友人の俳優;伊川東吾氏(在ロンドン)が出演した英国Radio番組「震災地の細道」(3.12朝放送済み)の紹介。   

友人にイギリスでドラマカンパニーを興し長く活動している伊川東吾さんという素敵な俳優さんがいます。大学の先輩で「黒テント」初期には俳優座養成所卒の先輩達に混じって俳優として活躍していました。素晴らしくハンサムでクールなナイスガイ、そして私の元パートナーの同期の仲良しでした。その伊川さんから、先週久しぶりに、海を越えてはるばるメールが届きました。

それによると、古くからの友人 Stephen GillさんがBBC Radio 4 のために制作した番組を日本でも聴くことができる、とのこと。芭蕉の『奥の細道』をできるかぎりたどりながら東北大震災の被災地を訪れた旅の話で、伊川さんも芭蕉の句や短歌を日本語と英語で読んでいる、と。時間があったらぜひ聴いてください、とのことで、インターネットで聴けるらしくURLが書いてありました。

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スティーヴン・ギルさんからの情報

SUNDAY, MARCH 11, 16:30 (G.M.T.), repeated SATURDAY, MARCH 17, 23:30 (G.M.T.)
B.B.C. RADIO 4, ‘THE NARROW ROAD TO THE DISASTER ZONE’ 震災地の細道(28分)

このたび、BBC英国放送のラジオ4局で、私が作ったラジオ番組が、日本時間の March 12 (Mon.)3月12日の 朝01:30 と March 18 (Sun.)3月18日の 朝08:30に放送されます! ライブで聞くならばここで: http://www.bbc.co.uk/iplayer/console/bbc_radio_fourfm 12日から一週間くらいの間は、 http://www.bbc.co.uk/iplayer/radioでいつでも聞いていただけます。 Nで始まる番組、もしくは ‘Narrow’とか‘Narrow Road’ を右上のsearch box に入れて検索して結構です。
(期間内にここで聴けます。)

ギルさんからのメッセージ

震災地で募金を大事に賢く使ってサポート活動をしているボランティア・グループへ募金をなさりたい場合:It's Not Just Mud http://itsnotjustmud.com/cant-volunteer-donate/ をお勧めします。少しの間だけでしたが、私もINJMのボランティアに参加しました。この取材での写真が私の Facebook pageでご覧になれます: http://www.facebook.com/media/set/?set=a.244391975643866.58666.100002191964463&type=3 .

I hope you enjoy the programme.ラジオ番組を楽しんでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。
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早速聴いてみました。もうオンエア時には間に合わなかったので、インターネットで聴きました。
(もし聴いてみようと思うのなら急いだほうがいいです、もうすぐ配信が終わるらしいので。)
殆どが英語ですが、伊川さんか時々日本語で俳句を言い、英語でも言っていました。

俳句の奥ゆかしさ、暗示的な宇宙観が好きです。これを理解する外国人がいるというのが不思議だし誇らしい。やはりアメリカではなくイギリス、なんだなー。俳句のルール性と音楽のルール性は似ている。伊川さんの朗読は低音で深みがあり「夏草や 兵どもが 夢の跡」というくだりとその前後の文章の間合いや発し方は絶品。なおかつ聞き覚えのある懐かしい声だったので、あっという間にタイムスリップしてしまい、この場合の「兵ども」は東北大震災の犠牲者のことをもイメージするけれども、彼の声を聞いたとたん「兵ども」が、亡くなった元パートナーや現世にまだ生きている朗読者本人・私も含めた者達のように思えた。
私達の青春70年代のあの頃…伊川氏のアパートに元パートナーと呑み耽った後何度も泊まったっけ…二人はお互いを理解する親友だったようだ。アルコール依存が酷かった晩年の元パートナーは理解者が周囲に居ない状態が長かったので、彼が輝いていた時代に理解しあっていた人達と久しぶりに会うと、彼が死んだってそれほど悲しいとは思わない、という鈍感頑なな私の心が急に折れて、涙がわらわらと出てくる。もしかしたら、やっぱりこれは、哀しい、という心持ちなんだろう。哀しい、というのは、愛と似ている。それはちっとも冷たくなく、温かい。

悲しみ、というのはすぐにはやって来ない。ふとした時に、喪失感が心に広がるのだ。東北の人達だってきっとそうだ。すぐに答えを出してしまわないと気が済まないマスメディアの書き手の方達。俳句の精神のように、そっと見守り自然界の摂理の宇宙へ言葉を転化してむしろ科学的にいたわり発展させていくような風潮、日本の心、を育む事は出来ないものか?
トモダチ作戦だとか、ボランティア精神だとか、最近は海外の人達の方がよっぽど古きよき時代の日本精神に近い。









http://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/b01d26qk/The_Narrow_Road_to_the_Disaster_Zone/
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by imamusic | 2012-03-20 01:33 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

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