北海道ツアー2017   

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2017.7.16札幌シルバーロッジにて。

2017年7/13---18、北海道に渡った。2009年以降、7月は北大山スキー部OBの会のイベント関連に参加しそこでライブをさせてもらっている。それは北海道に行く初めてのチャンスだったので、到底会うことは無いと思っていた美唄や苫小牧の親戚が喜んで、一同に会したものだ。
それから毎年、彼ら山男の集いに参加するのがメインだったので、北海道とは→山小屋=山男達=大自然=山の生活の話=山の歌、というイメージだった。写真は2012年7月。手稲山パラダイス・ヒュッテにて。
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同時期に札幌市内では、レイナードバーンスタインが始めたクラシックミュージックのコンサートやワークショップが一ヶ月ほど開催されていて世界中の人たちが集まっているのを山の上から遠く眺めていたが、それに絡まるように毎週週末開催のような形で開催しているジャズ祭もあるという事を、山スキー部OBの長沼さんがやっている札幌のスイーツ「きのとや」が裏表紙一面の広告スポンサーで協力しているのを見て知り、出演参加したいものだと見ていた。
日野皓正、秋吉敏子、ケイコ・リー、など超有名な招聘ミュージシャンの立派な有料コンサートもたくさんあったが、7月半ばの週末に応募して審査が通り出演参加費を支払えば出演可能な「パークジャズ」というのがある事を発見し、ご実家が函館だということで人脈も演奏も心強いトロンボーン奏者の松本耕司氏とのデュオ「いまむら直子VS松本耕司Duo」を組んで、音源や写真や履歴書や活動報告などをやっとこさまとめ、去年の春にメールで提出。見事合格(f^^;)?して、去年から出演し始めている。写真は今年の7/15「グランドホテル札幌」別館ラウンジバーにて。
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似たような画面になってしまうが、次の写真は二つ目の会場「JAMUSICA」にて。
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私の渡道目的のメインを去年からは「SAPPORO CITY JAZZ」に変え、今までの関連ライブの一つで叔父が住む苫小牧でのライブも継続している。写真は7/14苫小牧信用金庫・通称とましんの二階にある市民サロンでのコンサート終演後。
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また松本氏が新たに繋げてくれた地元の「ジョニー黒田とデキシープリンス」が、わざわざ我々の為に市内のライブハウスで開催してくれるセッションライブも、加わった。写真は7/17札幌市内ライブハウス「D Bop」で。
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今年はそれに、山スキー部が開催する新たなイベント「シルバーロッジJAZZ LIVE」が加わった。写真は7/16札幌市内山の手の「シルバーロッジ」にて。
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駐車場から獣道のような山道をえっちらおっちら重い電子ピアノやスピーカーセットなど一人で運ぶ高校時代の同期生・北大山スキー部OBの森君。いよっ!!山男!
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同じく山スキー部OBで苫小牧東病院副院長の船木先生も到着。7/14昼間は毎年恒例の苫小牧東病院緩和ケア等病棟4棟巡回コンサートを行いラストの会場にはその日の診察を終えた船木先生が滑り込みセーフで、数年前に患者さんのリクエストで始めたアルトサックスのジャズ演奏を、我々デュオと合奏した。この日7/16のシルバーロッジライブでも同じ曲を披露。先輩達から驚きの賞賛を浴びた。
因みにこのRolandの電子ピアノは、最近は苫小牧東病院に保管してあった山スキー部所有のものだが、今回は病院から車で森君が運んだ。今後はここに保管するのだろう。ということは、度々行かなければ!
私のテクニクスの電子ピアノを2009年から数年間、東京から車で森君が運んでくれていたのを、山スキー部の経費で買ってくれたものだ。そのとき機種選択を任されたので渋谷のイシバシ楽器に行きあれこれ試し弾いて選んだんだった。
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シルバーロッジジャズライブの第2部は、数十年前の学生時代ここに居住した山スキー部OBを中心に、やっぱり山の歌を歌うことに。山に登って降雪や吹雪をやり過ごすためテントの中で多数の部員達と一緒に過ごす時間のほとんどは「山の歌を歌う」ことだったとか。このシルバーロッジは去年から学生の居住希望者がいなくなり、ロッジの新しい存在価値を求めて、今回近隣の住民を初めてご招待した。結果、客席は25名ほどになった。子供達5名を含む住民の方々は興味深く楽しんでいた。山男達はもう孫のいる方も多く、子供達の室内探検を上手に遊んであげていた。これがとても未来に光を見るようで嬉しい出来事だった。住民の一人から「What a wondeful world」のリクエストがあったが、まさにうってつけで、歌いながら何か感動していた。
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このシルバーロッジライブと終了後の打ち上げパーティ、そのまま宿泊、翌朝一緒に山男風の朝ごはん・・・これで、去年は手稲山に行かずに抜けてしまった山スキー部との絆がまた深まった。嬉しい事。前向きにとにかくやってみる・・・これが良い方向に進んだ。

夏の北海道に行ってみたい、何かきっかけがあればいいのに・・・と思っていた東京の友人達は、2009年からの私のこの北海道ツアーに「スタッフで同行」という感じで毎回、ボーカルやコーラスの生徒さん達、同窓生などが参加するようになった。
山スキー部関連の当初2009年は、北大の博物館の庭の野外ステージでも演奏のチャンスが与えられ、当時川崎在住の森君が私の自宅から新潟・小樽周りのフェリーを使って車で札幌の手稲山まで、スピーカーセットや電子ピアノを運んでくれた。会場作りや音響セッティングやチェックを、同行のみんなでやった。
ジャズ祭参加にしてからは、東京から同行する顔ぶれが変わった。いつもジャズセッションに遊びに来るアマチュアの方々が我々のステージにゲスト出演するという形で、去年はソプラノサックスの青木まゆみさんとアルトサックスの大西正則さん、今年はボーカルのMOTOKOさんが参加。MOTOKOさんは、会場のグランドホテルの素敵なラウンジバーで耳の肥えた観客の前で素晴らしい歌唱を披露した。
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最後の日の「デキシープリンスライブ」終演後、打ち上げがあり、リーダーでドラマーのジョニー黒田さんが車で松本耕司氏と私が宿泊するシルバーロッジまで送ってくれたついでに、ロッジを一目見ますか?と誘った。「ぜひ後学のために」と黒田さんと板谷大さん(ピアニスト)が登ってきて驚いていた。札幌市民でもこのシルバーロッジの存在は知る人は少ない。室内に入り学生時代に遭難した人たちの写真がたくさん飾られた独特の空気感のあるロッジの窓からは札幌の夜景が眼下に美しく光る。留守番していた森君が色々説明した。黒田さんの純粋で早く深い理解力が嬉しかった。このロッジの北大山スキー部の文化が、札幌の街で大活躍する音楽家の市民という全く異質な人たちに伝わった瞬間。きっと何か・・・そのうち・・・何かへ。
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# by imamusic | 2017-07-21 13:18 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

Europe tour 2017-5.18-30 with Dixie Showcase 3   

It's now the last reported.
さて、最後の報告だ。

Japan season now, changes in the hot summer.
日本の季節はもう、暑い夏に変わった。

A sentimental mind was blown away in the summer sun.
センチメンタルな心は、夏の太陽に吹き飛ばされていった。

Memory is overwritten instead I know the news, sinking to the bottom of my heart.
新しいニュースを知る代わりに記憶が上書きされ、心の底に沈んで行く。

Its memory some day become a legend.
その記憶はいつしか伝説になっていく。

オランダのユトレヒト駅で待ち合わせた、我々デキシーショーケースの友人ウィリアムさんと、再会した。それから先は、彼のコーディネートによる「豊かなオランダの風土をゆっくり体験する五日間」だ。
マイクロバスのような10人乗り位の「TAXI」に乗り、どこまでも地平線が見える起伏のない土地オランダ南部の道を走る。広い農地や牧草地、その中に時々ポツリと見える本や写真でしか見た事がない美しい風車小屋、日照時間の長い昼間をのんびりくつろぐ牛や羊達、細い飛行機雲が時折伸びていく青い空…ふと地球以外の惑星に来たような感覚、そこで息をしている自分…その心を洗われるような違和感に全員が無言の感動を覚えていた。
五日間もあるんだから途中でパリにも行ってみようよ、と旅立つ前に提案していたメンバーを引き留めたウィリアムさんの真意がやっと実感出来た。

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なんでもないようなこの風景。日本のどこかにもあるような…だけど、ここはここなりの空の色、植物、人々、建物、生活、空気感がある。旅も終わりに近い自由時間に、マーズ川の土手をサイクリングした。太陽は熱くて強くて、タンクトップにジーンズの短パンにサングラスでノーメイクのポニーテールといういでたちだった。お陰でハワイ帰りのように腕も顔も焼けた。
が、実はまさにこの景色が、帰国後毎晩、寝入る直前にフラッシュバックしてまぶたに映っていた。眠る前に、ここ南オランダの、鳥の声や木立を吹き抜ける風の匂いや川のキラキラ光る水面の遠景、印象派絵画のような風景が、現実と天国の間のような透き通った幸せを連れて、東京の私の布団の上の私まで押し寄せる。
このヨーロッパツアーの最大の宝は、私にとってはこの風景だったのだ。
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私達は遠くまで続く山の無い平坦な土地オランダを自転車であちこち回った。
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近くの中世の街並みのお祭りにも行った。古い風車小屋が今も稼働していた。
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最終日は川辺のウイリアム邸の庭で、彼の大学時代のバンド友達も集まってデキシーショーケースとセッションを楽しんだ。バーベキューを楽しみ、彼の家の桟橋から川に出て泳いだり、カヌーやボートを楽しみ、芝生の庭にテントを張った臨時ステージや、どこかに飾られていたらしい90年前の大きなボートを借りてきて動かしそれに乗ってのセッション。これは全く信じられないサプライズで、他のどこにもない夢のセッションだった。
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音楽が与えてくれたこの幸せを、私達はあの世まで持っていく。










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# by imamusic | 2017-07-18 17:15 | 日々徒然 | Trackback | Comments(0)

いまむら直子VS松本耕司Duoで、北海道サマーツアー7/14〜17、今年も行ってきます。   

7月に入った途端、猛暑になった東京。暑いです。そしてまだ梅雨も抜けきらない高い湿度。
蚊取り線香、うちわ、よしず、浴衣、縁台、風鈴、そして・・・ビール?高校野球?・・・そうそう、子供の頃、昭和30年代はそろそろ蚊帳を吊っていたな。
日本の夏、東京の夏、日陰が恋しい、時折吹く涼しい風にホッとする。7月も半ばになると、そろそろ花屋さんか八百屋さんの店先にお盆の迎え火を焚くおがらや精霊馬のナスやきゅうりの入った籠が並ぶ。嫁ぎ先の義母はその昔、つまり終戦前後、産んだ赤ん坊が二人もすぐに亡くなり、やっと育った三人目の一人息子の我が旦那様の命が宝物だった。義母から見れば男ばかりの三人家族の中に、たった一人の嫁の私は更に三人も男の子ばかりを授かり、しかも義母と私は音楽家同士で教えたり演奏したり練習したりそれによって稼いでやりくりしたりと男勝りの多忙生活。そんな中、毎年この季節は二人で墓参りをし、迎え火送り火を庭先で焚き、仏壇へのお参りをしていた。男どもは促されて神妙に続いてやっていたっけ。たまたま、旦那様が7/13の誕生日で亡き兄姉が新盆に生まれ変わりを授けたとも思ったのだろう。7月半ばはいつも、1週間ほど我が家はお線香の匂いに包まれていた・・・。そんなわけで、義母との長い習慣からこれは女の仕事という気持ちが残り、特別な霊感も感じる月で、亡き魂に導かれ自らの生き方を襟を正して問うような改まった月だ。亡くなった人達に比べれば猛暑の大変さはむしろ生きている証拠。そんな7月がやってきた。空の上には、そろそろ10年前に亡くなったあの旦那様も、まだかいな、早く迎え火焚いてくれよ、と酒瓶片手に三途の川の向こう岸でうろうろ待機しているようだ。

そんな7月半ば、旦那様が亡くなった2年後から毎年北海道ツアーを行なっている。一昨年までは北大山スキー部関連の行事や訪問ライブで、山小屋や病院やホテルや北大キャンパス内で演奏させてもらっていた。時には昔部員が山で雪崩遭難した場所まで一緒に登り追悼したり、年配の山男たちと山小屋で寝泊まりして面白くて深い話をたくさん聞いたりした。
去年から、同時期に札幌市内でジャズ祭をやっている「SAPPORO CITY JAZZ」に出てみようかな、とふと思い、演奏音源や履歴書を送って、プロアマが自由に参加できる「パークジャズ」というのに応募した。運良く通り、東京から最近デュオを組んでいるトロンボーン奏者松本耕司さんと共に出演した。それに絡めて今までも北大関連のツアーでは寄り道して演奏していた所に再び続けてライブを組んだ。
今年は北大山スキー部の方も山小屋ではなく札幌市内の部所有のシルバーロッジでの演奏も加わった。

いくつまで出来るかな、北海道ツアー。今年はまだまだ元気で回れそうだ!!

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「SAPPORO CITY JAZZ」にはDuoのゲストとしてMOTOKOさんも共演します。


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お近くの人は、ぜひ遊びに来て下さい。各フライヤーに予約の連絡先も載っています。








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# by imamusic | 2017-07-04 13:29 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)