レッスン、という名の、点と線…………   

昨日は、自宅でレッスン三昧の日でした。それぞれの抱える課題を当人と共に見つめ、思考を深めて解決していくという作業は、何故か私に向いている気がします。

発見する喜び、問題をクリアする喜び、挑戦する喜び、励ます喜び…。課題は一人一人驚くほど違っていて、また共通点もあるのだけれど、その個が輝くのを見るのは、とても興味深い。

たまには課題が当人にとってシビアすぎて重荷になる事もある。グループだと各自の様々な側面のバランスも難しい。歌のレッスンなのだけれど、そういう気持ちの問題へのアドバイスに時間を割く事も結構多い。

昨日のレッスンも、どの時間も貴重で有意義で一期一会だった。最後のコーラスレッスンでは、最初から全てが上手くいって素晴らしいハーモニーになっていた事に驚き、とても幸せだった。この一瞬の幸せを逃したくないという気持ちから、ふと、この素晴らしい瞬間を迎えられた事の原因を突き止めたくなった。

実は、もっと先に進みたい、もっと…というメンバー達の気概を受けて、数ヶ月前から歌声を録音しては細かく聞き直し、問題点を強めに指摘してきていた。ほんわかと楽しんでやっていたメンバー達は少し面食らい、その場ではすぐ解決できずに、それが連鎖して行き詰まり、励ましと落ち込みがバラバラになって不安になり全体のバランスが崩れかかっていた。昨日はそんな時間を経て数日ぶりのレッスンだったが全てが解決していた。各自が持ち帰った課題意識とそれを良い方向へマイペースの時間枠の中で修正してきた結果だ。改めてメンバー達の人間力の高さを誇らしく感じ、出会いの縁に感謝した。と同時に、「今」というのは数週間の結果なのだ、という事を思い知った。若い頃は「今」しかないような気持ちもあったが、最近は体調を整えるのに時間と努力が必要な事がわかり、今元気なのは過去数週間の生き方の結果なのだということを実感している。
つまり「今」やる事は、不安定でもそれが積み重なって未来を形作るのだ…いや、そんなこと、当たり前のことなんだけど、そういう事になかなか実感として気がつかない。

点と線、か。

昨日のレッスンでは気付きが多かった。それこそが、レッスンという仕事をしている価値。

そしてもうひとつ…生まれつき誰もが個別にオリジナリティのある声を持っている事、音楽のルールはたまたま人間が作り出したもので普遍的ではなく、本当の感動は、自分の声すなわち泉を確認しそれが自然界の中で他の事象と共に息づいているのだ、という事を受け入れる事が出来れば自ずと生まれてくるものだ、という事に気付く瞬間に立ち会える価値。

科学とは真理を探究するものだ、としたら、結局のところ、音楽も建築も美術も文学も、全てが科学みたいだな、と思ったりする。

うーーん。

数週間後が理想の私に近付くには、何はともあれ、睡眠をしっかり取らないと。またまた額にまゆ寄せて文を書き、夜更かししてしまったな。







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by imamusic | 2016-11-04 00:38 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

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