父の寿命を越えました。本日、還暦明け。Birthday 61th.   

新しいステージに昇った。61才だ。

父の寿命を越えた初めての年でもある。父とは同じ持病があるし同じ様な顔をしている。
額のかすかな天然パーマの縮れ具合や、足のすねの湾曲した形、骨格も似ている。
彼と違うのは酒飲みじゃない事、喫煙は止めた事。彼よりも、少しは長生きするかな?

同居し仲が良かったバイオリニストのスーパーレディ・義母は83才で亡くなる数ヶ月前までレッスンとリサイタルをしていた。武蔵野音大教授の定年70才後、嘱託で残って教えながら、自己カルテットを組み、にわかにリサイタル活動を始めた。

更に長生きした日本画家の義父は亡くなる97才までボケもせず、90才代でも80号の大作を描いていた。

戦争を体験した彼らは生きる強さがあり、完全燃焼した。

30年もそばに居て影響しあった元パートナーは酒で自滅し59才で亡くなったけど、今になって考えると彼も完全燃焼したと言える。



ふと周りを見渡すと、子供達は大人になり、遠くに居る超元気な母は彼女の世界がしっかりとあり、私は社会の中の友人達や音楽仲間達との世界の中で、暮らしている。

元パートナーの死は、年々、静かに深く私を醸造している。その死は、私の生だ。

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え?日本の女性の平均寿命が世界一で86才ですって?男性も79才?

母から「女学校の同窓会の準備が大変」とメールがあった。多少認知症の同窓生も増えてきたらしい。私達もいずれそうなっていくのでしょうね。老人ホームに慰問コンサートをしに行くと、認知症の年配の方達のほんわりとした優しさが愛おしく見える。人として可愛い。

最近は我が家の愛犬ガルバンソが日々衰えていくのを見るにつけ、生き物同士としての共感を覚える。7倍の早さで生きる彼の様子は私に多くを教示する。

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音楽は、同じテンポでずっと流れているとしても、最初と最後では意味が違う。

だがしかし、そう思うのは、起承転結や序破急の仕組みに慣らされてしまっているからだろうか?
必ずどこかに解決する統一性(トナリティー?)は、予定調和とも言われる。

もしかしたら自然の摂理に予定調和は無いのかもしれない。しかし、やはり、生まれるという始まりと死ぬという終わりがあるのだから、人として、そこに自分の存在を確認したく、やはり予定調和を信じたくなる。

愛犬ガルバンソは、自分の死をどう受け入れるのだろうか?犬が亡くなる寸前に飼い主を見つめ一筋の涙を流すという話をよく聞く。安心?感謝?その涙は何を意味するのか?終わり、という概念があるのか?そう、食事の終わりはよく心得ているようだけど。

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誕生日・・・時間や生死や歴史の真実を、もう一度考えたくなるこの日。

あーそう、長男が「誕生日プレゼント」と言って先程一枚のカードを渡してくれた。
「ありがとう」と言ってカードの裏を見る。シールをはがすと長い暗号があった。
iPhoneのApple Storeを開きスクロールして「iTunes Card/コードを使う」をクリックし、その暗号を入れた。
おお!このカードに書かれた金額分のアプリをダウンロードしたり音楽を購入したり出来るらしい。

未来もまた、面白い!

こんなことが、出来るなんて!

今日から三日間、私の音楽活動の未来の象徴とも言える福代亮樹君と、ここ数年の私の相棒山村隆一氏と、音楽三昧。これ以上ないくらい、恵まれたバースデイウィークだ。

神様、ありがとう。みなさん、ありがとう。
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by imamusic | 2013-05-17 01:22 | 日々徒然 | Trackback | Comments(4)

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Commented by lavender at 2013-05-17 21:17 x
Happy Birthday!!
私もどうやって最後を締めるのかと今まで考えたこともないことを考えるようになりました。老親3人いるせいもあるかな?
19日はダメだけど6月のキンツボはお邪魔できるかと思います。
Commented by ジュリアン at 2013-05-19 00:41 x
お誕生日おめでとうございます(^o^)/
私も、最近は生や死について意識するようになりました…
昨年は、十代の頃最初にファンになったアイドル北光次の死と、想像もしていなかった思いがけない母の死、そして親しかった同級生二人の死と…みんな癌に蝕まれてこの世から消えてしまった。
本当に寂しくなった…
これからは後悔しないように、会える時に会いたい人に会っておかないと…と思っている。
Commented by imamusic at 2013-05-26 02:50
おお!lavenderちゃん!
コメントありがとう!!

最後の締め、ね。
うんそう、私はもう子育て終わって一度締めたよ。二度目のステージの最後は、2秒後かもしれない、20年後かもしれない、新しく生きているこのステージは価値観がちょっと今までと違う。

過去はもうしっかり生きたし、今と未来しかない、とても透明な感じです。運命に流されて自然にいつの日か消えるんでしょうね。諸行無常、っていうのかな?法事がやたらと多かったからお坊さんの説教を聴く事が多く、なるほどなー、と。

3.11の地震や津波や原発の犠牲者は残って生きてる私達の身代わりのようにも感じるから、自分に出来るだけの事はして行こうと思います。

6月、来てくれれば嬉しいな。無理しないでね。でも会いたいね。
Commented by imamusic at 2013-05-26 03:03
ジュリアンさん、いつも言葉を掛けてくれてありがとうございます。だんだん、少しずつ、ポロリポロリと抜けていくのよね?
会いたい人がたとえ一人でも地球上に居るって事は素晴らしい事だわ。居る、というだけで、もう心が温かくなるし、生きる勇気が出ますね。
しかし身近な人の死って、ホント、喪失感が大きいですね。忘れた頃にまたどっと感じたりして。あの頃を思い出すととても寂しい気持になる時がありますね。

その内、私達もいつのまにか雲の上に行っちゃうんだわね。そして残った人達から、寂しいねー、と、ちょっと思われたりするんだなーきっと。

どうせなら楽しかった事や今から楽しい事を考えたほうが健康にも美容にもきっといい。私達、楽しい思い出がたくさんありますね?今となっては笑っちゃうような可笑しなこと、いっぱいあった。夏の終わりのズンダモチや蒲鉾、いつも美味しかったー。ありがとう。

まだ、もう少し、人生楽しみましょ!

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