今年の8/15終戦記念日は晴れていた。五大路子の「横浜ローザ」を観に行った。   

8/15終戦記念日はお盆で里帰りが多く、東京は人が少なくなる。町を見渡すとスカスカした感じ。もう蝉も鳴き始め夏もあと少しという風景だ。

今年は終戦記念日でありながらリオのオリンピックのテレビ中継も毎日長時間あり、節目の戦後70年だった去年と比べて、数字のキリが悪いというだけで、ずいぶん雰囲気が違う。
テレビや新聞、最近はiPhoneの画面でのトップニュースなど、(特に都会の)人々の認識は画一的で、その、ほんの断片の更に欠片を知っただけで、世の中を知っていると誤解している人達が多いように思う。70年という節目も実はメディア情報の牽引に飲まれていたかもしれない。71年という端数の年だからと言って、重さが変わるわけでもないのに…。
幸いな事に今年の終戦記念日は昼も夜も、友人が開催した戦争反対と平和大切のテーマを持つイベントに参加出来、良かった。この日は他の事は何もしなかった。

横浜の赤レンガ倉庫…。昼はここに初めて行った。仲の良かった大学時代の同級生で今や有名人になってしまった五大路子と6月の同窓会で久しぶりに会い、8/15に「横浜ローザ」を演るよ、と誘われ行ったのだ。もう20年も続けて公演しているのに一度も行った事がなかった。
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満席だった。この会場は客席が全てフラットなので舞台が観えない時が多く残念だ。しかし私の席は劇場の中の特等席とも言うべき、演出家の座る位置だった。みっちゃん(同級生はそう呼ぶ…本名も美智子だ、路子でなく)が、気を遣ってくれたのだろう。

音楽も演出も装置も演技も、流石に淘汰され練られていて盤石な感じ。この企画への取り組み姿勢も素晴らしい。パンフレットを読み進むとみっちゃんの感じたものに共感するところが多く、結論も似ている。ただ、彼女は実際にシッカリと活動しており、私は活動において迷い道に入り込んでいる…。

パンフレットの「横浜ローザを語る」座談会というのが、とても充実していた。五大路子、山崎ハコ、山折哲雄、山崎洋子の4名。話の展開に惹きつけられる。こういうメンバー達と日々語り合いながら、スタッフの一員として、又リーダーとして、五大路子は居るんだな。1人でならたぶん数年で終わってしまっていただろう。彼女は今でも様々な自問自答を繰り返し、苦しみながら、発見しながら、続けている…うーー、尊敬する。同級生として…焦った…。それほど、とにかく良かった。自分に正直に、そして良い人達と語り合いの場を持ち多くの視点を理解して学び続ける、更に表現者としての使命と痛みを恐れずに受け入れ飛び込んで行く。そういうみっちゃんの昔と変わらない在り方を尊敬し、愛する。
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夜は作曲家の岡田和夫さんが書きおろした曲のみを歌う第一混声合唱団のコンサートを聴きに武蔵小金井南口に新しくできた宮地楽器ホールへいった。なかなかいいホール。
岡田和夫氏は50年近く前、飯倉片町にあった千田是也主宰のブレヒトの会でニアミスを何度もおかしている。こちらもあちらもお互いに知っているが交流は無かった。頭の下がる厳しい音楽活動をされている。こういう、研究発表のような活動もまた尊い。

考える1日だった。考える終戦記念日だった。そんな、2016年8月15日だった。














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by imamusic | 2016-08-16 21:09 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

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