北大山スキー部OB達との一週間。北海道ツアーに行ってきます。   

明日から、毎年この初夏の季節に行く北海道ツアーに行ってきます。
ライブツアー・・・というかどうかわからないけど、ライブじゃない、とも言えない様な、そんなスタイルのツアー。私は、このスタイルが好き。

呼んでくれるのは、北海道大学山スキー部OBの皆さん。
卒業した大分の高校の同級生がここに進学したのが縁で、数年前から演奏させてもらっている。
その話はとても面白い展開で話したいけど、長くなるので省略。

今年のスケジュールをかいつまんで言ってみよう。

7/12(木)早朝便;羽田から新千歳空港へ。そのまま大急ぎで苫小牧へ。
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このコンサート、とっても珍しいやり方で、病棟の病室のある階から移動できず、点滴をつけたまま昼食をとるような患者さんがたくさんいらっしゃるので、通常の病院コンサートのようにエレベーターを使ってどこかロビーや広間などの一箇所に集まってくるというのではなく、私と楽器や機材自体が移動して回る、というスタイルなのだ。
この病院は、何かとてもアイデアや工夫を前向きに取り入れて生き生きとやっているように見受けられる。副院長は山スキー部OBだが、モンブランでスキー滑走中に足を滑らせて氷河のクレバスに落ち低体温になって奇跡の生還をした人その不思議な体験を是非読んでみてください(pdf)
奇跡の生還は、彼の意志の強さにもよる。生還後にこの病院設立に参加し、リハビリの患者さん達に、やれば出来る、ということを示すため100kmマラソンなどに挑戦している。その生きかたには私自身も叱咤激励される。明日は、買って10ヶ月というアルトサックスを一緒に演奏してくれるとかで、今特訓中だそうです。

7/13(金)、北海道大学の音楽講座を今年も頼まれたので後日行きますが、その時にiPhoneアプリのirealbを大画面にミラーリングで投影して学生さん達に紹介したいので、その打ち合わせに北大博物館に行きます。(講座は7/24。去年同様、チェンバロでジャズ演奏をしながらの講義です。)

7/14(土)、いよいよ旅の目的、手稲山のパラダイスヒュッテの庭での野外ライブです。去年の北海道ツアー写真はここ。

ここで帰るつもりでしたが、今年は旭岳雪崩遭難事故追悼集会40周年式典に参加することになりました。同級生M君が二年生の時、山スキー部で旭岳に行って雪崩にあい、二つのテントのうち一つが完全に潰されて5名の学生が亡くなったそうです。2年ですから20才。そんな若い時に仲間の学生が目の前でそんな事になるなんて。きっとずっと背負って生きてきたんですね。毎年やるそうですが今年は40周年で、大きな節目、遺族の方たちも高齢でこれが最後かも、というので、在京山スキー部OB忘年会ライブでお会いした犠牲者の年取ったお母様のことも思い出し、縁を感じて参加することにしました。

7/15(日)大雪山旭岳温泉:北海道教育大大雪山自然教育研究施設にて、旭岳遭難40周年記念式典前夜祭に参加。山の歌の伴奏担当。

7/16(月祝)旭岳盤の沢にて、追悼式典。(ここに行くにはロープウェイに乗り湿地を通るのでしっかりした長靴を持参するように、とのことです。)どうしてこんなところで遭難?と思うような素敵な高山だそうで、だからこそやるせない。この事故を知って雪崩研究に一生を捧げた先輩(若林隆三さん)もいます。彼の開設している長野県白馬の「アルプス雪崩研究所」にも行きました独学でピアノの弾き語りをされる方で、スキー部創世記の山の歌指導係だったそうです。

7/17(火)帰京予定。


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この後、また授業の為に7/23から札幌に行きますが、愛犬が寂しがるので一旦帰宅します。



その愛犬、今日はなんと!初めて海岸に行ったそうです。昨夜は23:00から自宅で次男の誕生日パーティー飲み会をしました。長男がやっとこさっとこ「その日」のうちに来訪間に合い、話が盛り上がり、今日は偶然二人とも仕事休みだったとかで、レンタカーで由比ガ浜まで愛犬のセントバーナードを連れて行ってくれたようでした。

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もう10才半のセントバーナード。最近は足があんまり上がりません。引きずるほどではないけれど。ちょっとした段差は嫌がり、立ち姿を後ろから見ると足がプルプルしてる。なんだか顔付きも、とーっても年取った。海岸にはたくさん犬が居たようだけれど、そういった自分の老いぶりの自覚症状は無いようで、気分だけは強いイヌ!紳士な犬達を横目に。ウーー、ヴァンヴァン、と吠えていたそうだ・・・アセ。

そろそろ、コヤツとも別れが近い。長い付き合いになると情が深くなる。たぶんヤツが逝った時やその後よりも、今現在の方が別れのイメージを持っていて、私はついしんみりしてしまっているような気がする。

でも、イヌの人生、いや犬生、は短いけれど、人間は長い、とも言えない。
今日、産まれて6日目で死んでしまったパンダの赤ちゃんの報道を見て、不思議ととても胸が痛くなった。なんでだろ?衆目の注視を浴びてのパンダ親子の生態観察と多額のお金と国交まで含んだ様々な想い、このパンダの一件は複雑で、私にとっては多くの連想と学びに発展する。私の3回の出産と子育てはなんとか無事に済んだが、成長するまで同じ様な心配は常に孕んでいた。シンシンの無垢な母性行動も頭でなく同一体験の記憶で種を越えた共感がある。

産まれる、という事の無条件に幸せな感動と、亡くなるという事の喪失感や無念さ、心の痛みの、この対極的な気持ちの動きは何を意味するんだろう?

一緒に生活したバイオリニストの義母の葬式で、お経が流れて焼香が始まった途端に急に悲しくなって涙が止まらなかった。パンダが産まれた時はワクワクした。浅草ジャズ祭で来日していたアメリカのバンドが物凄いグルーブ感で演奏しだしたのを客席で聞いていて、それがどれほど凄いかを力説していた1年前に亡くなったパートナーを思い出し、一緒に共感する相手が居ない寂しさが突然心に吹き荒れ、涙が止まらなかった。そうやって人の生死に遭遇し強い感情を体験して自分自身が以前より強く穏やかに成長していくのを感じるようになった。

あ・・・今日は東京では盆の入り、か。昨日おがらを買ってきて迎え火を炊いたので、三途の川からこちら側に空中を霊が飛んできてるのかもしれない。明日は格安チケットで北海道に飛ぶのだから、呼ばないでほしいな。
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by imamusic | 2012-07-11 22:58 | 日々徒然 | Trackback | Comments(2)

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Commented by ジュリアン at 2012-07-11 23:24 x
気をつけていってらっしゃい!
楽しんで来てください。
私は6歳の時に、札幌から内地(本州)に船で渡り、宮城で暮らし始め…それから○十年もの間一度も北海道に行っていません。
GERAさんは、行ったら忙しいのかもしれないけど、蟹やら何やら新鮮でおいしいものを食べて来てくださいね~!
Commented by imamusic at 2012-07-13 17:54
ジュリアンさん、札幌で産まれて幼少時に育ったのですね?今、北海道大学の総合博物館の中にいます。もうすぐチェンバロと歌のコンサートが始まります。観客席にいます。

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