。

でも、大学の演劇科の2年生という年は、頭の中はお芝居の事でいっぱいだった。毎週出される宿題は演劇科ならではの色々。日舞や狂言は先週やったお稽古内容を何度も練習して覚えておかないといけない。演技レッスンの「ことば」の課題もある時はある。だけれどあの頃の桐朋学園大演劇科の学生の頭を悩ます宿題は、何と言っても「うごき」の演技レッスン、ヤスさん(大橋也寸先生)の宿題だった。ヤスさんはフランスのピーターブルックの所で学んできたものを私達に提供してくれた。高校演劇ではスタニフラフスキーのやり方しか知らなかった。ヤスさんの前衛と言われるやり方にはみんなが戸惑い、彼女の容赦ない言葉に悩まされ(怯え?f^_^;)、毎日のように、ヤスさんの笑顔を自分達の演技で勝ち取りたいものだ、という思いでいっぱいだった。
宿題は一週間毎に出され、大抵、グループで即興芝居を作ってくる。成人式のある週は2人組の課題だったのか、私は同級生の森田秀君と組んで、成人式が祝日だという事もお構いなしに登校し、まだ桐朋の幼稚園を改築した実習室の廊下で、2人で名案が浮かばす頭を抱えながら「今日はさぁ〜、成人式だよね〜」「世の中、そーだよね〜」と、言いながら、必死になっていた。

それを、毎年、成人式を迎えると、ほんわりと懐かしく思い出す。

森田君は一度は文学座に行き役者の道にはいったけど、今は大阪府和泉市で鍼灸師の病院を継いで立派にやっている。
私が和泉市の大阪府立弥生文化博物館でボランティアのロビーライブをするのは、森田君が還暦同窓会で「ゲラ!久しぶりだなあ!なになに?ジャズピアニストになって頑張ってるんだ!うちの近くでもやってよ」という、このひと言で動いている。

思えば、各地の同級生の応援の思いに応えようとしてやっている音楽活動が、とても多い。

今年も。

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正月7日は過ぎたけど勿体なくて玄関に飾ったままの正月飾り。(去年のも捨てられず二つあるf^_^;)左のお花は、正月飾りを買った近所の花屋の女将がプレゼントにくれたんだ(*^_^*))





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by imamusic | 2017-01-09 10:03 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

悪戦苦闘、2日間かけてやっと出来た!新ホームページです。imamusic.orgをよろしく!   

2017年の三が日も開け、5日辺りから商店街も少しずつ店開きし、あちこちで「おめでとうございます、今年もよろしくお願いします」と頭を下げて丁寧に挨拶している風景に出会いました。あ〜、子供の頃から見聞きしている風景が、この街には残っているなぁ、といい気持。
下痢に明け暮れた年末年始でしたがなかなか治らず、散歩をしないと身体中の筋肉が弱ってるんだと思い、5日から午前中、何か用事を見つけて目的地まで往復2〜3km歩いています。そう普段なら自転車を使うけど。年の初めはオフが多くて時間もある……。テクテク歩くと、見えるものがあるなぁ。愛犬大往生以後、散歩もなかなかしなかったからね。
たっぷり寝て、毎日歩いて…の松ノ内だったので身心ともに全く元気だけれど、ビオフェルミン治療は回復遅く、仕事も近いし、とうとう昨日は病院に行きました。糖尿病でもらっているある薬は脱水症を促すので下痢には良くないから一時ストップしなさい、とビオフェルミン系の薬と明日からの仕事で困った時のワカマツ錠系頓服薬をいただき、帰る道々、烏山緑道のいつもは桜が綺麗な木の枝の先が、うっすらとピンク色、なんだか花の蕾のよう。ひょっとして…桜?!変な天気だったから…いや、まさか…。
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1995年版のホームページビルダーを使って作り、アップしていた私のホームページsound.jp/imamusic/が、そのソフトを入れている古いパソコンの動作が遅くて、去年のように多忙な年は後半期全くアップできていませんでした。
リンク先のブログやSNSは頻繁にアクセスして情報公開していましたが、私の音楽活動の真ん中にある〜平和と音楽について考える〜「さくらジャズコンサート」を私の居場所のホームページに足跡を残せない状態で、初回の1/20に行う特別バージョン「沖縄の心」の事も書けず気になっていました。
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iPhoneからインターネットのホームページへアクセス。スマホ版は無いのでパソコンと同じ画面になります。愛犬との思い出や演劇活動をしていた30年以上の思い出、多くの音楽仲間との繋がりなど、表紙を見るだけでも温かく楽しい気持になるこのホームページが好きでした。
時間的リミット近づき、一昨々日の夜、業を煮やしてホームページビルダーの最新版というのをAmazonに注文しました。早速一昨日届き、その時代に即したシステムに驚いています。
そのソフトの中の古いバージョン対応ソフトを使ってこのページをそのままアップし直す事も出来ますが、最新システムを使うとスマホ対策が自動で行え、更新もスマホから行え、しかもホームページビルダー購入者特典のドメイン取得があり、新年心機一転、思えばちょうど今年は65才を迎えキリが良く、思い切って過去を断捨離しスッキリと現在&未来型のホームページを作る事にしました。ドメインはimamusic.orgが取得できました。
それが昨日の昼ごろ。それからが大変でした。新しいソフトは「作業が簡単」と書いてあるけど、これをやりたいけどどこをどうしたらいい?という流れをなかなか見つけられず、オフの昨日を利用してやり遂げなければ!と食らいついて、結局朝6:00までかかって、温かい台所でホームページを作り上げました。

iPhoneからアクセスすると画面はスマホ版になってます。旧ホームページと比べると、犬も居ないし演劇関係も無い。ひたすら音楽活動情報のみでスッキリ。でも現在の私の実情を表しています。65才の断捨離です(*^_^*)
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メニューをクリックするとこんな感じ。きになる文字をクリックすればその先が見れます。
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「さくらジャズコンサート」のぺージもやっと出来ました。

新しいホームページをどうぞよろしく!
http://imamusic.org/

旧ホームページも今年一杯は残しておきます。





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by imamusic | 2017-01-07 11:50 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

横浜で迎えた新年0時アクションはピアノへの打弦でスタート!謹賀新年あけましておめでとう。   

横浜で新年を迎えました。あけましておめでとう!
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元旦の山下公園は、人間様の月日の区切りや季節の行事に関係なく、カモメたちが舞っていた。
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大桟橋の屋上?には人がたくさん居るのが見える。ここは新年の日の出を拝む有名なスポット。今年の元旦は穏やかなお天気で波もなく気持ちがいい。
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中華街は人々で溢れ活気に満ちていた。頑張って稼いで人生を楽しんで…そういうエネルギッシュで前向きな空気が横浜には満ちている。
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突然近くの人混みの中から銅鑼や太鼓の音が聞こえた。人だかりに近寄ると中国風の獅子舞だ。音楽、特にリズム楽器のインパクトの強さを思い知らされる。ついつい引き寄せられ集まってしまうんだなあ。
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北京ダック食べ放題の店。
元旦を、港でゆったり飛び回るカモメたちもいれば、人間様の口に入っていくアヒルたちもいる。これも人生、あれも人生か…。あ、いや鳥生、と言うべきか。

自然の生き物の生態は、我が身や人間界の鏡にも見えて、ヒートする頭が冷静になるな( ̄^ ̄)ゞ

10月オープンした横浜馬車道のpiano lounge「WAVE」で、前夜の大晦日は、カウントダウンのピアノ弾き語りライブをしました。小さな店でお客様は10人前後だったかな。オープンより月1回ライブさせていただいてる。集まるお客様は音楽好きで、手の込んだ表現もしっかり受け止めてくれるのが嬉しい。この日は大宮からトロンボーンの松本耕司さんも来てくれてコラボした。
新年スタートは、みんなで「ゴー、ヨン、サン、ニイ、イチ!」とカウントダウンし、ピアノに打弦が零時ちょうど。「とーしのはじめーのためしーとてー」と一緒に歌って祝った。
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終演後に深夜の中華街へ。ここのカウントダウンは爆竹で始まり大騒ぎだそうだが、流石に90%はシャッターが降りていた。その中で頑張っている点心売りの店は行列が出来、あったかい包子を蒸して売っていた。もちろん食べました(*^_^*) どうしてこんなに美味しいの?!そんな味でした。
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横浜市中区は今年90周年。記念のイベントがたくさんあり、WAVEを根城にしてイベントに参加してみようと思ってます。
小学校三年生の8〜9月の2ヶ月間、中区簑沢の官舎に住み、山元小学校に通ったので、中区は少しだけ馴染みがある。
横浜という素敵な街へ去年後半に縁を得て、今年はたびたび横浜へ参上する予定。
しかしながら最近、長引く胃腸炎で体力疲弊ぎみ。糖尿病と胃腸炎を治しつつ、ゆるりゆるりと参ります。
元旦の朝、iPhoneアプリらじるらじるで聴いていたNHKラジオから流れてきた一休和尚の狂歌「門松は冥土の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし」に、フフフと、独り笑いf^_^;








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by imamusic | 2017-01-02 11:20 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

11/13(日)午後、チャリティスマイル音楽会Vol.67を開催し、東日本大震災大震災復興支援として寄付しました。   

11/13(日)午後、柴崎「さくらんぼ」にて、第67回・東日本大震災被災地復興支援「チャリティ・スマイル音楽会」を行いました。
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(撮影は、鈴木俊夫さんと垂井雅夫さん)

多くの常連のお客様やミュージシャンの方達が、同日開催の新宿ジャズ祭に出演参加していたり、レギュラー会場の麻布十番と違ってご自宅から遠かったり会社の会合や色々ありというのも多く来れなかったりしたため、集まったのは通常の半分くらいの人数でしたが後から続々と駆けつけてくれた人もいて、結局18名の参加がありました。参加された方、ありがとうございました。

地震発生の14:46には「ふるさと」を全員で斉唱して、犠牲者のために黙祷しました。

今回は、レギュラー会場が改築工事のため使えず、飲食が出来て楽器も揃っていて格安な会場を探していたところ、名門ライブハウス「さくらんぼ」のオーナー岡田さんの会場費無料提供のお陰で今月も変わりなく継続することが出来ました。感謝します。参加費は千円以上という事にしていますが多額の寄付をしてくれた人がいて今回は経費も無く、参加費27,000円をそのまま寄付しました。今回67回目で私達は累計1,718,800円の寄付をした事になります。

詳細はこちら。http://japangiving.jp/c/6219





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by imamusic | 2016-11-13 23:44 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

本日11/13(日)午後、京王線柴崎駅前「さくらんぼ」で東北復興支援のチャリティセッション会をやります。   

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秋空が気持ちいい朝を迎えました。11月の第2日曜日。

あの東日本大震災から5年半の月日が流れ、大きな揺れによる家屋倒壊に加えて恐ろしい大津波が人々を飲み込み、また震災による福島原発事故は地球規模の問題を提起拡大し続けながら事故の解決を見ず、自然災害と人災を含めた大地震の被害は、その地域に住む人々の生活や人生に大打撃を与えました。

いえ、言い切ることはできません。この目で見た訳ではないですから。全てメディアの報道により知っただけの私ですが、一度だけ、現地に行ったことがあります。原発被害で村から人が居なくなった川内村の危険解除による帰村宣言に合わせた公民館イベントに、ドラマーの小出さんとクラリネットの菅野さんと共に演奏しに車で行った事がありました。途中、人気のない道、人気のない家々を眺め、周囲の自然風景は変わらない中、目に見えない程度の違和感、という不思議さを思いました。そして、被災地の人々と、報道にのみ理解する非被災地の我々とは、立場が全く違い、簡単には個人の人々の思いに心を寄せる事はとても難しいことなんだろう、と思いました。

報道による知識と現地の人々の心の有り様…この違いをまざまざと見せつけられたのが、先日のアメリカ大統領選。当ブログも含めインターネットの情報は、新聞やテレビなどの公共報道の網をくぐるように、個人から個人への情報が届く良さと怖さもあります。

そんな中、目や耳は1つしかなく、画面も1つしかないので、新規のニュースに上書きされて古い情報はどんどん埋もれてしまう。iPhoneばかり見つめながら生活し出した、特に都会に住む我々…節電になればギョッとして福島に目が行くけれど、自然に囲まれた東北の環境の中で、もくもくと復興に向けて生活している人々の事は…東京で木枯らしが吹けば、寒くなって体調も崩すけど、東北ではもっと厳しいんだろうなぁ。

そういう東京人として、せめて月に一度は忘れないように、寄り添えるように、楽しみながら集おうじゃないか、という会の67回目が、今日です。

今日はレギュラー会場が改築中の為、あちこち会場を探しました。毎月第2日曜日午後にやる、という決め事を守りたい、会費は出来る限り寄付金に回したい。誰もが毎月参加できるくらいの参加費にしたい。そうやってここまで来ました。支持してくれる人が多く、いつも満席以上の35〜50名が集います。今日は京王線柴崎駅前「さくらんぼ」が引き受けてくれました。小さな店をクオリティ高く維持する為の独自のシステム、1,500円のミニマムオーダー(飲食代)が参加費以外に必要なのが、通常の回と違いますが、私自身が「さくらんぼ」のファンでもあります。どうぞご理解頂き、今日は是非、いらしてください!

昨日は新宿ジャズ祭が開催されて、このチャリティの主催者の女性ジャズコーラスグループShoofiesと出演しましたが、今日もジャズ祭開催で、常連ミュージシャン達の多くが来られません。

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昨日の新宿ジャズ祭、新宿三丁目「どん底」にて。

今日は、もしかしたら伴奏はピアノの私だけかな?ベースがいたらいいなぁ。

観に来る人、聴きに来る人、演奏する人、歌う人、お時間がありましたら、ぜひ!






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by imamusic | 2016-11-13 08:01 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

レッスン、という名の、点と線…………   

昨日は、自宅でレッスン三昧の日でした。それぞれの抱える課題を当人と共に見つめ、思考を深めて解決していくという作業は、何故か私に向いている気がします。

発見する喜び、問題をクリアする喜び、挑戦する喜び、励ます喜び…。課題は一人一人驚くほど違っていて、また共通点もあるのだけれど、その個が輝くのを見るのは、とても興味深い。

たまには課題が当人にとってシビアすぎて重荷になる事もある。グループだと各自の様々な側面のバランスも難しい。歌のレッスンなのだけれど、そういう気持ちの問題へのアドバイスに時間を割く事も結構多い。

昨日のレッスンも、どの時間も貴重で有意義で一期一会だった。最後のコーラスレッスンでは、最初から全てが上手くいって素晴らしいハーモニーになっていた事に驚き、とても幸せだった。この一瞬の幸せを逃したくないという気持ちから、ふと、この素晴らしい瞬間を迎えられた事の原因を突き止めたくなった。

実は、もっと先に進みたい、もっと…というメンバー達の気概を受けて、数ヶ月前から歌声を録音しては細かく聞き直し、問題点を強めに指摘してきていた。ほんわかと楽しんでやっていたメンバー達は少し面食らい、その場ではすぐ解決できずに、それが連鎖して行き詰まり、励ましと落ち込みがバラバラになって不安になり全体のバランスが崩れかかっていた。昨日はそんな時間を経て数日ぶりのレッスンだったが全てが解決していた。各自が持ち帰った課題意識とそれを良い方向へマイペースの時間枠の中で修正してきた結果だ。改めてメンバー達の人間力の高さを誇らしく感じ、出会いの縁に感謝した。と同時に、「今」というのは数週間の結果なのだ、という事を思い知った。若い頃は「今」しかないような気持ちもあったが、最近は体調を整えるのに時間と努力が必要な事がわかり、今元気なのは過去数週間の生き方の結果なのだということを実感している。
つまり「今」やる事は、不安定でもそれが積み重なって未来を形作るのだ…いや、そんなこと、当たり前のことなんだけど、そういう事になかなか実感として気がつかない。

点と線、か。

昨日のレッスンでは気付きが多かった。それこそが、レッスンという仕事をしている価値。

そしてもうひとつ…生まれつき誰もが個別にオリジナリティのある声を持っている事、音楽のルールはたまたま人間が作り出したもので普遍的ではなく、本当の感動は、自分の声すなわち泉を確認しそれが自然界の中で他の事象と共に息づいているのだ、という事を受け入れる事が出来れば自ずと生まれてくるものだ、という事に気付く瞬間に立ち会える価値。

科学とは真理を探究するものだ、としたら、結局のところ、音楽も建築も美術も文学も、全てが科学みたいだな、と思ったりする。

うーーん。

数週間後が理想の私に近付くには、何はともあれ、睡眠をしっかり取らないと。またまた額にまゆ寄せて文を書き、夜更かししてしまったな。







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by imamusic | 2016-11-04 00:38 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

伊勢、鳥羽、答志島の旅、その2。   

続き。

10/10昼、三重県鳥羽の沖合近くの答志島の九鬼水軍大将が眠る首塚のある小山に登る。

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頂上は狭い広場。不思議な事に、登り切った所に配達先のポストがあった。
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頂上の真ん中の囲いの中に、文字の書かれた石と樹があった。首塚だ。
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NHK大河ドラマの「真田丸」を毎週オンデマンドで観ている。三谷さんの脚本は面白い。幸村の父昌幸は、長男次男が豊臣と徳川に分かれ、長男の機転で命助かり、紀州九度山に幽閉されながらも、最後は家族に看取られて亡くなった。つい少し前の放映での名場面が記憶に新しい。

それと全く同じことがこの九鬼の親子にもあったことを知った。こちらは徳川に着いた方がやはり嘆願して許可を得たのに、その知らせを待たずに父は自害してしまっていたのだ。なんだか、胸が痛んだ。そして、大阪と江戸との海運交通の途中、風を待つ港として船が停留し、ゆえに栄えた港町で城下町でもあった我が鳥羽の城の見えるこの山に首塚を作れとの遺言で、ここに石がある。
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この島に来た時から、空には悠々と舞うトンビが印象的だった。そして、この頂上までの険しい登り道には大きな綺麗な色をした蜘蛛があちこちで巣を張っていた。
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山を下ると途中に分かれ道があり、浜に出た。
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堤防の手前には素朴な鳥居と社。漁師さん達の?
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行きに予約しておいた波止場の近くの「まるみつ寿司」で、超ビッグサイズの伊勢海老尽くし。お造りや軍艦や味噌汁。記念に残る美味しさ!
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山に登る途中、島民たちの墓があった。享年90歳以上が多数!
歩いていると、おばあちゃん達は自ら寄ってきて「今日は寒いね、でも山の上は気持ちいいよ」などと、見ず知らずの訪問者に人懐っこく優しく話しかけてくれる。

帰りの船に乗る前に、波止場の前の小さな露店でお土産を、あまりに美味しそうなので、買った。しらす干し!
そしたら、店の女将が、くきわかめを「こうやってね」と爪楊枝三本で上手に縦にズッーと何度も引っ張ってわかめを線状にし「これを切って水に15分くらい漬けて塩抜きしたらサラダと一緒に食べれるよ」と実演するので、母が「女子は髪の毛が大切、わかめよわかめ!わかめを食べるのよ」と言ってたのを思い出し、つい買った。東京から来たと言ったら「なら、ちょっと待って」と、陳列された商品の中から乾燥くきわかめを「サービスだよ」と言ってくれた。こっちは乾燥なので1時間半くらい水に浸けて戻す、でも塩漬けではないのでそのまま、豆とか筍とかと一緒に煮るといいよ、と。商売やりとりの中に、なんとも言えぬ、母のようなあったかさを感じた。

答志島…こんな夢のような所が、日本の中には一杯あるんだろうな。ここで産まれてここで育ちここで生涯を終える島民たち。とても幸せに長生きしているように見えた。思えば2006年から、野尻湖や知床や札幌の手稲山や美唄や大分や、自然の豊かな所へたびたび行くようになり、東京育ちの私には、そこに住む人たちと自然の在りように感動し続けている。
今回の伊勢神宮と鳥羽・答志島での短期間の体験は、その中でも特に心の奥深くへ残るスピリッツを感じた。

本日夜のキンのツボ、くきわかめを小分けして、その気分を皆さんにおすそ分けしたいな。食べる五感を通じて旅の空気と感動が伝わるかしら?







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by imamusic | 2016-10-12 02:57 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)