別役実作「メリーさんの羊」観劇@下北沢「楽園」小劇場   

雨降りが続いて、色々大変だった週末と打って変わって、今日は晴れ!
いやしかし、世田谷の天気予報、15:00には気温30度だとぉ?
なにこれ?まだ5月だよ!

土曜日は、校歌練習会の前に、別役実作「メリーさんの羊」を下北沢「楽園」小劇場に観に行きました。出演者に誘われて。
この劇場、いつの間にか、本多劇場の脇に出来ていた!以前は何があったっけか?ここ。ちょうど小劇場「劇」の真向かいです。

あの渋谷ジャンジャンでのロングラン公演で、かの名優・故中村伸郎さん主演の伝説の上演。パンフレットによると、中村さんが、別役実さんに直接執筆依頼した作品だとか。「ジャンジャンという小さな空間にあった、少人数の、そしてシェークスピアり『リア王』の王と道化をモチーフにして書いて欲しい」ということだったそうです。初演の稽古中、中村さんは「これのいったいどこが『リア王』なんだろう」と笑って言ったそうです。中村さんが亡くなって8年後、ジャンジャンも2000年に閉館。閉館公演では、今回の出演者で公演、初演からずっと相手役を演じてきた三谷昇さんが、主演を、相手役を円の山口真司さんが演じてます。ほんのちょこっと出る妻役は中村伸郎さんの長女の井出みな子さん。それ以降、再演が続いています。
そう・・・「楽園」は、どこか「ジャンジャン」に似ていますね。
別役実!私はこの人の作品が大好き。この世界観。日本のベケットと言われ、不条理劇の代表作家ですが、このアイロニー、視線がものすごく好き。うまく解説は出来ないんですが、それよりも、その演劇・その台詞・それを理解した表現者の中にたたずむことによって、解説は出来ない「何か」を確かに感じるんです。今回この短い作品(1時間5分)を観て、ますます好きになった。あの岸田今日子さんも「別役作品の中で自分のベストスリーに入る」と。
三谷さん(もう70代後半)の、老境に達した名優ぶりに、これまた感動。涙が出ました。
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by imamusic | 2008-05-26 13:45 | 日々徒然 | Trackback | Comments(2)

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Commented by lavender at 2008-05-26 21:18 x
GERAちゃんも別役派かぁ…
例の息子が高校くらいから演劇凝りだして、別役実、宮沢章夫、平田オリザとか大好きでしたね。別役氏の戯曲集とかけっこう我が家にもありますよ。
私は学生時代にフォークバンド組んでいた仲間が、六文銭の小室等が音楽担当した『スパイものがたり』のコーラスで参加したということで、よくそのミュージカルの話を聞いた。だからその中の歌はほとんど知ってるわ。
舞台は見てないけど。
息子に引きづられて行ったり、会社で演劇大好きの友にお薦めのもの教えてもらったりして、一時はよく見に行ってました。
ここんとこ行ってないけど、これはというのがあったら教えてください。
串田和美と緒方拳の「ゴドー…」は役者の魅力ですごくおもしろかったけど、不条理は私はあまり見ていないのでどうかなぁ…
でも演劇ってはまるとおもしろいよねぇ。
Commented by GERA at 2008-05-28 12:21 x
なるほど、あの、息子殿のコンサートの司会のセンスは、そんなところからなんですね。どおりで私好みだと思った ハハ。
フォークバンドか。小学生時代のlaveさんを知る者としては、当然の方向だね。歌っている声や顔や動作まで、想像が付くよ。
不条理、ってのは、言葉がねぇ・・・。もっと違う訳し方、なかったのかしらねぇ・・・。「ゴドー~」はイイ台本だよね。私は印象派以降の絵画が好きだけど、抽象画の方が具象画よりも真実な気がするんだ、いつも。不条理劇もしかり、私にとっては。余韻や暗示があって、その部分に自分の気持ちを追加できるからかな?

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