山に魅せられた侍、N氏、眠る   

先月中旬、北大山スキー部OBの集まり「かんばの会」が行なわれた日本最古の山小屋、北海道テイネのパラダイスヒュッテに、病をおして東京から強行参加したN氏(69才)が居た。
d0135567_450082.jpg

d0135567_4393186.jpg


私は持参したエレピ(エレクトリックピアノ)で演奏した。じっと聴いていてくれたN氏。
d0135567_444274.jpg


癌だということを自覚していながら、発病一年半、2月には定山渓でスキーもしたという。少し前までは、カナダでヘリコプタースキーもしていたというからすごい。

OB達で「山の歌」のCDを作る企画があり、彼のトークも急いで録音しようと、一昨日午後は、8月上旬から入院中の東京の病院へ録音機を持って駆けつけた。前日はしっかりした声で「録音する!」と意欲的だったらしいが、この日はもう声が出なくて目配せで「やる気」を示して見せてくれた。しかし・・・同伴したM君から深夜メールが入った。「20:43、お亡くなりになったそうだ」。

病院に同伴したM君とS君が、眠っている先輩のN氏のむくんだ足をさすったり、山を愛する同輩ならではの内容の優しい言葉をたくさんかけていた。高校同期のM君は、私が今まで見たことも無いような慈しみの表情を浮かべ、山男達の情の深さを知り、去年末からずっと続いている北大山とスキーの会の魅力的な精神とのふれあいに、ますますのめりこみそうになった。

告別式には地方から先輩後輩が駆けつけ、「山の歌」をみんなで歌うとのこと。
やりたいことをやり尽くしたN氏の顔は満足げで穏やかだったとか。合掌。
[PR]

by imamusic | 2009-08-21 05:02 | 日々徒然 | Trackback | Comments(2)

トラックバックURL : http://imamusic.exblog.jp/tb/10127719
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ヒゲ裏磐梯案内人 at 2009-08-22 07:07 x
 N氏は幸せだったと思う、ご冥福をお祈り致します。

 人は誰もがこんな宿命を持って生きている、山親爺も冷静沈着な心でその時を迎えるたい、しかも尊敬され恰好よくそのために日々を頑張っているのです、あと何年あるかな~。
Commented by GERA at 2009-08-24 02:44 x
本当に、最後までたくさんの山スキー仲間に囲まれ、「山の大尉」という歌の力強く愛に満ちた仲間達による歌声に包まれて、N氏は自然に帰りました。幸せだったと思います。

<< 今日はボイトレ集中講座最終日・... ただいま。野尻湖は涼しかった! >>