I歯科医院の待合室にあった本「犬から聞いた素敵な話」   

11月も最終日の今日。特に異常は無いが、数ヶ月ぶり、定期チェックにかかりつけの歯医者さんに午前中行ってきた。今日はその待合室の本棚にあった本の話。
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最寄駅の経堂に近く、祖父の代から地元で歯医者を開業している友人I君が家業を継いで三代目としてやっているが、私がこの辺りに引っ越してきた10年ほど前からお世話になっている。自転車で10〜15分くらい。サンダル履きで行ける気楽さがいい。

通った学校(小中高)は違うが同学年で、都立高校の群制度の私達は新宿区(私)と世田谷区が第2学区で共通していて同じ学校群、私の同級生の小学校時代の友人がI君だったりというような妙な繋がりが幾重にもあるのだが、18才の時、彼の歯科大入試合否掲示板を彼の親友である私の親友に誘われて一緒に見に行ったのも同じ様な繋がりだった。

神田にあったその大学の近くの神保町のすずらん通りに、私の産まれる前から親戚付き合いをしていた歯医者一家Aさんがいて、友人が歯医者の大学入試に受かった事がなんだか嬉しく、彼とは関係も無いのに「そうだ!歯医者のおばちゃま(夫婦とも歯医者)に報告しよう!」と、今となっては"若気の至り"と思える行動だが、合格掲示板を見たその足で、そのA歯科医院に連れて行った。おばちゃまは嬉しそうに喜んで出迎えてくれ「ちょうど昼休みだからお祝いに一緒に鰻屋に行こう」と裏道に連れて行ってくれ、親友とI君と私とおばちゃまの四人で昼飯を食べた。1971年初春の事だ。

10年前、この辺りに引っ越してきた私に、親友から「そうだ、経堂にはIが歯医者やっているぞ、あそこに行ったらいい」と言われた途端、全く忘れていたそれらの古い記憶がよみがえり、びっくりした。それは、親友もI君も同じだったようだ。

I君は当初、シニアラグビーが趣味、と言っていたが、ある日突然、歯科大の先輩の還暦祝いに作ったバンドに誘われてエレキベースを始め、私が9月に地元の用賀アートホールでやっている「ハートフルコンサート」に出演参加するようになった。

その内その先輩の還暦祝いは終わり、バンド解散かとみえたが、今日聞いたところによると、なんと!名門ライブハウス「青山マンダラ」で最近、身内を集めてライブをした、と!
さすが、歯医者バンド!

お互い愛犬家で、犬の話でも盛り上がっていたが、今日待合室の本棚に新しい本「犬から聞いた素敵な話」が並んでいた。タイトルに惹かれて読み感動した。
亡くなった犬からのご主人さまへの思いや、飼い主から愛犬への思いなど、私にも思い当たる事がたくさん書いてあった。
ん?しかし…こんな本が新しく置いてあるなんて…I君の愛犬に何かあったかな?

診療の最後に「犬は、元気?」と聞いたら「去年9月に14才で死んだよ」と。「うちのは4月に、眠るように逝ったよ」と言ったら「うちのもそうだ、腕の中で眠るように。最後はカミさんに渡したんだ」と。(うちのは到底腕の中で看取る大きさじゃなかったなぁ〜、とは話題の主人公が彼の犬になっていたので言わなかったが。)
「死ぬのを見たらもう新しくは飼えないよ」とI先生曰く。その舌の根も乾かぬ内に「農大通りに最近ペットショップが出来たよね」なんて言っている。

犬が居る生活と、居ない生活とでは、潤いが全く違う。優しいI君は、きっと近い内に「昨日の犬の散歩でね」という話をするような気がする。






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by imamusic | 2015-11-30 21:45 | 日々徒然 | Trackback | Comments(1)

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Commented by 優夏 at 2015-12-01 20:33 x
この本きになります。Iさん!!ペットショップでは買わないでね!!

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